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Facebook/Instagram広告を成功へ導く6つのTIPS

タイトルを見て本記事に興味を持たれたということはFacebook/Instagram広告を運用されている方が多数かと思います。本記事ではFacebook/Instagram広告で絶対に設定しておきたい6つのTIPSを紹介します!
※もちろんこれから初めて運用を始める方もぜひご覧ください。

実際、設定1つでパフォーマンスが大きく変わったりしますので、じっくり読んで、理解していただけたらと思います。

さて、Facebook/Instagramとは日本国内でも月間約3000万人が利用している、言わずとしれた巨大SNSです。今や生活に欠かせないツールと言っても過言ではないでしょう。

その「Facebook」と「Instagram」に配信ができるのがFacebook/Instagram広告です。他のSNS広告と比べ高精度なターゲティングと、配信の学習機能が売りの運用型広告になります。弊社でもそのターゲティング精度と機械学習の精度の高さから、多くの案件で導入をしています。

上記のように、とても便利で使い勝手の良いFacebook/Instagram広告ですが、配信を行っていく中でうまく行かないこともありますよね?
例えば、
・Facebook/Instagram広告は配信しているもののCPAが高騰している
・獲得数がついてこない。
・最適化とは聞くものの何をしたらいいのか分からない。
など

・・・

安心してください。
この記事を最後まで読めば解決策とやるべき設定が理解できます。
理解できたら次は行動あるのみです!
それでは①~⑥まで見ていきましょう。
すべて網羅することでFacebook/Instagram広告の機械学習を最大限にはたらかせることができ、効果を最大化することができます。ご自身のアカウントで漏れがあれば今日からでも実践してくださいね。

Ⅰ:最適設計の重要性

1、最適設計とは何か
運用型広告は、各アカウントの中で、機械学習を最大限にはたらかせることが獲得数を増やしていくうえで重要になっています。そのため、機械学習が気持ちよく学習を進め、早く、効率的に獲得を進められる様な環境を作ることが必要であり、その環境が各媒体の最適設計になっています。つまり、アカウント構成や設定を最適設計にすることで広告パフォーマンスを上げやすくしてあげます。
※逆にいうと最適設計になっていないとFacebook/Instagram広告の機能をフル活用出来ていないことになります。

2、最適設計の6つのTIPS
下記5つのTIPSを全て網羅することによって、機械学習のかかりやすいアカウント設計を実現できます。
①:アカウント構成をまとめる
②:タグをしっかり埋める
③:ドメイン認証と合算イベントの実施 ※これを実施しないと広告配信が停止する可能性があります。
④:詳細ターゲティングの設定
⑤:配置面を増やす
⑥:最適化設定を正しく行う

次の章ではこの①~⑥を1つずつ見ていきます。

Ⅱ:最適設計の方法

①:アカウント構成をまとめる
GoogleやYahoo等も同様ですが、配信を行う目的(コンバージョンを獲得したい、認知を獲得したい etc.)が同一の場合は、キャンペーンや広告セットに関しては1つにまとめるようにしましょう。
キャンペーンを1つにまとめることにより予算設定を行う場所も1つになるため、手動での配信方法ごとの予算調整が必要なく、獲得効率が良い配信方法に自動的に予算が利用されるようになるため、効率的に獲得を得ることが可能になります。
広告セットのまとめ方については、配信母数とCPAの2軸を元に考えましょう。配信母数は前述のとおり1日15CVになるような配信量は各広告セットで確保できる様にまとめていきましょう。
2つ目のCPAですが、興味関心(新規向けの配信)とリターゲティングの様にCPAの差が大きい場合、広告セットを分けずに同一の広告セットに入れてしまうとターゲットごとの配信量の強弱をつけることができないため、広告セットを分割して配信量の調節を行うことを推奨します。また、商材が異なる場合は、CPAも最適化を行う対象が異なるためキャンペーンを分けて作成することを推奨します。

