大手シンクタンク・外資再保険会社出身のCOO稲垣に聞く！大企業で働き続けるリスク・ベンチャー企業に転職して得られたものとは？

デジタルブラスト人事＆広報担当の角尾です！

今回は取締役インタビュー第４弾✨

東大卒・野村総合研究所出身のCOO(最高執行責任者)稲垣に、これまでの経歴やデジタルブラストにジョインしたきっかけ、ベンチャー企業ならではの良さなどを赤裸々に語ってもらっています！

是非最後までご覧ください！！

コンサルタントを目指したきっかけ

ー稲垣さん、本日はインタビューよろしくお願いします！
早速ですが、まずは大学時代のお話から野村総合研究所に就職されるまでのお話をお聞かせいただけますか？

よろしくお願いします。
大学時代から話していくと、日本の街づくりや風景を変えたいという思いから東京大学社会基盤学科に入学し、景観グループに入りました。

ですが、途中から「構造も勉強しないと風景デザインはできない」と思い始めデザインも設計も学べる橋梁研究室に移りました。

そこで研究しているうちに、日本にはそもそも街づくりや風景を変えるようなプロジェクトがあまり無いことに気づいたんです。
どちらかというと、古くなった橋をどう入れ替えるかというようなマネジメントのほうが多く、そちらの方が社会貢献できるかなと考えるようになりました。
その中でも特に、官公庁系のマネジメントをしていかないと日本は大変なことになるなという思いから野村総合研究所への就職を決めました。

デジタルブラスト代表の堀口とは同期入社でした。


ー新卒で野村総合研究所に就職し、そこで堀口さんとも出会われたんですね！
野村総合研究所には約１０年間在籍されていたと伺っていますが、どのような業務を担当されていたんですか？

官公庁への政策提言をメインとする官公庁系部隊で５年働き、その後の５年は民間系戦略コンサルティング、インフラ系企業の民間経営コンサルティングを行いました。
その間に、社長直下の研究部門にも在籍していました。
具体的には、官公庁が持っている空港などのインフラ資産をどうすれば民間に任せてもらえるようになるか、というプロジェクトを担当していました。
その経験もあり、今では道路や不動産・上下水道・港湾・空港・電力・鉄道などの社会インフラは全部何かしらコンサルできると思います。
社会インフラを取り扱っているという点は、キャリアで一貫して実施していますね。

グローバル経験に対する危機感からイギリス留学を決意

ー稲垣さんは野村総合研究所在籍中にイギリス留学をご経験されているんですよね。留学を決意したきっかけというのは何だったのでしょうか？

ある空港の運営権が公募された際のプロジェクトが大きなきっかけとなりました。
そのプロジェクトの中で色々な外資系企業と関わったんですが、交渉相手は大体、本国の人だったんですね。僕はその当時英語が全く喋れなかったので結構つらい思いをしました。
そんな思いからやはりグローバル経験を積まないといけないなと考え、30歳から英語を学び始め、イギリスのケンブリッジ大学に入り、最終的にMBAを取得しました。

ーすごい、、！３０歳で英語を学び始めてＭＢＡを取得するまで、相当な努力をされてきたんですね。実際にイギリス留学を経験して心境の変化などはありましたか？

心境の変化はありましたね。

向こうの文化に触れて「自分の常識はグローバルでは全く常識じゃない」「世界には様々なビジネスモデルが花開いている」「自分も色々試してみたい」と思いました。

デジタルブラスト代表 堀口との再会

ー野村総合研究所をご退職されたあと、デジタルブラストにジョインすることになったきっかけな何だったのでしょうか？

野村総合研究所退職後は、グローバル企業であるスイス・リーに転職し約１年半在籍しました。
理由はグローバル経験をさらに積みたかったのと、保険ではインフラ資産を含む固定資産を取り扱うものがあったので、今までの経験も生かせるなと考えたからです。

野村総合研究所退職時に堀口と偶然再会して、数年ぶりくらいに飲むことになったんです。
そこで「デジタルブラストの社外取締役やってよ」と誘われたことがきっかけで、スイス・リーへの転職と同時に社外取締役に就任しました。

僕は宇宙自体への情熱はみんなより少ないと思うんですけど、宇宙もこれからは社会インフラの１つだなと思い、そういった意味で注目はしていました。
同時にデジタルブラストもどんどん大きくなっていくところだったので楽しそうだなと思い、その後正式なジョインを決めました。


