思い出のカメラ


XZ-1

DSXコンサルティングの久野(くの)です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

私がデジタルカメラの営業をしていたとき、もっとも印象に残っているカメラは、XZ-1という名前のカメラです。

はじめは営業会議で開発担当者がこの製品のプレゼンテーションをしてくれました。

当時画期的だったF1.8という明るいレンズ、すこしレトロ感のある外観、そしてその機種で撮影された写真のきれいさに思わず魅せられました。

当時私は営業として九州赴任中でしたが、この製品の良さをお客様に伝えられるのは「夜景」と考え、長崎のランタンフェスティバルにサンプル写真撮影に向かいました。

長崎ランタンフェスティバルのイメージ写真(XZ-1にて撮影した写真ではありません)

私がそのときまで愛用していた別のデジカメと撮り比べをしたところ、想像以上にXZ-1の明るいレンズが有効に機能し、夜の風景がブレずにきれいに撮れました。

撮影した写真をサンプル写真集としてまとめ、店頭に数多く配布をしました。
私が作ったサンプル集の効果というわけではありませんが、XZ-1は実によく売れたカメラでした。

自社製品が売れるのはこのうえない喜びですが、その時にさらに嬉しかったのは、開発の方から感謝の言葉をいただけたこと、デザイナーからもサンプル写真集のことを評価いただけたことでした。

2月の寒空の中での地道な撮影でしたが、きちんと仕事をすれば見ていてくれる人がいる。
そう実感できた思い出深い経験です。



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