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数学が好きになった日 #数学がすき

 数学が好きになった日。それは今から17年〜18年ほど前、大学3、4年生の時でした。
 私は大学の講義で解析学や制御工学、そして現代制御の講義をとっていました。自分は工学部に在籍していたので、「きっとロボットの制御に必要な学問なんだろう」。それくらいの認識で講義を受けていました。しかし講義が進むにつれて、数学の美しさと、現実世界の様子を数式で再現していく過程に魅了されました。そしてパズルのピースが合わさるように、高校までの数学が何故必要だったのかを知りました。

 私に数学の素晴らしさを教えてくれた教授は、航空宇宙の分野で有名な方でした。授業の内容はとても高度。でも生徒を講義に夢中にさせる。そんな不思議な魔法を使える教授でした。何より、教授自身が学問を楽しんでいる雰囲気が伝わってくる講義。そして可能な限り平易な言葉で、頭にイメージが湧くように教えてくれました。数学が頭にイメージが湧く学問だと始めて知り、私の頭の中の小人が驚きでダンスをしていました。

 そして実習では現実世界のものを数式で再現し、それをコンピュータに入力する。そしてコンピュータ上でシュミレーションをして、現実の振る舞いと比較する。そんな事を結構していました。
 日々数学の使い方の深さを知り、ただひたすら楽しかった思い出があります。

 それから随分年月が経過した現在は、数学を趣味にしています。フェルマーの最終定理を扱った小説(フェルマーの最終定理 サイモンシン著)を読んでワクワクしてみたり。結城浩さんの数学ガールを読んで「なるほど」、と思って楽しんでいます。そして懲りずに、昔は手が出なかった数学の領域に再チャレンジしている日々です。

#数学がすき

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