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センシティブなテーマを避けよう!企業SNSを炎上なく安全に運用する方法

今、アメリカなどで大きな広がりを見せている人種差別問題、SNSでもセンシティブな反応が見られます。

私はこれまで企業SNSで触れてはいけない3大テーマとして「政治・宗教・スポーツ」を掲げていましたが、これからは「人種」も入れないとなと思っているところです。

「日本人は〜〜だ。」みたいなステレオタイプな投稿、今やると危険極まりないですね。

もっとも、今は「男性は〜〜だ。」みたいなものもジェンダーフリーの観点からアウトですし、人種に限らず、とにかく一定の層を○○だと決めつける表現は基本NGです。

目立つことと炎上は諸刃の剣

初めに申しますが、私は企業担当者が最も嫌がることが自社SNSの「炎上」だと理解していますので、なるべく火種がないように注意する方向で助言するタイプの人間です。

SNSでは匿名で言いたいことが言えるからか、叩く人も多くなってきていて、下手なことを書くと炎上し企業イメージにマイナスの影響が生じます。

人の噂も七十五日と言いますし、時間が経てばダメージは和らぐ傾向があるのですが、覚えている人は覚えているので、何かの折に蒸し返されたりとか、一度目をつけられると面倒極まりないのは間違いありません。

正直、炎上覚悟くらいで運用した方が、アカウントとしては目立って、フォロワーを伸ばしやすい傾向はあるので、「炎上厭わない、とにかく目立つが正義」という方は、以下参考にしないでいただいて結構です。

政治・宗教・スポーツネタはなぜNGなのか?

今、都知事選やコロナがらみで政治ネタは盛り上がりを見せていますが、企業が特定の政党や立候補者に肩入れてしているような投稿は絶対にNGです。

他に宗教・スポーツもダメ。

なぜかというと、これらは派閥が極端に分かれ、絶対に相容れないからです。

A政党を応援する人、B政党、C政党とそれぞれの支持者が火花を散らしている。

下手に口を出すと、相手政党の支持者から攻撃を受けてしまうんですね。

したがって、特定の政党に結びつかない「今日は都知事選がありますね、今から投票に行ってきます」という投稿であれば(誰に投票したかを言わない、匂わせないであれば)問題ないですが、どこかに関連してしまうとNGです。

最近では、Twitterで国民配布されたマスクの写真を「アベノマスク」と言って投稿する例が相次ぎましたけど、そいういうのに乗っかるのも危険行為です。

冷静にスルーしてくだい。

大切なのはあらゆる立場の方を「思いやる気持ち」

例えば、コロナ禍の現在では、外でマスクをしていない写真を掲載するだけで噛みつかれる可能性があります。

撮影の時だけ周りに誰もいないからマスク外していたとしてもです。

SNSを見ていると、バランス感覚の良いタレントさんとかはコメント欄でしっかり「撮影の時だけマスク外しました」とか注釈を入れていらっしゃいますね。

「何もそこまで」なんですけど、炎上を避けたい場合には必要なことです。

大切なこととして、あらゆる立場の方を「思いやる気持ち」があると失敗しません。

マスクしないで済むならしたくないけど、必要だからしている人が多いから、そこに配慮する。

旅行したいけど今は行けない人が多いから、そこに配慮する。

誰でもVIP扱いされるって嬉しいじゃないですか?配慮されてるとわかれば不満は出ないんですよね。

担当者にはSNSをよく見ていてバランス感覚のある人をアサインしよう

まとめますと政治・宗教・スポーツはいつ何時も避けた方が良いとして、今何がセンシティブなのかを見極め、その話題は避けるのが重要。

かといって、当たり障りなく行くと、面白みには欠けます。

そこでSNSの潮流を読みながらバランス良い感覚で投稿できる人が重宝されます。

どこまでなら遊んで許されるか。

企業SNSであれば、このバランス感覚を見極めて適切な人材をアサインするようにしてください。

だって今現在、マスクあるなしはセンシティブな問題ですが、来年の今頃はマスクなしでも大丈夫かもしれないですよね?

そういう風にトレンドは日々変わっていくので、ただ良い悪いリストを作っておくだけでは対応しきない。

どこまで行けるか、行って良いかの判断は、まだまだ機械的には判断できない、人に委ねられる部分だと思っていますので、誰が担当するかを重要視してください。

例え、社長であっても、口が軽い、つい余計なことを言ってしまうタイプだったらSNSやらせない方が良いと思います。

そういうわけで、もし社内になかなか適切な人材がいない、難しいという場合は弊社の方で運用代行やコンサルティングも可能です。

どうぞお気軽にお声がけください。


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