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なぜ、バカになるのか

どうも、デジタルバカ一代こと佐々木信秋です。
岩手県のはじっこでまちづくりの仕事をしています。
この記事では「なぜ、バカになるのか」について書きます。

まちづくりの仕事をして痛感したこと

約10年、まちづくりの仕事をしてわかったのは

地方や過疎地域は都市部企業とコンサルタントの喰い物になっている

という悲しい事実でした。

念のため全員がそうとは言いません。
が、体感値で80%以上は「立ち上げて終わり」「資料作って終わり」なんなら「付箋貼って終わり」でした。
決まり文句は「地域のみなさんが主役です(すっとぼけ)」です。

具体的にどのような現象が起きているのかを書くと

・地域にお金が落ちません
・地域にノウハウが残りません
・地域感覚がないので「微妙なプロジェクト」が乱立します


以上です。
なーんにもいいことありません。

それどころか、ノウハウが残らないため、再びコンサルタントに依頼をするという無間地獄のような現象が、どこの地方や過疎地域でも起きています。

都市部企業やコンサルタントが強い理由

地域側に「判断できるひと」が少ないからです。
特に行政が喰い物にされるのですが、理由は単純で「仕事は行政一本のみ(民間経験なし)」な人がほとんどだからです。

なので、提案を受けても「良いか悪いか」がそもそもわからないため、実績や権威で判断するしかないのです。

はい、ここテストにでますよ!

「実績」や「権威」で判断するので、怪しいコンサルタントは「きらびやかな実績や受賞、資格」「〇〇大学の教授を専門家として招聘」とかを豪速球で使ってきます。
※実績についても100本やって1本うまくいった事例を使っている

彼らにとって豪速球は飯のタネ、命がけで投げてきます
そこだけは「まさに神業の領域」です。

今後、地方や過疎地域で起きること

コロナ禍の影響もあり、2021年度からは「デジタル一色」になります。
当然、動くお金も大きいです。
起きることって書いていますが、これまでとなんにも変わりません。

地方や過疎地域は都市部企業とコンサルタントの喰い物になるだけ

です。
地方創生がデジタルに変わっただけで、お金も、ノウハウも、地域には残りません。
まぁ月額料金がやたら高いクラウドシステムとか、学校の棚に放置されたタブレットの山とかは残ると思いますが・・・。

そんな風景はもう、うんざりなんです

約10年、そんな風景をずーーーっと見てきました。
もう、うんざりしています。
なんとかしたいんです。

そんな想いが募る日々のなか、僕らも実害を受ける日がきました。
詳細はもちろん書きませんが「お金をとるだけが目的のコンサルタントに、案件をごっそり持ってかれる」ということです。

僕が本当に、心の底からうんざりしたのは、そのコンサルタントから「事業のイメージはない」とはっきり言われたことです。
要は案件受注してしまえばあとは知ったことじゃない、と同義です。

意味がまったくわかりませんでした。
しかし、これが地方や過疎地域の現実だし、僕らがそんなコンサルタントにすら負けてしまうへっぽこまちづくり会社だという紛れもない事実だと思いました。

そうだ、バカになろう

「地域のデジタル化」は悲願、ずっとやりたかったことです。

その機会を逃さないため、都市部企業とコンサルタントとの争いは絶対に外せないけど、派手な実績や権威はない僕(ら)が勝つためには正攻法じゃ無理だ・・・。

そこで、まともにやっても勝てないのだから、バカになっていろいろやってしまおう!、と考えたわけです。

バカになることで

・バカだから細かいことは気にしない! → 速度が上がる
・バカだから書きたいことを書く! → 情報発信が増える
・バカだから所構わず巻き込む! → 仲間や賛同が広がる


と、いう利点があると考えています。
事業をやろうと思ったらできないことが、バカになるとできる(多分)
そう信じて取り組んでいるのがデジタルバカ一代なのです。




後はうんざりしすぎて単純にキレてるというのは大きいです(笑)
うおー、まじでふざけんな!!って感じです。

以上、現場からでした。

(画像クリックで「デジタルバカ一代」のサイトに移動します)

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