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インターネット広告、いろいろあるけど、どれを使えば良い?その種類と特徴

今時はどんなビジネスも一定の広告費はかけないと、なかなか勝負になりません。

広告自体はTVCMや新聞・雑誌・ラジオなどのマス広告や交通広告、インターネット広告まで幅広くありますが、これからますます重要なのはインターネット広告です。

インターネットを介した便利サービスがどんどん生まれ、発達してきたおかげで、もはや人は家を出ないでも生活できるようになってきています。

しかしテレビの視聴率は下がり、何をしているかと言えば、スマホ。

そうした人々に広告宣伝するにはインターネット広告が最適なわけです。

とはいえ、一口にインターネット広告と言っても、様々な種類がありますので、そのどれを使えば良いかというのは悩ましいですね。

この記事では、そのヒントとなる情報をお伝えできればと思います。

主流はGoogle広告、Yahoo!広告、Facebook広告、Twitter広告、LINE広告

インターネット広告の主流は「運用型広告」と言って、自分で管理画面にデータを登録し、予算を決めてお金を入金、結果もその場でわかるもの。

小予算からでもスタートできるのと、運用努力次第で結果を改善しやすいこと、逆に大規模予算投入した一大プロモーションも可能ながら結果も良好ということで、利便性が高く、もっともオススメの広告となります。

(他に、一定規模のアクセスを持つメディアサイトが独自で媒体広告を取り扱っている他、アフィリエイト広告といったものもあります)

その運用型広告の中でも日本ではGoogle広告、Yahoo!広告、Facebook広告、Twitter広告、LINE広告の5つが実効性が高くなっています。

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そして、その5つのうちGoogle広告とYahoo!広告は検索連動型広告とディスプレイ広告の2種を有し、Facebook広告とTwitter広告、LINE広告はSNS広告と呼ばれており、各アプリ上への広告掲載が可能です。

ちなみに近年人気SNSであるInstagramはFacebook社のプロダクトなので、Facebook広告で出稿できます。

また、みんな見ているYouTubeはGoogle社のプロダクトなので、YouTubeへ動画広告を出したい場合はGoogle広告から出稿します。

検索連動型広告はどう使う?

さて、まずはGoogle広告とYahoo!広告の「検索連動型広告」。

こちらはユーザーがGoogleやYahoo!の検索エンジンで何か検索をしたときの検索結果画面に広告をだすものです。

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例えば東京の世田谷区でマンションを探している人が「世田谷区マンション」と検索しますと、上のような広告が出てきます。

この広告がクリックされますと、1クリックあたりXX円(金額は入札制で自動的に決定されます)が広告主に請求されます。

この広告の利点は、本気度の高い見込み顧客を獲得しやすいというところ。

ユーザーが検索エンジンで入れたキーワードは、ユーザーの興味関心をダイレクトで示すものだからです。

「世田谷区マンション」と検索する人は、買いたいレベルまではいってなくても、調査目的や比較検討のために情報を得ようとしている可能性があるので、このキーワードで検索されたときにマンションの広告を出しておけば、検討対象にしてくれる可能性があるわけです。

逆にいうと、この広告はキーワード選びが重要です。

先程の例で言いますと、「世田谷区マンション」だけでは分譲を探している人も賃貸を探している人も両方ありえそうです。

しかし「世田谷区マンション 新築」など2語のキーワードでしたら、そのユーザーは新規分譲マンションを探しているのかなと読めますよね。

そういう精度の高いキーワードを探っていくことが、マーケッターの腕の見せ所になります。

特に製品名や企業名などで検索される「指名検索」に関しては、ユーザーの興味関心率が非常に高い状態ですので、これをうまくとらえることで成約率が一気に高まります。

先ほどからのマンションの例であれば世田谷区の新築マンション「ディアナコート三軒茶屋」という指名検索であれば、かなり具体的に絞りこんで来ていますので、しっかりとしたランディングページがあれば、高確率で資料請求につながるはずです。

したがって、まずはこの検索連動型広告で見込み顧客を集めてリスト作りというのが常套手段かと思います。

ディスプレイ広告はどう使う?

