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タグマネジメントツールについて!GTMが主流!?YTMは?

タグマネジメントって?

タグマネジメントとは、Webサイト内に記載されている複数のタグを一括管理し、全体を把握出来るようにすることです。
Webサイトは作成した終わり、というだけでなく、アクセス解説ツールや広告配信タグ、その他マーケティングツールなどを
HTML上に記述することはもはや定番です。

しかし、記述するタグの量が増えれば増えるほど管理が大変です。

「どこにどのタグが対応しているのか分からない」
「どのページに、どのベンダーの、どのツールのタグが入っているか謎」

こんなことが多発しました。

そこで、必要なタグを迅速かつ正しく入れ、管理も平易かつ分かりやすくしたい!
という声に応えるのがタグマネジメントツールなわけです。

タグ管理しないとどうなるか?

そもそもタグって何?という話はここでは割愛します。

タグを管理しないとどうなると思います?
別にタグを管理しなくてもWebサイトにアクセス解析タグや広告タグをとりあえず貼っていれば一応それぞれの目的を達することは可能です。

しかし、タグマネジメントツールと介さずに、直接HTML上にタグを貼ることは
タグが増えるほど面倒ですし、サイトのためにもよくありません。

例えば

・HTMLを弄るので、制作部門や開発へ依頼が必要
・タグの全体像の把握が困難
・Webサイトが重くなりページ表示に時間かかる

など

また、我々広告代理店の人間として嬉しいのはタグマネジメントツールを解することで、ある程度こちら側でタグの管理が出来るということですね

直接HTMLに貼ってある場合は、
クライアントに依頼して、しかも担当はマーケティング担当なのでHTMLなどに詳しくなくそのマーケティング担当から制作部門や開発へさらに依頼して、、、
などとやたら時間がかかることが多いです。。。

それがタグマネジメントツールの権限だけもらっていればこちらで管理出来るからスムーズです。
(通常、HTMLを弄る権限はさすがに他社には渡せないのが普通ですが、タグマネジメントツールの権限ならくれるところも多いです。)
もちろんタグ管理が好き勝手に出来るかどうかはクライアントに依るので、そこは勘違いしてはいけません。

タグマネジメントツールのメリット

さて、これまでの話からタグマネジメントツールのメリットをまとめてみるとだいたい下記のようになります。

・Webサイト上のさまざまなページのあらゆるタグを一元管理出来る
・Webサイトのパフォーマンス向上
・タグ管理や設定コストの削減
・広告配信やデジタルマーケティング施策の自由度の向上

まず、複数のベンダーの複数のタグを1つのまとめて管理出来るので、
HTML上に貼り付けるタグは1つで済、1つの管理画面ですべて管理可能なので非常に扱いやすい。

そして先程も言ったように、ある程度こちらで自由に出来るとタグマネジメントツールを利用して様々なマーケティング上の施策を実行出来る。

「LPを80%読んだユーザー」や「LPに3分以上滞在したユーザー」や、
「特定のリンクをクリックしたユーザー」などをオーディエンスとして溜めることが出来るし、また数値計測することも可能なのだ。

主要なタグマネジメントツール

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上記に主なタグマネジメントツールについて記載しました。Google Tag ManagerやYahoo!タグマネージャーなどは聞いたことがあると思います。

ここで注目して欲しいのは『タグ配信方式』についてです。

タグ配信方式

表を見ていただければ分かるように、タグ配信方式には『コンテナ方式』と『サーバーダイレクト方式』の2種類存在します。
ではこの2つは何が異なるのでしょう?どちらの方式も管理するタグは1つなのですが、実は2つの配信方式の違いが、Webサイトのパフォーマンスに影響してくる可能性があります。

コンテナ方式

管理画面で設定したタグを最終的にブラウザに戻す方式です。
管理タグはタグマネージャーのタグ1つですが、ブラウザ上で実行されるタグの数が減るわけではありません。
トリガーによって呼び出されたタグが全て、ブラウザ上で実行されます
実行タグの数に比例し、通信量も多くなり動作が遅くなる場合もあります。

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サーバーダイレクト方式

タグマネジメントシステムのサーバーとタグベンダーのサーバーが直接通信を行う。よって、タグがブラウザ上に戻されることがない
各種タグの実行は、タグマネジメントシステムのサーバー上で行われるため、
タグによるWebサイトのパフォーマンス低下に影響がほぼない。

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おすすめはGTM? YTM?

分かりやすさならGTM

GTMは基本をおさえれば、UIも分かりやすく簡単に設定できる。
多少込み入ったことを実施しようとしても、ちょっとした応用で実現出来るようになる。

  また、GTMの方が周りにも話が通じやすいなどメリットがある。
デメリットはタグが増えすぎるとサイトが重くなったりすること。

Webサイトのパフォーマンスを気にするならYTM

YTMは上述の『サーバーダイレクト方式』(コンテナ方式も使える)に対応しており、Webサイトのパフォーマンスには影響しにくい。

例えば、GTMでタグA⇒タグB⇒タグCの順序で実行する設定をしていたとして、タグAに不具合があった場合はタグB以降は発火しない。

こういうところがYTMのメリットなわけだが、
逆に言うと、YTMではタグの順序付けが出来ないため、デメリットにも成り得る。

まとめ

相当に大量のタグを貼るわけでなければ、好きに使いやすい方を選べばいいと思う。
ただ、タグの順序付けなどが必須な場合はGTMの方がデフォルト機能であるので設定しやすい。

極論を言えば、javascriptなどを駆使すれば
GTMで出来ることはYTMでも出来るし、YTMで出来ることはGTMでも出来る(基本的には)。

他にも面白そうなタグマネジメントツールがあればコメントしてください!

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