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Twitter赤字転落、なぜTwitter広告は人気がないのか?

コロナ禍でTwitterが赤字転落

先日、Twitter赤字転落のニュースが、デジタルマーケティング界隈で話題になっておりました。

2020年1~3月期決算で、純損益が839万ドル(約9億円)の赤字だったそうです。

しかも赤字は2017年7~9月期以来、2年半ぶりとのこと。

これは間違いなく、コロナ影響があったものと思われ、広告主の予算絞り込みの結果、特に日本の売上は3%減ったんだとか。

しかしFacebookはそこまで影響を受けていない

とはいえ、この騒ぎで世界的に引きこもる人が増えたため、人々のインターネット利用率は増加の一途であります。

TwitterでもmDAU(収益化可能なデイリーアクティブユーザー数)は前年比24%増の1億6600万人とのことで、利用者は確実に増加しています。

このような状況下で、企業の広告予算はデジタルに流れていますから、実は他のインターネット広告媒体を持つ企業の売上は、そこまでひどいことにはなっていません。

実際、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppを擁するFacebook社は同じ2020年1~3月期決算の売上高は前年同期比17%増の177億3700万ドル、純利益は102%増の49億200万ドルだったと報じられています。

つまりTwitterの一人負けみたいな状況があるようです。

広告費が絞られているのは間違いなさそうだ

コロナ禍で広告主たちが広告費を絞っているのは間違いありません。

私のクライアントたちを見てもその状況は明らかに見受けられます。

上記の決算内容は1〜3月分なので、特に日本市場だと4月に緊急事態宣言があったので、4〜6月はますます広告費売上は伸び悩むと思います。

しかし、これまでの結論から、真っ先に広告費を絞られているのはTwitter広告だと推測されます。

なぜTwitter広告は人気がないのでしょうか?

なぜTwitter広告は人気がないのか?

実は、広告費が減っていると言いましても、今すぐ売りたい系の広告(即コンバージョンにつなげるような広告)はそこまで減っていないのが現状です。

費用対効果でプラス利益が見込めるのであれば、広告主は出稿をやめないからです。

実際にコロナのおかげで特需が生まれている業界もあり、そうしたところは結構ガンガン広告を出していて爆売れです。

ですが、こういう今すぐ売りたい広告は、リスティング広告やリタゲのディスプレイ広告、あるいはSNSにおいてもFacebook広告とかの方が向いていて、Twitter広告は弱いです。

Twitterはたくさんのツイートがどんどん流れるように表示される文化なのでユーザーも流し読みしますし、文字中心で画像などビジュアルでの訴求が弱い媒体ですので、1回インプレッションではなかなか反応してもらえないことが多いからです。

むしろ繰り返し見込み顧客にインプレッションさせることで、刷り込んでいくような使い方が理に適っているような気がします。

(逆にFacebook広告は反応が悪いと表示されなくなっていきますから、そういう刷り込み系は弱いです)

こうしたことから現状元気な広告主である今すぐ売りたい企業に敬遠されがちなのかなと考えています。

私自身はFacebook広告推しです

これは私感ですけど、インターネット広告の中で、私自身の反応率が最も高いのはFacebook広告のInstagram配信面です。

ようはInstagramをみている時に一番広告に反応しています。

理由はターゲティング精度が高いので、私が興味を持ちそうな広告を配信できていることかなと思います。

一方でTwitterで私の目の前に出る広告には全然興味をそそられません。

また何かを探している時は検索エンジンを使いますので、リスティング広告にも接点があります。

つまるところ、私の実体験的にはTwitter広告が一番効果に疑問があったりします。

こうしたことが、Twitter広告不人気につながっているところはあるかもしれませんね。

(ただこれは私自身の主観なので、人によっては違う感覚をお持ちかもしれません、あしからず)

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クニサワヒサノリ@デジタルマーケティング大学校
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