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Nendo、2つのプルタブで「完璧な泡」を作る新しいビール缶を発明?

DesignTAXIは2023年05月04日に、ビールといえば、泡が好きな人と、泡がないほうがいい人に分かれる。

日本では、ビアヘッドと呼ばれるこの泡は、ビールをおいしく飲むために欠かせないものとされている。

実は、この泡には目的がある。ビールが空気に触れないようにするための蓋の役割を果たし、ビールの香りや味、炭酸を保つことができる。

地元のデザインスタジオNendoは、ビール缶の新しいイテレーションを考案した。今回は、一般的な1つのプルタブではなく、2つのプルタブを備えている。そして驚くべきことに、この2つのタブの距離の違いが、実は飲み物の味に影響を与えるという。

研究によると、それぞれのプルタブと蓋の間のスペースは、開口度を変える。1つ目のタブで缶を割ると、フタがわずかな開きを作って泡を出す。

そして、グラスの半分が泡で満たされたところで、2つ目のタブを開き、フタを全開にすると、泡の下に残りのビールを静かに注ぐことができる。

そうすることで、7:3の黄金比を実現することができる。

もしかしたら、この缶を使えば、樽生ビールが飲めないときでも、ビールの本当のおいしさを味わうことができるかもしれないと報告している。

ところで、この缶の開発者は、日本のビールの泡と、ビールの本場ドイツや、ホップの本場チェコのビールの泡が、まったく異なることを知っているのだろうか?

たとえば、ビール瓶からビールを飲むと、日本のビールは炭酸が気になった一気に飲めない。
ドイツの泡は、自然発酵で、炭酸は入っていないので、ゲップが出ない。

泡の木目もドイツは細かく、滑らかで、泡が見えない。クリームのようである。
全く別物である。

第一、ドイツで缶ビールは、滅多に見ない。
瓶ビールか、樽ビールが一般的である。

スコットランドの黒ビールとして有名なギネスの缶ビールは、泡の木目を細やかにするため玉が入っている。

ビールと言っても国や地域で全く異なる。

https://designtaxi.com/news/423345/Nendo-Invents-New-Beer-Can-With-Two-Pull-Tabs-To-Create-Perfect-Foam/
https://www.nendo.jp/en/works/foam-can/

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