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ユーロ圏の公的高債務の山。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年06月27日に、ユーロ圏の国々の国家債務は、過去20年間で大幅に増加したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/77176

これは、IMF(International Monetary Fund/国際通貨基金)のデータを基にしたStatistaのグラフに示されている。特に、グラフに示したギリシャ、スペイン、イタリア、フランスはその傾向が強い。

ユーロ圏のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)に占める割合で計算すると、ユーロ圏全体の負債の山は69.4%から93.4%に上昇する。
フランスは2021年第4四半期に約€2兆8100億EU(European Union/欧州連合)内で最も政府債務の絶対額が多い。




イタリアは国家債務が約€2兆6800億円とフランスに迫る勢いだが、経済生産高ははるかに低い。公的債務は財政政策の重要な手段であり、危機の中でそれを増やすことは正しいことである。公的債務の的を射た使い方は、経済と所得を支え、経済の大不況を回避することができる。


同時に、危機の後にタイミングよく軌道修正することも重要である。
国は、追加支出を賄えるように外部資本を必要としている。国は、この外部資本を、国債を発行して資本市場から借り入れようとする。

国債は利付証券です。支払う利息の額は、国家の信用力によって大きく左右される。信用度は格付け機関によって評価され、格付け機関は国家に信用格付けを与える。格付け機関から信頼性が高いと評価された国ほど信用度が高く、結果的にその国の証券の利息は低くなる。


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