ヨーロッパ商用車3社が合弁会社を設立。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年12月17日に、トラックでヨーロッパ最大手のボルボ(Volvo/スウェーデン)、ドイツの自動車大手ダイムラーの商用車部門ダイムラー・トラック(Daimler Trucks)、自動車大手VW(VolksWagen/フォルクスワーゲン)の商用車部門トレイトン・グループ(トレイトン SE/Traton SE)は2021年12月16日に、大型長距離電気トラック・バス用の高性能充電網の拡充へ向けて、均等出資の合弁会社を設立すると発表した。
投資額は計€5億と、ヨーロッパの大型トラックの充電インフラ向けとしては過去最大規模。

https://time-az.com/main/detail/75843

設立から5年以内に、ヨーロッパ全域の高速道路や物流拠点など少なくとも1,700カ所に、高性能グリーンエネルギー充電設備を設置・運営する考え。充電ポイントの数は今後、追加出資者や公的資金を得た上で大幅に増やす予定だという。

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本社はオランダのアムステルダムに置く。関係当局の承認を経た上で、2022年に本格始動する計画だという。

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日本や米国は商用車を、HFV(Hydrogen-Fueled Vehicle/Hydrogen-Fuel Vehicle/水素燃料車)を主眼にしているが、ヨーロッパはEVのようだ。

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EU(European Union/欧州連合)は運送会社と運転手に対し、4時間半運転するごとに45分の休憩時間を取ることを義務付けている。3社は充電網拡充により、EV(Electric Vehicle/電気自動車)のフリート運営会社がこうしたニーズに合わせて急速充電と夜間充電を活用できるようになるとしている。

この勝敗は、大きな問題になることだろう。

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