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「なんとかして”やる”方法」を考える」のだけど、やらなくていいことは徹底して断る。
以前に「出来ないといってはいけない。「なんとかして”やる”方法」を考える」といったエントリーを書きました。
今回はその続きで、基本は「なんとかして”やる”方法を考える」のだが、ただし、その一方でやる必要が無いことは明確に断る、という話です。
クライアントからリクエストや依頼があっても、コンサルティング会社としては「やらなくて良いこと」が世の中にはいくつかあります。
その一つは、
「クライアントの目標達成には何ら寄与しないこと」と
もう一つが
「受けてしまうとチームがダメになること」です。
クライアントも、自らの事業のためにいろいろと頭をひねっていろいろな施策を検討しています。ところが、クライアントの言っていることが常に正しいやるべき施策であって、目標達成の為の最短コースであるとは限らないのです。 時には、単に担当者のきまぐれで「やってみたらどうかな」と軽い気持ちで依頼をしてくることもあります。 もし気まぐれで思いついた施策で、さらにその施策を実行したとしても時間とお金だけがロスするだけで、本来のクライアントの目標にはあまり貢献しない施策だったら、それはやる必要は無い施策です。その場合には、明確にお断りをして「しない方が良いです」「しません」「してはいけません」と伝える必要があります。
また、クライアントからの依頼が、「不可能ではないけど、やるためにhがチームメンバーが土日を返上して二日間徹夜をすればなんとかできないこともないなぁ」といったリクエストのこともあります。
あるいは、「土日を返上して徹夜で引き受けたとしても予算が不足していてチームの利益がほとんど無い」とか。。。そんなリクエストだったらどうでしょうか。
ケースバイケースではあるのですが、そのような引き受けたとしても誰も幸せにならない様なリクエストも一旦は「できません」と伝えた方が良くて、その上で正式に引き受ける際には納期や予算の交渉をしないと、チームとしては仕事をすればするほど疲弊して不幸への道をただひたすら突き進んでいくことになります。
前回のエントリーでは「なんとしてでもやる方法を考える」事について書きましたけど、もし引き受けたとしてもクライアントが本来目的としている成果があまり出ず、しかも誰も幸せにならないのであればそれは明確にお断りをする必要がある、ということもコンサルティング会社での必要な能力であると言えます。
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