博士

ヨーロッパ内の移動は夜行寝台をつかいたい【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第6回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>

LCCの本家でもあるヨーロッパはEasyjetやRaian Airを使えば1000円以下で都市間を移動することもできる。とはいえ空港までの交通費や移動時間を考えるとそれほどお得ではないこともあるし、旅の醍醐味は旅費を安くあげることばかりではない。ヨーロッパ内を移動するとき、自分が好むのは鉄道での移動、特に夜行列車だ。鉄道の最大のメリットは駅に行けばすぐに乗車できること。ロンドンとパリやブリュッセルを結ぶユーロスターのように国境越えが必要な列車は改札口にイミグレーションもあるが、シェンゲン協定国内を走る列車の場合はそれも無く、車内検札を済ませればあとは目的地まで寝ながら移動できる。

各国の鉄道の切符も今はインターネットで簡単に買うことができる。予約ページに英語が無くても、Google翻訳を使えばなんとかなる。以前自分がポーランドの夜行列車の切符を買った時は確か英語のページは無かったが、単語をコピペしつつなんとか予約した記憶がある(もしかしたら英語ページがあったかもしれないけど)。まあ電話で予約したり旅行会社を通さずともネットで鉄道の切符の手配ができるので、移動手段として鉄道を選ぶことは難しいことではない。

↑ポーランドのSzczecin駅に停車中のワルシャワ行き夜行列車

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