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けんちゃんのAI Quest攻略日記#18「ワールドAIコンペティション表彰式を開催しました!」

こんにちは!デジテック運営事務局のケンタです。
本日は、やまぐちAI Questの開始から629日目です。攻略日記もいよいよ18回目を迎えました。今回は、3月11日(土)にY―BASEで開催しました「ワールドAIコンペティション YAMAGUCHI」表彰式の様子をお伝えします。 

 10:30~11:00 入賞者の表彰
 11:00~11:40 入賞者によるプレゼンテーション
 11:40~12:00 特別講演
 12:00~12:30 交流会

はじめに

表彰式では12月16日(金)~2月16日(木)に開催したコンペ結果や入賞者の表彰、入賞者プレゼン、さらに、本コンペの開催パートナーである株式会社SIGNATE代表取締役 CEO 斎藤 秀 様から特別講演をしていただきました。
まずは、本コンペの主催者を代表して、山口県デジタル推進局 永富局長からご挨拶をいただきました。
『山口県では、デジタル人材の育成に向けて、様々な取組を進めています。その中でもAI人材の育成は非常に重要な取組テーマと考えています。その取組の一環として、国内外の優秀なAIモデルの獲得による課題解決と県内の高度なAI人材を発掘・育成するため、今回のコンペを開催しました。コンペに御参加された皆様には感謝申し上げます。投稿されたAIモデルが、本県の道路維持管理の効率化、高度化へ繋がることを大変期待しています。また、皆様にはAIの開発手法や今後の活用の可能性について理解を深めていただくとともに、それぞれの分野におけるDXの推進に積極的に取り組んでいただくことを期待しています。』

あいさつ(永富デジタル推進局長)


おさらい(コンペの概要)

テーマは「ドライブレコーダーの動画データを分析して、補修が必要な施設を検出するAIモデルを作成しよう!」です。山口県内を走行した車両に搭載されたドライブレコーダーの記録画像を分析して、要補修施設(道路標識、区画線、道路照明)が存在するか否かを検出するAIモデルを作成して、その精度を競うコンペです。画像認識でもかなり難易度高めのタスクです!
一般部門】2004年4月1日以前に生まれた方
U18部門】2004年4月2日以降に生まれた方
開催部門は「一般部門」と「U18部門」の2つです。全国の熱い想いを持った若者が集まり、競える場を提供したい!いう想いから、SIGNATEコンペでは初開催となる「U18部門」を設けました!

コンペの結果

〇参加者528名(日本語圏93%、英語圏7%)
〇投稿チーム88チーム(一般部門84、U18部門4)
〇モデル投稿件数1715件
開催結果は、このようなカンジでした。
国内外の多くの方から多数のモデル投稿をいただきました。まさに山口県の課題解決への熱い想いをいただいた、と思い做しているところです!


 入賞者の表彰

総合順位とU18部門のそれぞれ上位3チームに、賞金山口県特産品が贈呈されました。今回は入賞者6名のうち3名の方に表彰式会場にお越しいただき、直接表彰することができました!
 〇総合1位 hrokamo さん(賞金20万円+山口県特産品)
 〇総合2位 ym36 さん(賞金10万円+山口県特産品)
 〇総合3位 sotam2369 さん(賞金5万円+山口県特産品)
 〇U18部門 Ferretelic さん(1万円ギフト券)
 〇U18部門 月華 さん(5千円ギフト券)
 〇U18部門 koron1243 さん(3千円ギフト券)

U18部門1位「Ferretelic」さん


プレゼンテーション

表彰後、U18部門1位「Ferretelic」さん、総合順位3位「sotam2369」さん、総合順位2位「ym36」さん、総合順位1位「hrokamo」さん、4名の方からプレゼンテーションいただきました。
どのようなアプローチでコンペに挑戦したのか、推論速度よりも精度を重視した解法などについて発表があり、その後、質疑応答がありました。
プレゼン自体はもちろんですが、質疑応答のあたりになると筆者にはかなりレベル高めの内容でした!ただ、ハンズオン講座を陰ながら拝観させていただいた賜物で、話半分くらいはなるほど!と合点することができました!


特別講演

プレゼンが終わったところで、株式会社SIGNATE 代表取締役CEO 斎藤 秀 様から『AIの現在 ~トレンドと将来性~』をテーマに、今話題のChatGPTなど、ビジネスにおけるAIの活用に関するトレンドと将来性について、特別講演をいただきました。

特別講演(株式会社SIGNATE代表取締役CEO 齋藤 秀氏)

『ChatGPTなど「生成AI」の利用は日常的になり、プロンプト次第でより効率的な作業が可能となることから、専門的な人材・分野ほど重要。
今後、目的設定能力AIを調整する能力が重要となり、AIエンジニアはますます重要な存在になる。今からAIの社会実装が本格化します。』
という大変貴重なお話をいただいたところで表彰式は終了です。
表彰式の動画は次のとおり公開されていますので、是非ご覧ください。


交流会

表彰式の終了後、現地視聴者の方と入賞者の方、そして特別講演いただいた斎藤様との交流タイムを設けました。
予定の時間をオーバーして、皆さん、活発に情報交換されていました。
話が尽きず、そのまま山口の名物、春来軒の元祖「ばりそば」をご一緒された方々もいらっしゃいました。皆さん大変お疲れ様でした!

地元TV局のインタビューを受ける「Ferretelic」さん


あとがき

ということで、コンペ表彰式は終了です。
振り返ると、本当に長い1年間でした。コンペテーマの設計に半年以上を費やしても開催時期が見通せずに冷や汗を掻いていたり、用意したデータセットが不均衡である等々、担当者としては反省点が多々ありましたが、記念すべき第1回目としては、Not bad.であったかなと感じています。
今後、もちろん第2回目のコンペも開催したいと思っています。
次回は、もっと県内からの参加者を増やしたいなー、とか、県内からの参加者を表彰したいなー、であるとか、高校生なら表彰できそうかなー、などと思いつつ、今回はこのあたりで終わりとさせていただきます。
是非、次回の表彰式でお会いできることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。