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日本主導の化学技術「アンモニア混焼」で、インドと発展途上国経済を助ける。

日経クロステック/日経ものづくりの河野 舜は2023年12月01日に、アンモニア混焼は、火力発電の燃料の一部をアンモニアに置き換える手法だ。アンモニアは炭素を含まないため、燃焼時に二酸化炭素を排出しない。2050年にカーボンニュートラルを掲げる日本にとって欠かせない技術として注目を集めていると報告した。

さらにアジア経済ニュースNNA ASIAは2023年04月28日に、2022年に人口が14億人に達したインドでは、電力需要で世界3位。温室効果ガスの排出量でも世界3位である。

IEAは、2021年から2030年にかけて、「インドの電力需要は、年率3%と世界で最も急速に拡大する」と予測していると報告している。

IEAによると、インドの一次エネルギー需要に関する実現可能性が最も高い「現行政策シナリオ」では、40年時点で石炭の占める割合が34%で最も高い。次いで石油が26%、天然ガスが11%と、化石燃料の割合は71%に上る。

石炭への依存が大きい理由は、インドが世界2位(21年時点)の石炭生産国であることが指摘されている。
埋蔵量が豊富で安定的に供給しやすく、安価な国産石炭は、インドの発電に欠かせない。石炭は2019年時点で電力部門のエネルギー需要の78%を占めるていた。

そこで注目されるのが、日本が主導で開発した、水素とアンモニアを混合した完全燃焼型火力発電で、これは発展途上国に、欧米型発電革命ではなく、段階的な過程として推奨した発電技術である。

完全燃焼することで、同量の化石燃料でも発電能力が拡大し、CO2排出量が抑えることを可能にする。

ただし、あくまでも段階的過程であり、完全ではない。
しかし、完全にするためのクッションとして、化石燃料に頼りながらネットゼロを目指していく過程で注目される技術である。

日本の経済産業省は2023年03月にNEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organisation/新エネルギー・産業技術総合開発機構)ニューデリー事務所とムンバイの地場シンクタンクのゲートウエイ・ハウス(Gateway House)が主催したセミナーで、「インド、インドネシア、ベトナムは石炭利用の割合が高く、アンモニアと石炭の混焼にポテンシャルがある」と指摘した。

化石燃料とグリーン水素・アンモニアの混焼・専焼は、火力発電におけるCO2排出量を大きく削減できるが、世界的に見ても商業段階には達していない。ただ燃焼技術では日本企業が先行しており商機は大きい。

インドでは、IHIや川崎重工、三菱重工業が実証や検討の動きを見せていた。

まるでジェット・エンジンの開発だ。

これを真似て、中国もやってくることだろう。

IHIは、地場再生可能エネルギー大手アクメ(ACME)や電力大手APL(Adani Power Limited/アダニ・パワー)と、グリーンアンモニアに関連して覚書を結んでいる。IHIニューデリー事務所は、グリーンアンモニアの生産や利用、販売で各国の企業と覚書を結び、どこで生産・活用・販売するかを見定めようとしていた。

グリーンアンモニアは、再エネ由来のグリーン水素から生成するため、水素に比べて手間が一手かかる。しかし、IHIは、水素より輸送しやすく、大量に輸送できるという観点から、アンモニアに焦点を絞った。

