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今年もやります。シビックテックチャレンジYAMAGUCHI2024

こんにちは。先週に引き続き、たかポンです。
 
今回は“シビックテックチャレンジYAMAGUCHI“についてです。
 
2021年から開始したシビックテックチャレンジYAMAGUCHIですが、過去3年間で23の課題に対して、デジタル技術による課題解決を行ってきました。
 
先日、実証後の実装・導入の状況を調べたところ、約6割の14件で実装が確認できました。
 
本事業は、デジタル技術を活用して地域・行政課題を解決するための実証を行う事業であり、実証後の実装や導入を必須条件とはしていません。なので、半数以上が実装につながっているということは驚きでした。
 
行政と企業のマッチングがうまくいっている証拠ですね。
 
さて、そんな“シビックテックチャレンジYAMAGUCHI“ですが、4年目を迎えた今年もやります!
先月21日に今年度の課題の公表と企業募集を開始しました。

2024年募集テーマ一覧

今年のテーマは、市町が3、県が5の合計8課題です。

課題の詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
 
【シビックテックチャレンジYAMAGUCHI】
https://cc-yamaguchi.jp/

 
今回は県・市町1課題ずつ紹介します!

若者にとって魅力的な就職支援サイトで若者の県内就職を促進したい!(山口県労働政策課)

山口県の昨年度の求人倍率は1.49倍と全国平均を0.2倍ほど上回っています。

求人倍率が高いことは良いことと思われるかと思います。もちろん良いことなのですが、企業の側から見ると、それだけ人を探している。働く人が足りていないということになります。
 
県では、県内企業の企業情報や求人情報の発信を独自の就職支援サイト「やまぐちジョブナビ」を用いて行っています。

開設当初は最新の取り組みでしたが、時代の流れとともに、最近の若い方は「やまぐちジョブナビを知らない。」「知りたい情報が載っていない」など、なかなか苦戦を強いられています。
 
「やまぐちジョブナビ」自体はなんども改良を重ねながら、若者のニーズに合ったやり方を模索してきましたが、登録求職者は伸び悩んでいます…
 
そこで、シビックテックチャレンジを活用して、企業からの提案や新しい取り組みにチャレンジしたいというものです。
 
求職者、求人側双方に使い勝手の良いウェブサイト、または、全く新しい取り組みのご提案をぜひお願いします!

スマホが苦手なひとも、とり残さない!紙の利用券のデジタル化を一緒にチャレンジしたい
(周防大島町福祉課)

周防大島町では、80歳以上の高齢者や障害をお持ちの方等に対して、タクシーの利用助成制度をおこなっています。
 
毎年度申請いただいた方に、1年分の紙の利用券をお配りするのですが、年度初めは申請が集中し、登録作業・印刷発注・申請者への郵送などものすごく大量の事務処理が発生します。
 
また、利用券を使用する際は、タクシー会社が利用券に日付や金額を記入する。タクシー会社は毎月末にその月の利用券を集計し町に請求。その枚数を職員が確認し、タクシー会社へ助成金額を支払います。

想像するだけでも大変そうですよね…
少しでも町の職員の業務負担やタクシー会社の請求手続きの負担を減らしたい。その思いからシビックテックチャレンジに応募されました。
 
同様の助成制度は、県内の様々な市町で行われていて、ほぼ同じような作業をされていると思います。
 
この課題がデジタルで解決出来たらものすごい数の人が恩恵を受けそうですね!

企業募集説明会を開催します!

7/9(火)に企業募集説明会を開催します。実際に担当課の職員が現状・課題などを説明したうえで直接質問できる機会です。

参加される場合は、事前に申し込みが必要です。詳しくは公式サイトをご確認ください。

たくさんの方の説明会へのご参加、課題解決への応募お待ちしております!


【関連サイト】
アーバンイノベーションジャパン(山口県)
https://urban-innovation-japan.com/city/yamaguchi-pref/