ー堀口さんとは10年ぶりの運命的な再会だったんですね、、！
野村総合研究所・スイス・リーという大企業からベンチャー企業への転職に不安はなかったのでしょうか？

もちろん収入面や福利厚生などの不安はありましたけど、社外取締役として参画している最中に会社の環境などを見ていて、実際の大手とベンチャーの差は微々たるものだなと認識しました。
なので多少のリスクをとればそれ以上に得られるものがあると思い、正式に取締役としてデジタルブラストへの入社を決断できました。

ベンチャーに転職して得られたもの

ー「多少のリスクをとればそれ以上に得られるものがある」とのことでしたが、実際にデジタルブラストにジョインしたことによって得られたものとは、どんなことがあげられますか？

実際に得られたものは裁量・自由・知見・成長実感ですね。

大手企業ではプロジェクト責任者として様々なプロジェクトにアサインさせて貰ったんですけど、色々な上司のいうことに全て対応しなければならない、というもどかしい思いがありました。

そういった経験もあり、ベンチャーでの裁量と自由さは、何にも増して得られて嬉しいものでした。

あとは業務内容の広さやマネジメント経験もそうですね。

今は３０～４０人くらいの組織設計・人事評価制度構築から採用、さらには事業の営業・生産まで全部やっているので、そんな経験は大手ではなかなか体験できないなと思います。
それと今後は資金調達もするかもしれないので、それもいい経験になりますね。
そして何よりもベンチャーは成長実感が会社全体で味わえるので、働いていてとても楽しいです。

ー大企業にいるよりベンチャーに転職して得られたことの方が格段に多かったんですね！
採用活動をしている中で、ベンチャーへの就職はリスクが伴うと考えて転職に踏み切れない方がとても多くいらっしゃいます。
稲垣さんはリスクの面ではどうお考えになりますか？

今後は大手にいることによるリスクが顕在化する可能性があると思っています。

その理由のひとつとして、今後日系大手企業が年功序列を解く可能性が考えられます。
そうすると、今まで日系企業の良さでもあった「安定した給料」という仕組みが崩れる可能性があります。

年功序列がなくなると、５０.６０代でかなり給料を落とされる可能性もあります。
実際そうなった時に、その会社での知見しか無くて他の会社への転職もできないとなったら、結構大惨事ですよね。
そういった意味では個人的には大手にいることもリスキーなので、今のうちにベンチャーでいろんな業種・業務に触れておいて、色々なオプションを持てる人間になろうと考えました。

基本、僕は慎重派の人間です。
慎重なリスクの少ないキャリアを熟考したうえで、デジタルブラストにジョインしています。

宇宙という新しい産業を恐れなくていい

ーなるほど、、将来を長い目で見たときに、ベンチャーで色々な業務を経験しておいたほうが安心というのは本当にその通りだと思いました。
宇宙の知識が無い候補者の方達から、宇宙コンサル会社と聞くと自分が活躍できるか不安だ、というお声も多く頂きます。
稲垣さんも宇宙への情熱は周りに比べて少なかったと仰っていましたが、そんな方達に向けてのアドバイスなどはありますか？

宇宙は新しい産業なので初心者がほとんどです。
なのでそこを恐れる必要はないと思いますよ。

大手企業にいたナレッジを生かして新しい産業で活躍できることは、思っているよりたくさんあります。

新しい産業に入ることを恐れるのは将来的にはリスクだと思いますし、今のうちにいろんなことができるフレキシブルな人間になって、５０.６０代になってもいろんな選択肢が持てる人間になったほうがいいんじゃないかなと思います。

ー実際に大手からベンチャーへの転職を経験されている稲垣さんのアドバイスはとても説得力があります！！
稲垣さんはどんな方にデジタルブラストに入社してほしいと思いますか？

好奇心が強く、どんな産業でも食いついてくれる人に是非入ってきてほしいです。
我々の使命は非宇宙産業にいかに宇宙利用してもらうかが一番重要なので、そういった意味ではどんな産業にも興味を持てて対応できる人だと嬉しいです。

ーそれでは最後に、稲垣さんが目指すデジタルブラストの将来像をお聞かせください！！

コンサルタント全員がお客様に名指しで指名されるような会社を目指したいです。
全員が何かしらのスペシャリストであるような会社で、突出した個人がチームを組んでさらに大きなことができる、そんな会社にしていきたいですね。

ー稲垣さん、本日はお忙しい中ありがとうございました✨

あとがき

プライベートは愛妻家でとても家族想いな稲垣さん。
毎日18時~21時はご家族で過ごす時間と決められているそうです！
「デジタルブラストのメンバーには家族との時間を大事にして、人間らしい生活を送ってほしい」と仰っていました。
激務なイメージが強いコンサルタントのお仕事ですが、そんなイメージを払拭する働き方が出来るのも、デジタルブラストの魅力のひとつだなと思いました😊

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