世界の移民と逃亡。難民が多く住む国

2023年2月18日 09:02

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告として、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)、マティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告と共に2023年02月16日に、EU全体では、キプロス(Zypern)は人口1,000人あたりの難民・庇護申請者数が最も多い国(40.2人)である。

これは、国連の難民機関UNHCR(United Nations High Commissioner for Refugees/国連難民高等弁務官事務所)の最新データをもとに、Statistaが計算したグラフに示されている。

この島は、ヨーロッパの封鎖された国境沿いの抜け穴の一つである。難民が最も多い国のランキングでは、チェコ共和国(Tschechien)、ポーランド(Polen)、オーストリア(Österreich)、ドイツ(Deutschland)が続く。

ドイツのアンゲラ・メルケル前首相(Dr.Angela Dorothea Merkel)の難民救済策は、有名になった。

EU(European Union/欧州連合)のほぼ全域で、ここ数カ月、主にウクライナ戦争の影響で難民の数が大きく増加している。

ただし、EU内で、アラブ、アフリカの難民とウクライナ難民に、扱いが人種差別で不公平という考えが、しこりになっている。

特にポーランドをはじめとする東欧諸国がそうだが、ドイツも同様である。

統計上、ドイツ連邦共和国の住民1,000人当たりの難民・庇護申請者数は現在29.7人である。このStatistaのグラフィックが示すように、2020年12月の時点では17.4人であった。

このため、ドイツ連邦内務省(Bundesministerium des Innern und für Heimat)大臣ナンシー・フェーザー(Nancy Faeser)は2023年02月16日に、連邦政府、州政府、地方政府の責任者を招いて難民サミットを開催した。

その目的は、庇護希望者と難民の宿泊とケアについて話し合うことである。

現在、多くの自治体で、現在の難民の数に対応しきれなくなっていると報告されている。

宿泊施設は最も緊急な問題だが、決してそれだけではない。過密状態の学校、教師の不足、保育所の不足、場合によっては不十分な医療ケアしかないところもある。多くの場所では、難民からのさらなる圧力がなくても、状況はすでに厳しい。

亡命(Asyl)とは、保護された居住地を指し、迫害された人の受け入れのための用語である。

ドイツ連邦共和国基本法第16条a(Artikel 16a des Grundgesetzes der Bundesrepublik Deutschland)によると、政治的に迫害された人は庇護を受けることができる。

つまり、ドイツにおける亡命の権利は、1951年のジュネーブ難民条約(Genfer Flüchtlingskonvention von 1951)から生じる国際法上の義務に基づき認められるだけでなく、基本的権利として憲法上の地位も有しているのである。

外国人にしか与えられていない唯一の基本的権利である。庇護を求めるためにドイツに来た人は「庇護希望者(Asylsuchender)」と呼ばれる。

連邦移民・BAMF(Bundesamt für Migration und Flüchtlinge/難民局)に亡命を申請すると同時に、その人は「亡命希望者」となる。

政治的な理由で母国で国家から迫害を受けていることを証明できれば、亡命が許可される。

そして、その人は「庇護を受ける権利を有する人(Asylberechtigter)」となる。

ジュネーブ条約に基づく難民保護の要件は、庇護の場合よりもやや低めである。

迫害は国家からである必要はない。

これは例えば、テロリストの民兵組織「イスラム国(Islamischer Staat)」から逃れてきたシリア人に適用される。

亡命手続きで申請者が難民保護を受ける権利があると判断された場合、難民として認定されます。

さらにドイツは、出身国での生活が脅かされる恐れがある場合にも保護を与えることができる。

これは「補助的保護(subsidiärer Schutz)」と呼ばれる。

ここまで保護して民主国家と言える。

私は個人的に、民主国家の住民になりたいという希望がある。

アメリカ合衆国は、人種差別がまだ残っているので、民主国家とは呼べない。

数週間ほど前から、自宅のもみの木に土場とが巣を作っている。

毎朝起きると、下に降りてきて挨拶をしてくれる。

今朝も、気分が良い。

世界の亡命者
北米の亡命者数 2021年
139万0,983人
帰国した難民の数
25万1,000人
全世界の国内避難民の数
5億3,200万人

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