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Microsoft Build Japan参加?レポート

みなさんこんにちはあるいはこんばんは!

アバナードのDevOps and Agile Coachingのチームに所属している篠原です。会社ではアジャイルやPower Platformをやりつつ、Microsoft 365開発に関するコミュニティ活動をしており、2018年よりMicrosoft MVPを受賞しております。今回は、2023年6月27日-28日に開催されたMicrosoft Build Japanの参加?レポートを書いていきたいと思います。

参加?いいえ登壇でした

タイトルに?マークがついているのは、実は参加ではなくMicrosoft MVPとしてテーブルトークのセッションを行ってきたからです!残念ながらオンライン配信はなかったのですが、会場は満席かつサテライトにも人が入っていたようで、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。内容については、先だって米国で開催されたMicrosoft Buildで公開されたMicrosoft 365開発の最新情報を紹介するというもので、一緒に登壇したMicrosoft MVPのお二人からの質問に答えるという形式でした。

現地開催いいじゃないか

久しぶりの現地開催&初めてのマイクロソフト品川本社での開催ということで、最初はいろいろドキドキしていましたが、30階と31階(普段はセミナールームなどで利用しているところ)をうまく使っての開催はなかなかよかったのではないかと思います。セッション会場に加えてEXPOブースもあり、各種デモの実演やステッカー等の配布を行っていました。オンラインではなかなかステッカーをもらうことができないので嬉しかったですね。GitHubとマイクロソフトの資格のステッカーをいただきました(あと個人的にいただいたのもいくつか)。画像は教育版Minecraftのブースのものです。TNTクッションほしい。

教育版Minecraftのブース

やっぱり生成AIの話題でした

キーノートや各セッションも含め生成AIの話題は非常に多かったです。印象的だったのは、これまではマイクロソフトがいくら新しい技術を発表してもユーザーがついてこない(すぐに「事例は?」などと言って及び腰になる)のに対して、生成AIに関しては非常にユーザーが積極的であり、すぐにでも使いたいという要望が多いということです。単に話題性があるということもありますが、社会的な課題を解決するための現実的な道筋として、真剣に取り組むべきテーマなのだということを感じました。ただ、生成AIについてはまだまだこれからというか、過剰に期待しすぎているところもあるので、何ができるのか、あるいはできないのか、というところはこれからの課題であると思います。この点に関しては、マイクロソフトが「Copilot(副操縦士)」という名前でさまざまな製品に生成AIを組み込む計画をしており、何ができるのかという問いに対しての答えのひとつになるのではないかと考えています。単にチャットで情報を返すだけのアシスタントではなく、人間の代わりに作業をしてもらう(しかも自然言語で指示して)というところに今後の期待があるのではないかと考えています。

生成AIは新しいおもちゃ

正直なところChatGPTが話題になったときは「信頼できる情報は返さないしあんまり使いどころないよね」という冷ややかな反応をしていました。もともとChatGPTはインターネットの情報をもとにしているので、情報の諸元としては普通に検索するのと変わらないですし、むしろ情報が古かったり正確ではないところに害があるとさえ思っていました。しかし、先にも述べた通り、最近のマイクロソフトのCopilotへの取り組みを見ると、その考えは正しくないことに気づかされます。さらに、マイクロソフトはプラグインという形でCopilotを拡張可能にしており、開発者が生成AIを使って自分で開発するためのプラットフォームができあがっています。これは開発者としては非常にわくわくする出来事です。そのわくわくの中には「生成AIに何をやらせることができるか」というアイデア創出の側面と「生成AIにどうやってやらせるか(プロンプトエンジニアリング)」という技術的な側面があります。生成AIはプログラムとは違ってなかなか思った通りに動いてくれないので、うまく動かすための試行錯誤に喜びを感じられる人(本来開発者はそういうものだと思っていますが)は是非とも生成AIに取り組んでいただきたいと思います。

まとめ

現地にいくと普段会えない方とコミュニケーションできるのがやっぱりいいなあと思いました。リモートはリモートの良さがあるのですが、こういったイベントは現地がいいですね。

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