【初心者向け】Google Analyticsでアクセス解析する方法①
今回は無料で利用率も非常に高いアクセス解析アプリGoogle Analyticsを使った「超初歩」、最低限これだけ見ると良いという解析手順をお伝えしたいと思います。
用意されたタグを貼り付ければ解析開始
Google Analyticsは基本無料です。
ですから使っている率は高いし、ちゃんと結果を見れていないけれども、とりあえずサイトには入っているということも多いと思います。
使い方も簡単で、用意されているタグをサイトの全ページに貼り付けておくだけ。
このタグは主要ページだけではなく、すべてのページに貼ることが大事です。
(ちょっと上級になりますが、広告などを配信することがある場合は、タグマネージャーで管理すると便利だと思います。)
注意点としては、あくまでHTMLとかPHPといったコード形式のファイルが対象で、画像とかPDFファイルなどには仕込めないので、こうした画像やPDFの表示数は掴めません。
(イベントトラッキングとかの方法はありますが、少し上級になるのでいったん割愛)
まずは基本の4つの値でサイト状態をチェック
さて、Google Analyticsでは開いたホーム画面の一番目立つところに「ユーザー」「セッション」「直帰率」「セッション継続時間」が表示されるようになっています。
このことからわかるように、初心者も上級者も、まずこの4つを押さえようよということです。
そしてこれを月次で見るのか、週次で見るのか、日次で見るのか、とにかく一定のサイクルで見比べていきます。
①ユーザー
まず、Google Analyticsにおける「ユーザー」ですが、その名の通り、サイトを訪問した人数のことで、何度か訪問している人など重複を除いた人数になります。
いわゆる「ユニーク」なユーザー数になります。
この数字が高ければ高いほど、たくさんの人が見てくれているということですから、どんどん増えていくようにサイト改善していくことが望まれます。
②セッション
そして「セッション」はユーザーがサイト訪問した回数。
ようは毎日来てくれている人が月次で見ると「ユーザー」では「1」ですが、「セッション」では「30」になるということです。
こちらの数字も高いほど良いですね。
③直帰率
そして直帰率ですが、これはセッション数のうち、サイト内の他のページを閲覧することなく離脱してしまったセッションの割合を示します。
平たく言うと、「XX%がサイトにきてすぐ帰ってしまっています。」という意味です。
そもそも1ページしかないサイトは別として、複数ページあるサイトであれば、訪問して興味関心を持ってくれれば、普通は次のページを見てくれるはずなので、この数値が高いイコール、サイトの質に問題があるか、あるいはミスマッチしたユーザーを呼び込んでしまっているなどが推測されるわけです。
参考指標的には「60%」と言う数字があって、これより高いとよくない、低いと良いという風に見ることができます。
ただ、広告でLPに大量流入させていると必然的に高くなりますし、ざっくりとした指標と捉えてください。
④セッション継続時間
セッション継続時間は、その名の通り、サイト訪問者がどれくらい長くサイトを見てくれていたかと捉えることができます。
ユーザーは飽きたらすぐブラウザを閉じたり他に行ってしまいますから、長ければ長いほど、サイトに興味関心を持ってくれていると判断できます。
しかしこちらも広告なんかで呼び込みますと短くなりがちですから、上記の直帰率と合わせて評価することで、サイトのコンテンツが訪問者に刺さっているかどうかを判断できます。
大切なことは継続的なチェック
まずは以上の4つだけでも定期的にチェックすることをオススメします。
月次で見るのか、週次で見るのか、日次で見るのか、それは状況次第だと思いますが、定期的に見るようにしましょう。
少し上級になりますがレポート機能もあるので、使いこなせば便利です。
そしてある時、急に数字が変わったらそれは何か問題が起きたことになりますし、ちょっとずつ減っていたり、あるいは増えていれば、それはそれで対策必要性の有無を考えるきっかけになりますね。
余裕があれば、ページごとに数値を見るのも良いと思います。
例えば、メニューから「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」と進むと、人気ページランキングを見ることができます。
ここから、どのページがよく見られているのか、どのページの直帰率が高いのかを見ることができますのでサイト内のバランスがわかります。
実は一番みられてるのはトップページじゃないんだなとか、意外なことがわかるので、何もしなくても月次くらいでは見ていただく、更新したらその一ヶ月後くらいに見ていただくことをオススメします。
ホーム画面の数値はあくまでサイト全体での平均値ですので。
ということで次回はさらにもう少し細かく見ていきたいと思います、引き続きよろしくお願いいたします。
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