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②:タグをしっかり埋める
広告の成果を計測するためにはタグをwebサイト内に設定することが不可欠です。Facebook/Instagramのタグはベースコードとイベントタグの2種類があります。ベースコードはwebサイト内でのユーザーの行動履歴をCookieを用いて記録するもの、イベントタグはユーザーの特定の行動を計測するものとなっています。ベースコードはwebサイト内の全ページに設置し、イベントタグは計測を行いたい特定のページに設定をしましょう。

以下ではタグを設置する際に注意する点を解説します。

ⅰ:自動詳細マッチングの設定

Facebookのピクセルを新たに発行する際は、下記の自動詳細マッチング機能がオンになっているかを必ず確認しましょう。
※自動詳細マッチングとはユーザーがフォームやログイン画面に入力している情報をハッシュ化して取得。Facebook側で持っているユーザーデータと突合することにより、みなしデータではなく正確なユーザーデータを用いて最適化が図ることができるものになります。こちらを行うことでより最適なユーザーに対して配信を行うことが可能になります。チェックボックスをオンにするだけでできる簡単なものになりますので必ず実施するようにしましょう。

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また、直近ではソースコードからユーザー情報を動的に取得する手動詳細マッチングもリリースされています。手動詳細マッチングとは、自動詳細マッチングとは異なり、ベースコードタグの中にデータを取得するためのコードを記述することにより、自動詳細マッチングで取得しきれなかった情報も取得することが可能になるため、より高い精度でユーザーの情報を取得することができます。自動詳細マッチングと手動詳細マッチングは相互に補完しあうものとなっているため、両方を実装するようにしましょう。

ⅱ:イベントタグの設定

●イベントタグとは
ベースコードタグを設置してタグの設定に関しては終わりになりがちですがイベントタグも必ず設置するようにしましょう。イベントタグは、購入やカートに入れる等、特定の行動がwebサイト上で実行された際に発火するタグになっており、このタグを設定することにより、設定したイベントの行動を起こしやすいユーザーに最適化をかけることが可能になります。
また、イベントタグの設定を行うと管理画面上でそれぞれのイベントの数値が確認できるため、運用指標としても活用が可能です。イベントタグは設定方法次第ではコンバージョンページやカートページの流入数の計測以外にも、ボタンをクリックしたユーザーやLPを50%遷移したユーザー、フォームに情報を入力したユーザーの数を追うことも可能になります。

●イベントタグの種類
イベントタグには標準イベントとカスタムイベントの2つがあり、標準イベントはFacebook社の方で事前に準備してある複数のイベントになります。
下記の例の様に多数の成果地点のイベントが準備してありこちらで大抵のイベントは網羅することが可能になっているので標準イベントを利用するようにしましょう。

【標準イベント例】
・支払情報の追加
・登録完了
・問い合わせ
・購入
・検索
etc

標準イベントを入れるメリットとしてはFacebookの方で既に登録しているイベントになるため、購入完了と登録完了の様に複数のイベントを設定している場合にどちらのイベントがより広告主にとって利益があるかを判断することができ、学習が進みやすくなっています。
もう一つにカスタムイベントに関しては管理画面上で作成ができるイベントになります。この場合標準イベントにない様なイベントも作成することは可能になりますが、どのイベントが最も広告主にとって有益なイベントかが判断できず、最適化がはたらきにくいためカスタムイベントではなく標準イベントを利用することを推奨します。可能になりますが、どのイベントが最も広告主にとって有益なイベントかが判断できず、最適化がはたらきにくいためカスタムイベントではなく標準イントを利用することを推奨します。

③:ドメイン認証と合算イベントの実施
FacebookのiOS14によるCookieの利用制限の対策として2021年1月からドメイン認証と合算イベントの実施が必須となっています。
上記を実施しないことによりCVの欠損等が発生し、CV数が減少することに
より、最適化がはたらきにくくなる可能性があるため必ず実施をしましょう。
※2021年4月26日のiOS14.5アップデート以降ドメイン認証の実施のない広告アカウントは停止になる可能性があります。

下記ではドメイン認証と合算イベントの設定方法に関して説明します。
※ドメイン認証に関しては1ドメインあたり1つしか行うことができません。そのため、複数の広告代理店で配信を行っている際はドメイン認証をライアントに行っていただき、ドメイン認証の権限を振り分けてもらう様にして下さい。

