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Digital東京は、Wi-Fiのセンサーを使ってリアル社会をセンシングしています。今回はWi-Fiの電波を使い、どのように分析を行っているのかを書いてみようと思います。

Wi-Fiが自動的につながる仕組み

私たちが毎日使うWi-Fi。便利なWi-Fi。もはや使ってるという意識すらしない空気のようなWi-Fi。ときに繋がらなくなり、イラッとして、突如意識せざるを得なくなるWi-Fi。ただ、最初の一度だけはパスワードを入れる必要があります。

でも、一度パスワードを入れてしまえば2回目はほとんどの場合パスワードを入力する手間がありません。どういう仕組みになってるんでしょうか?

プローブリクエスト

あるWi-Fiのアクセスポイントに接続しようとするときに、アクセスポイントの名前のリストから選択する場合があります。このアクセスポイントの識別子(名前)をSSID(Service Set Identifier)と言います。

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多くの場合、このSSIDのWi-Fiネットワークに接続するにはパスワードが必要です。ですが、一度パスワードを入力し接続が成功すると、そのSSIDはPCやスマホの中に「接続履歴」として保存されます。

例えば家に帰ると、自分のスマートフォンが家のWi-Fiに自動的に接続されています。便利ですね。スマートフォンはある間隔で「過去に接続実績のあるSSIDを周囲に公に通知」していて、常に接続実績のあるアクセスポイントを探しているのです(これをプローブリクエスト(Probe Request)と呼びます)。そして、同一のSSIDのアクセスポイントがスマホの電波の範囲にいるとアクセスポイントが「ここにいます!」と手を挙げます(これをプローブレスポンス(Probe Response)と呼びます)。こうして自動的にWi-Fiが繋がります。

Digital東京の仕組み

通常は公知のプローブリクエストの情報はWi-Fiが接続されると不必要となるので破棄します。しかしながら、Digital東京では個人情報に配慮しながらこのプローブリクエスト情報を分析し、価値を見出し、社会に還元しています。いわば、「情報のゴミ」を資源化し、再利用しているのです(情報のSDGsと言えるのか?!)。

より具体的な分析の仕組みはこちらにて!

Digital東京

Oxyzen株式会社

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