確かに、水素輸送は大変である。
現地でアンモニアから水素を得る方が安全で、確実性が高い。

アンモニアは水素と窒素を化学反応させて合成する。グリーン水素と窒素から生産するものは「グリーンアンモニア」と呼ばれる。

水素とアンモニアは、どちらも燃焼する際にCO2を出さない特徴を持つ。

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2019年07月17日---オーストラリアのLNG、世界2位なのに、国内のガス不足!
2019年07月16日---インドネシア・アラフラ海マセラ鉱区、生産分与契約が2055年まで延長。
2019年07月12日---日本のINPEX、西オーストラリア北西大陸棚の鉱区落札!
2019年07月04日---オーストラリア自由競争委員会、サムスンを提訴!
2019年07月03日---2020年の乾期見据え、ミャンマーのエネ省が100万kW調達。
2019年06月24日---双日と大阪ガス、ベトナムで天然ガス供給の合弁会社を設立。
2019年06月20日---MRCは、河川流域を保護するための措置の優先順位付けを求めた。
2019年06月19日---商船三井、インドガス公社とLNG輸送契約。
2019年06月14日---オーストラリアのクイーンズランド州、生産賦課金引き上げ!
2019年05月21日---NHK、ミャンマーのアヤヤワディ・イルカ保全ドキュメンタリーを撮影。
2019年05月17日---オーストラリアの大手メディアも、鉱山で生き残っていた。
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2019年05月13日---日本のJERA、台湾の中油とモザンビークのLNG共同購入。
2019年02月25日---猫好きの恐怖!女性の肺がん死亡率2.85倍。
2019年02月25日---今、LNGが熱い!
2019年02月01日---カンボジアのクラティで、赤ちゃんイルカ発見!
2019年01月14日---2018年のオーストラリアLNG輸出、23%増で過去最高!
2019年01月11日---フィリピンのエネルギー省、比中連合のLNG基地建設承認。
2019年01月08日---オーストラリア、11月の貿易は、航空機の輸入増で黒字4%減!
2019年01月07日---オーストラリアで石炭の輸出が、鉄鉱石を抜いてトップになった。
2018年12月13日---日本のINPEX、オーストラリアのイクシスLNG権益66%に増加。
2018年12月03日---強気のカタールは、2019年01月にOPEC脱退へ !
2018年11月27日---オーストラリア政府の財政が改善、今年度中にも黒字化!?
2018年11月15日---カンボジアで、LPG需要拡大、安全性確保が課題。
2018年11月14日---健康的な菜食主義者向け、代替肉商品は非常に不健康なものもあった。
2018年11月13日---タイの商船三井が設立50周年。
2018年10月23日---INPEX、日本へLNG出荷開始。
2018年10月22日---草賀駐豪大使、「今後も豪石炭輸入は重要」
2018年10月09日---オーストラリア・クイーンズランの日本向けLNG輸出、110%増!
2018年10月02日---オーストラリアのイクシスLNG、コンデンセートを初出荷。
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2018年09月21日---丸紅の火力発電所の新規開発撤退で、オーストラリア石炭事業混乱。
2018年09月07日---東レ、炭素繊維を2割増産!
2018年07月10日---オーストラリアのガスの輸入は、東部価格をつり上げる。
2018年07月06日---オーストラリアのLNG生産増、原油生産減を補う。
2018年07月06日---イクシスLNGの生産開始が、また遅延か!?
2018年06月25日---商船三井、香港のLNG受入基地への用船契約で基本合意。
2018年05月17日----大阪ガス子会社、台湾のLNG基地コンサル業務受注。
2018年04月23日---カンボジアの絶滅危惧種のカワゴンドウ、「歴史的」な個体数増。
2018年04月10日---揚子江のスナメリは独立種、遺伝子変化で淡水に適応。
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2018年01月18日---オーストラリア産石炭とLNGの対日輸出増で、資源開発促進で連携。
2017年12月18日---中国発改委、天然ガスは生活向け優先!
2017年12月09日---ヨウスコウワニ1万匹、越冬のための「お引越し」
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2017年08月07日---カリフォルニアの高級精肉店に「反肉食」の警告掲示!
2017年05月28日---巨額の損益で、日本が撤退したアザデガン油田、近く入札。
2017年02月27日---福島2号機、内部調査過酷!作業1人5分、数十秒で警報音。
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2017年02月10日---世界の癌死者880万人、世界人口の6人に1人は癌になる。
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2016年05月08日---建設現場を土砂崩れが直撃、7人が負傷し、作業員41人が行方不明。
2016年04月22日---米国ではできないが、イギリスでできること13項目。
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2016年02月18日---バーガーの長所と短所。肉食をやめると起こる5つの事。
2016年01月04日---ついに、ノン・シュガーも最新の発癌性物質!
2015年12月18日----「私は1年間加工されていない食物だけを食べた。』という人が登場した。
2015年12月16日---あなたの生命を救うことができる10の食物。
2015年11月03日---アメリカ人に、それを食うと癌になると言った時に起こるクレージーな事。
2015年10月26日---WHOの「肉と癌」レポートで、知っている必要があること。
2015年06月21日---地球は、6番目の大量の絶滅のふちに立っている。
2014年09月15日---揚子江の古代のチョウザメは「ほぼ消滅。」
2014年08月05日---毎日アスピリンを飲むと、腸癌と胃癌の死を減らす?!
2014年06月03日---ブラジル,アマゾンの淡水「ピンク・イルカ」の殺害をやめる計画。
2014年03月12日---アンジェリーナ・ジョリーはより多くの癌予防手術を受ける。
2014年02月04日---WHOは、「癌」の津波が世界中で起こると警告。
2014年01月03日---中国最大の淡水湖が干上がって、湖底から明代の石橋が現れた。
2013年10月04日---早期の骨肉腫診断を要求。
2013年05月27日---乳癌の予防手術を受けたアンジェリーナ・ジョリーの叔母が乳癌で死去。
2013年05月17日---乳癌のリスクは何か?
2013年05月14日---アンジェリーナ・ジョリーはダブルの乳房切除術をした。
2013年04月17日---40歳代の前立腺癌テスト。
2013年03月19日---砂糖入りの飲料は、毎年18万人の死にリンクしている。
2013年02月28日---WHO、福島で癌の危険増加。
2012年12月05日---インドでは、子宮頸癌のために酢でテストする。
2012年11月05日---トークショーのシャロン・オズボーンは、癌恐れから、2つの乳房切除。
2012年10月14日---中国の科学者は、有史以前に人がパンダを食べたと言った。
2012年09月10日---9/11癌患者の治療に資金提供。
2012年06月19日---ショック!「お茶」を多く飲む人に、前立腺癌の危険性を警告!
2012年03月16日---イギリス癌研究所は、口腔癌が増加していると報告。
2012年02月05日---政府キャンペーンは、アルコールを「あまり」飲みすぎないことを注意!
2011年11月12日---四川・雲南境界に、世界最大級の水力発電機を設置!2012年稼働。
2011年11月11日---繊維質と穀物類は腸癌の危険を減らす!?
2010年07月20日---中国の三峡ダム流域で大洪水!
2010年07月19日---インドの成功で、聖なる川はどう死んだか。
2009年07月13日---世界最大の三峡発電所の発電ユニット26基、完全稼働開始!
2007年11月30日---夜間勤務は、「発ガン性労働」と記述!
2007年04月23日---Wi-Fiと健康問題。
2006年12月14日---揚子江の川イルカ絶滅宣言を発表した。
2005月05月23日---イスラエルの「立て看板」を信じると子供が癌になる!
2000月08月17日---三峡ダム建設集団移民団の第1陣が、上海の崇明県に到着した。
1992月04月03日---「三峡ダム」建設プロジェクトを可決した。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08630/?n_cid=nbpnxt_mled_dmh
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC240W60U3A420C2000000/
https://www.nna.jp/news/2497360
https://www.gatewayhouse.in
https://www.acme.in
https://www.adanipower.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000089117.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000067400.html

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