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混沌とした世界で、人々は内なる平和を見つけることができるか?

米国の世論調査会社ギャラップ(Gallup)のジョン・クリフトン(Jon Clifton)は2023年09月20日に、国際平和デー(Day of Peace)は近づいているが、世界平和はこれほど手の届かないところにあると感じられる。

イギリスの経済誌「The Economist(エコノミスト)」が2023年04月に報じたように、「[2011年以来]新たな戦争の波が始まり、戦闘による死者数が増加し、より大きな世界平和を目指す長年の流れに逆行している。」

さらに、世界平和指数は、2008年以来世界平和が着実に低下していることを示している。

世界平和が衰退しつつあることを考えると、どんな希望があるか?

WPE(Wellbeing for Planet Earth) Foundationがギャラップと協力して行った新しい研究は、たとえ周囲の世界が平和でなくても、人々は平和を感じることができることを示唆している。世界中の過半数(61%)は、困難な時期にしばしば、または常に心の平安を感じると述べている。

People Worldwide Feel More Harmony Than Balance in Their Lives(世界中の人々が生活の中でバランスよりも調和を感じています)

これらの結果は、幸福の「調和原理」を含む、無視されがちな幸福の側面を測定するための、より包括的で世界的に受け入れられる新しい指標セットを作成するというギャラップとWPE財団の最新の取り組みを反映している。世界中の人々に内なる平和と人生の満足感について尋ねることに加えて、グローバル・ウェルビーイング・イニシアチブ(Global Wellbeing Initiative)を通じて人々のバランスと調和の経験を調査している。

世界的に、そしてどの地域でも、生活のバランスよりも、他者との調和、または自分の考えや感情の調和を感じていると言う人の方が多い。 ほとんどの人(80%)は、常にまたは頻繁に周囲の人々と調和していると感じており、70%は常にまたは頻繁に自分自身の考えや感情と調和していると感じている。

まだ過半数ではあるものの、生活のさまざまな側面のバランスが取れていると常に、または頻繁に感じていると答えた人ははるかに少なく、59%であった。 ほぼ同じ人(57%)が、自分の人生で起こる出来事の量が適切であると感じている。

世界の発展につながる調和とバランス

調和とバランスの指標は、世界平和指数の測定値と強い関連性はないが、国連のHDI(Human Development Index/人間開発指数) などの世界的に認知されたベンチマークとは積極的に関連している。

HDI は、健康と教育を含む人々の生活の質の向上における国の進歩を客観的に示す尺度を提供する。同報告書は、「経済成長だけではなく、国の発展を評価する究極の基準は人々とその能力であるべきである。」と強調している。

Strong Positive Relationship Between Human Development and Harmony in People's Lives(人間開発と人々の生活の調和の間には強い前向きな関係がある)

興味深いことに、人々のバランス感覚は、調和よりも積極的かつ強くHDIと関連している。しかし、外れ値もある。たとえば、イエメンとマリの人々は、自国のHDIランキングが低いにもかかわらず、平均して比較的高いレベルの調和とバランスを報告している。 逆に、HDIスコアが比較的高いリトアニアは、バランスと調和のレベルが低い。

イエメンとマリに関する調査結果は、内部調和の高まりが人間の回復力の典型である可能性があり、これらの人々が外部の混乱の中でも内部に平和を見出していることを示唆しているため、特に興味深い。

できれば、海外ではなく、アメリカ自身はどうなのか?を明らかにして欲しかった。

Balance Experience Linked to Human Development Levels(人間開発レベルに関連するバランスのとれた経験)

平和はGDP以上のもの。

この考えは、インドのナレンドラ・モディ首相(Prime Minister Narendra Modi)が言う。GDPだけで評価することへの非難に通じる。

世界平和の低下と世界的な不幸の増大が何かを示しているとすれば、それは、人々の幸福のあらゆる側面に注意を払わない指導者が、自らの危険を承知で注意を払っているということである。幸福に関する学術研究は拡大しているものの、ほとんどの政策立案者は依然として社会の進歩に関する会話において経済指標に限定的に焦点を当てている。

それはアメリカの弊害である。

世界の指導者たちは、平和のチャンスを与えたいのであれば、自分たちが率いる人々の生活をより深く理解するために、斬新で包括的な主観的幸福の尺度を検討すべきである。

レポート全文をお読みください。

https://www.gallup.com/analytics/510770/inclusive-wellbeing-research.aspx

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https://news.gallup.com/opinion/gallup/510797/chaotic-world-people-find-peace-within.aspx
https://www.economicsandpeace.org/reports/?utm_source=link_newsv9&utm_campaign=item_510797&utm_medium=copy
https://www.gallup.com/analytics/510770/inclusive-wellbeing-research.aspx
https://www.globalwellbeinginitiative.org/about-us?utm_source=link_newsv9&utm_campaign=item_510797&utm_medium=copy
https://www.globalwellbeinginitiative.org/?utm_source=link_newsv9&utm_campaign=item_510797&utm_medium=copy
https://worldhappiness.report/ed/2022/insights-from-the-first-global-survey-of-balance-and-harmony/?utm_source=link_newsv9&utm_campaign=item_510797&utm_medium=copy
https://news.gallup.com/opinion/gallup/401216/global-rise-unhappiness.aspx

https://www.un.org/sites/un2.un.org/files/our-common-agenda-policy-brief-beyond-gross-domestic-product-en.pdf?utm_source=link_newsv9&utm_campaign=item_510797&utm_medium=copy


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