ディスプレイ広告は同じくGoogle広告とYahoo!広告で出稿できます。

インターネット上にある様々なWebサイトに、バナー型の広告を出せるプロダクトです。

Googleディスプレイネットワークで略してGDN、Yahoo!ディスプレイネットワークで略してYDNと言います。

よく使われ、また非常に効果ある使い方としては、先の検索連動型広告とセットにしたリターゲティングです。

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例えばこちらの「ブリリアシティ西早稲田」という分譲マンションの広告ですが、これは私が先に、ブリリアシティ西早稲田の広告ページを検索連動型広告から拝見したあとに出ました。

この広告が出たのは、私がサイト訪問経験者としてターゲッティングされたからです。

出し方については別の記事で改めますが、とにかく一度サイトに訪問した人をターゲットに広告を出せるので、見込み顧客を逃さずに追いかけることができます。

人は大きな買い物ほど、いきなり決断ができません。

このリターゲティング広告を使って見込み顧客に何度か接触していくことで、信頼関係を構築し、最終的なセールスにつなげ、クロージングする確率を高めます。

特に先の検索連動型広告の中でもより確度高そうなキーワードで訪問している者を、このリターゲティングで追いかけられれば最高です。

SNS広告はどう使う?

最後はSNS広告。

人気SNSアプリであるInstagramやTwitter、Facebook、LINEなどに誰でも簡単に広告が出せます。

特に、「潜在的な見込み顧客の獲得」と「リターゲティング」で活躍してくれると思います。

例えば、こういうTwitter上の広告、こういうものをセルフサーブでコントロールができます。

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そして、SNS広告の中でも、特に私が実感として持っているのが、「Facebook広告はターゲッティングが非常に上手い」こと。

具体的には、この人これに関心ありそうだなというデータ処理がうまく、本当にクリックなど反応してくれそうな人に向けてガシガシ表示させてくれます。

細かくターゲット設定を自分でせずに、自動最適化でおまかせでポンと出しても、まったく問題無いクオリティです。

むしろ人が思い込みでターゲットを決めてしまうより、意外な潜在顧客層を見つけ出してくれたりしますので、最近私はもっぱら自動最適化で出してしまっています。

具体的な例を挙げましょう。

例えば私がInstagramを見ていたら、GUCCIの広告が出てきたのですが、これは同じタイミングでInstagramをしている他の人全てに出ているとは限りません。

たぶんFacebook広告側に、私が高級ブランド好きだと推測されていて、そういうブランド好きそうな人にしか表示されないのです。

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どうやって、そんなのわかるの?って話なんですが、おそらく私が普段どんな広告を見ている(クリックしている)とか、どんな投稿を見ているといった情報をビッグデータと照らし合わせて統計処理しているのだと思います。

例えば、私が以前エルメスやバーバリーの広告を見ていたので、高級ブランド好きと判定された。

あるいは、高級車の広告を見ていたので、所得高そうと判断された。

だいたいそんな感じだと思うのですが、Facebook社はその統計処理の精度が高いんでしょうね。

実際のところ、SNSの場合、いつも同じアカウントでログインしていますから、その辺りの情報取得は簡単なのです。

ですから、私が個人アカウントでInstagramを見るときと、業務用アカウントや顧客アカウントでInstagramに入った場合では出てくる広告の種類がまるで違います。

端末単位(同じスマホかどうか)ではなく、あくまでアカウントごとに、どういう興味関心があるかというデータを取って分析していると見て間違いありません。

最後に、SNS広告の中でどれを使ったら良いかですが、それは御社のビジネスターゲット次第と言えます。

SNSは全部使っているよという人もいるのですが、基本的にはSNSごとに生息している層がちょっとずつ違います。

若い人はInstagramが多いけど、40代とかはFacebook使っている人が多いとか。

マーケティング担当者でしたら、そういうことを少なからず聞いたことがあると思いますが、自分たちの見込み顧客がどのSNSを愛用しているかを推定し、そこに出すべきなのです。

一番良いのは、既存顧客に聞くことです。

わからなければ、少額ずつ色々な媒体に出してみて、成果の上がっているものを絞っていく。

それがセオリーです。

この記事のまとめ

さて長くなりましたので、この記事をまとめます。

①まずは検索連動型広告で見込み顧客リスト(リターゲティングリスト)を作っていく
②リストがたまったら、そこに向けてディスプレイ広告を配信し、ターゲットを追いかけ回す
③もっと潜在的な見込み顧客を開拓したい場合はSNS広告を出す(どのSNS媒体を選ぶかは既存顧客をしっかり分析)
④SNS広告でもリターゲティング出来るので、活用する

参考にしていただけるようでしたらありがたく思います。

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