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DIGIDAYリサーチ:メディアバイイング内製化、課題は「優秀人材の確保」

米DIGIDAYは4月にポルトガルでプログラマティック・マーケティング・サミット・ヨーロッパ(Programmatic Marketing Summit Europe)を開催し、52人のクライアントサイドとエージェンシーのマーケターたちと会い、メディアバイイングを社内(インハウス)で行う企業が増えている業界の最新トレンドについての彼らの意見を聞いた。自社のオーディエンスターゲティング機能についてのマーケターの満足度に関する調査結果はこちらでチェックしてほしい。DIGIDAYの今後のイベント情報はこちらで確認してほしい。

ポイント:

・米DIGIDAYの調査に応じた欧州の企業にとって、メディアバイイング内製化で直面する最大の課題は才能ある人材の採用だ。
・調査に応じたマーケターの44%は、メディアバイイングを社内で行う企業がメディアエージェンシーにとって最大の脅威だと回答した。
・メディアエージェンシーはキャンペーンの実行でもっとも役に立つと考えているマーケターは60%以上だった。

才能ある人材は無限の資源

プログラマティックなメディアバイイングのプロセスを自身でコントロールする企業が増えるにつれ、彼らは共通の問題に直面するようになった。それは才能ある人材の確保だ。各企業は、クライアントサイドでメディアバイイングの専門家を採用しようと苦労していて、米DIGIDAYの調査に応じたマーケターの62%は、才能ある人材の雇用がメディアバイイング内製化の課題だと答えている。クライアントサイドでメディアバイヤーを採用する場合のハードルのひとつは、キャリアアップや昇進への道があると、彼らに確信させることだ。

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