ベルリンはスタートアップと解雇の首都

2023年3月11日 10:32

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のフローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告として、マティアス・ブラント(Mathias Brandt)、サラ・テベ(Sarah Tebbe)、レネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告とともに2023年03月09日に、2022年01月以降、テック企業やスタートアップ企業が解雇した従業員の3分の2以上が、米国に本社を置く企業による解雇だった。

例えば、Amazon、Meta、Googleなどの大手テック企業は、昨冬、それぞれ1万人以2022年1月以降、テック企業やスタートアップ企業が解雇した従業員の3分の2以上が、米国に本社を置く企業によるを解雇通告だった。

Statista GmbHのグラフは、レイオフの波がDACH(ドイツ、オーストリア、スイス)地域にも到来していることを示している。

Layoffs.fyiのデータによると、ベルリンは、2022年1月以降に従業員を削減した各都市に拠点を置く各セクターの企業の数で、怪しげな1位を確保している。

レイオフを実施したテック企業やスタートアップ企業39社の数は、市内に対応する企業が密集していることでも説明できる。

例えば2022年には、ベルリンだけで390件の資金調達が行われ、約€50億、つまりドイツに投資されたベンチャーキャピタル全体の半分がベルリンに流入している。

従業員を解雇せざるを得なかったドイツのスタートアップの代表的な例として、ゴリラズ(Gorillas)が挙げられる。

この即時配達サービスは、ドライバーの待遇が悪いとされるだけでなく、キャッシュバーンレートの高さでも過去に注目されたことがある。2020年に創業した同社は2022年初夏に約840人の従業員を解雇し、2022年末には競合のGetirが US$12億で同社を買収している。インファーム(Infarm)のような新興企業に加え、ザランド(Zalando)のような有名企業も人員削減を余儀なくされた。
ミュンヘン(München)とハンブルク(Hamburg)は、従業員を解雇しなければならなかった企業がそれぞれ3社で2位タイとなり、オーストリアの首都ウィーン(Wien)は4位となった。

暗号企業のBitpandaのほか、家庭教師スタートアップのGoStudentも2つの波で約300人の従業員を解雇した。

世界中で、解雇の嵐が吹いた。

つまり、それまでバブルだった。

スタートアップの主な数値

創業者

スタートアップ企業の女性創業者の割合
20,3 %
25～34歳のスタートアップ企業の創業者の割合
42,2 %
ドイツのスタートアップ企業の創業者の多くはドイツ国籍を有している
84,1 %

スタートアップファイナンス

スタートアップ企業のうち、（一部は）自分の貯蓄で資金を調達する割合が最も高い
74,9 %
2021年までに調達した外部資本が€15万以上€50万未満のスタートアップの割合
23,5 %
売上高が€50万から€200万未満のスタートアップの割合
28,1 %
2022年に最も資金調達額が多いドイツのスタートアップ企業
wefoxとCelonis（各€39900万）

利用行動の主な数値

ドイツ人のうち、すでに宅配便で注文したことがある人の割合
87%
料理を注文する機会として最も多いもの
家族や友人との夕食(82%)
ドイツ人の最も人気のある料理は、デリバリーサービス
イタリア料理（78.5）

会社の主要な数字

ドイツにおけるドミノ・ピザの年間売上高
€29000万
北欧におけるJust Eat Takeaway.comのアクティブユーザー数
3100万
ドイツで最も優れたフランチャイズ・ピザサービス（スコア値による
ドミノ・ピザ（100点満点中100点）

トレンド＆デベロップメント

コロナパンデミック以降、デリバリーサービスにオンラインで食べ物を注文したことのあるドイツ人の割合
37%
ドイツでのコロナウイルス封鎖時に最も利用されたオンライン配送サービス
リーフェランド (20%)
スターシップテクノロジーズの自律型配送ロボットを導入している世界の国数
5

ブロックチェーン技術への投資

世界のベンチャーキャピタルによるビットコイン＆ブロックチェーン技術への投資額
US$54360万
ビットコイン＆ブロックチェーン技術に対する世界のベンチャーキャピタルの投資件数
132

金融業界におけるブロックチェーン

ブロックチェーンが伝統的な銀行に与える影響を「どちらかといえばネガティブ」と評価する金融業界専門家の割合
46%
リアルタイム送金の分野でブロックチェーン活用の可能性が最も高いと考える金融分野の専門家の割合
74%
ブロックチェーンが銀行業務をスピードの面で大きく改善すると考えている金融分野の専門家の割合
71%
法的規制の欠如をブロックチェーン活用の最大のハードルと考える金融セクターの専門家の割合
66%

エネルギー分野におけるブロックチェーン

ドイツのエネルギーセクターの意思決定者のうち、ブロックチェーンのアプリケーションをすでに聞いたことがある人の割合
69%
ドイツのエネルギー業界の意思決定者のうち、将来的にブロックチェーンの活用が予定されている企業の割合
39%
ドイツのエネルギー業界の意思決定者のうち、ブロックチェーンが自分たちの業界のゲームチェンジャーになると考える人の割合
21%

ビットコイン

仮想通貨ビットコインの市場価値
US$4,062億
ビットコインの流通量
1928
全世界のビットコイン取引総数
8億9300万
14～29歳のドイツ人のうち、ビットコインについて読んだり聞いたりしたことがある人の割合
51%

興味深いSTATISTAのレポート
Digital Economy Compass 2019

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