●ドメイン認証の手順
1.Facebookビジネスマネージャのメニューバーからビジネス設定をクリックします。
2.ブランドセーフティからドメインを選択し、「追加」をクリックします。
3.リンクしたいドメインを追加します。

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4.HTMLファイル、DNS認証、メタタグの3種類から広告主のサイトに合わせてドメイン認証のコードを発行しwebサイトのご担当者に設置を依頼して下さい。
5.認証完了後Facebookページへの連携を行ってください。このFacebookページとの連携までが完了してドメイン認証完了になります。

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●合算イベントの手順
1.イベントマネージャーで対象のアカウントを選択
2.合算イベントのウェブサイトを設定をクリック
3.対象の広告アカウントのドメインを選択し、イベント管理を選択
4.コンバージョンの優先順位を8つまでの範囲で設定
※この際に事前にFacebook側から指定されている優先順位を入れ替えたり変更したりすると最大3日間停止になるので注意して下さい。

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④:詳細ターゲティングの設定
広告セットでターゲットを設定する際に、一番下にあるターゲット設定の
拡大のチェック(下記画像赤枠)を忘れないようにしましょう。
チェックをすると、獲得が見込めそうなユーザーが詳細ターゲット以外にいる場合に、ターゲット外のユーザーに対して配信をするものになります。
こちらを行うことにより、より獲得数を増やし効率的に配信を行うことが可能となってきます。
設定することにより、関係のないターゲットに無駄に配信が行われ、成果が悪化すると考える方もいるかと思いますが、獲得が出来そうな場合のみに配信が行われるため、必ず設定しましょう。

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⑤:配信面を増やす
配信面は、配置面の自動最適化を行うのがベストプラクティスになっています。自動配置にすることによって機械学習の中でFacebookの方が獲得ができやすいためFacebookに配信量を寄せる。の様な判断をFacebook側で行い、より効率的に獲得を行っていくことが可能になります。
若い年齢層のユーザーがターゲットだからInstagramのみ配信したいというような場合がよくありますが、配信面の設定の前に、年齢や性別、興味関心は別途設定しており、的外れなユーザーに対しては配信が行われないため、Instagramのみのような形ではなく、自動配置を行う様にしましょう。どうしてもお客様の都合等で自動配置が難しい場合に関しては最低4つ以上の配置面に配信する様に設定をしてください。
配置面とは下記画像のフィード、ストーリーズ、インストリーム、検索、メッセージetcの粒度になります。Facebookニュースフィード、Instagramフィードの様な粒度ではないので注意しましょう。

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⑥:最適化設定を正しく行う
配置の設定が完了したら最後に広告の配信目的を正しく設定してください。
コンバージョン目的の場合はコンバージョン、ページ流入目的の場合は、ランディングページビューで設定しましょう。
※リンククリック最適化もありますが、リンククリック最適化はヘビークリッカーの様なただクリックをするだけのユーザーに最適化がはたらいてしまう可能性が高いため利用せず、ランディングページビューに設定しましょう。

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また、コンバージョン目的を選択した際はどのコンバージョンイベントに
最適化をかけるかの選択も忘れないようにしましょう。
最適化するコンバージョンイベントを選ぶ際は、1日15CVに到達しそうか
どうかを確認しながら設定を行いましょう。

以上がFacebook広告で最適に広告配信を行うために気を付けるべき5つのチップスになります。
今回ご紹介したTIPS以外にも直近では、コンバージョンAPI(CAPI)というクライアント様のサーバーからFacebookサーバーにコンバージョン情報を送り込むことにより、ITP対策等の影響によるコンバージョンの欠損等を防ぐことができる新たなツールも導入されており、更に最適化が進みやすい環境ができています。Facebook/Instagramはターゲティング精度も高く、うまく最適化をはたらかせることにより獲得数を伸ばすことが可能になります。
正しい設定を行い、効率的、効果的な運用を行っていきましょう。

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