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電車遅延の遅刻について

電車遅延の遅刻というのは「電車が遅れた事が理由だから仕方が無い」「私は時間通りに家を出たけど、電車が遅れたから遅刻をしたのであって、私は悪くない」って思ってませんか?

いわゆる、「仕方が無い」「自分のせいではない」から、遅刻をしたって大目に見てもらって当然である、という考え方なんだと思います。

でもね、これ、会社から見ると、遅刻に理由は関係なくて、「するかしないか」しかないのです。

自分の周りをよく見てみてください。実は、遅刻をよくする人と、まず遅刻をしない人が存在していませんか? 「電車の遅延」が遅刻の理由であって、それは自分ではどうしようもしようがなくて仕方の無いことであれば、すべての人が同じように遅刻をするはずだと思いませんか?

そもそも、通勤電車ってそんなに毎日10分も20分も遅延するでしょうか。
その中で頻繁に遅刻をする人とまず遅刻をしない人が存在するってどういうことなのか、って是非考えてみて欲しいのです。

電車遅延でよく遅刻する人は「だって、いつも使ってる路線はほんとにしょっちゅう遅延するんですよ」ってよく言います。でも、同じ路線を使っているはずなのに、遅刻をしない人もたくさんいます。これ、どうしてでしょう。

そうなんです。遅刻をしない人は、遅刻しないように行動しているんですね。電車が遅延することを見込んで先回りして行動しているから遅刻しないのです。これは、自宅とオフィスの距離とか、利用路線とか、乗車時間とか全く関係が無いんです。
先回りをして行動しているかどうかだけが、遅刻するかしないかに関わっているのです。

さて、それでは遅刻をしない人と何かと理由をつけてよく遅刻をする人、どちらがビジネスパーソンとして信頼がおけるでしょうか。あさイチのMTGに必ず時間通りにいる人か、何かと遅れてくる人、と言い換えてもかまいません。

それは、圧倒的に前者であるといえるでしょう。

つまりよく遅刻をする人というのは、回避しようと思えば自分の力で出来るのに、電車遅延という理由をもちだし自らの力で解決をしようとしない人ということになります。遅刻をしない人はある事象に対して自らの責任を負っている人であると言えますし、遅刻をする人は自らの責任を放棄している他責傾向にあるともいえます。どちらが信頼できるのかは明らかでしょう。

たかだか電車遅延での遅刻にそんなことまで言わなくったって、と思われるかもしれません。でも、ビジネスでの信頼度とか人事の評価というのはそのような事の積み重ねです。

なので、遅刻に理由は関係なくて「するかしないか」しかないですし、それが社会の評価になると言うことなのです。


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