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Salesforceの活用には、まずはオブジェクト構成図を書こう!

Salesforceを活用したい!でもデータの構造がよく分からない…

Salesforceをご活用したい、改修したいと思われている皆様の中には『それぞれのデータってどう繋がっているんだっけ…』とお悩みの方は多いのでは無いでしょうか。
この記事では、Salesforceを活用していくにあたり、一番重要といっても過言ではないオブジェクト構成の必要性についてご説明致します。
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オブジェクト構成図とは何か?

そもそも、オブジェクトとは何を指すかお分かりでしょうか。
一言でお伝えすると、オブジェクト=データの箱です。
代表的なオブジェクトは下記が挙げられます。

  • リード(見込み客)

  • 取引先(企業)

  • 取引先責任者(企業担当者)

  • 商談(発生した案件)

  • ケース(企業からの問い合わせ)

等々…
Salesforceを使いこなすためには、オブジェクト構成図の理解とその描き方が重要です。とはいえ、多くの方はオブジェクト構成図の理解や描き方に苦労しています。その理由は、オブジェクト間の関連性やデータの流れが複雑で、一見するだけでは理解が難しいからです。この記事では、そのような悩みを持つ方々のために、オブジェクト構成図のメリットと、弊社の実践に基づくわかりやすい描き方を紹介します。

メリット

そもそも、オブジェクト構成図をなぜ描くのでしょうか?結論から言うと、構成図を描く主なメリットは2つです。

1, 明確なビジュアル化

オブジェクト構成図を描くことで、Salesforce内のデータ構造や関連性を一目で理解することができます。これにより、どのようにデータが組み合わされているのか、どのオブジェクトがどのように関連しているのかが明確になり、整理された状態でCRMやSFAを社内に導入することができます。

2, コミュニケーションの効率化

図によってイメージが共有されているため、チームや関係者とのコミュニケーションがスムーズになります。また、新しい機能や改善を要求する際、オブジェクト構成図を参照しながら具体的な変更点や影響範囲を明確に示すことで、開発者や関係者が要求内容を正確に理解し、ミスや誤解を避けることができます。

描き方のポイント

では次に具体的なオブジェクト構成図の描き方について、3つのコツを紹介します。

1, 主要なオブジェクトから始める

Salesforceのデータモデルは非常に複雑で、多くのオブジェクトが関連しています。そのため、まずはリードや商談などの主要なオブジェクトから始め、オブジェクト間の主要な関連性を明確にすることが重要です。また、商談がクローズするまでの流れを意識することで、より整理されたオブジェクト構成図が作成できます。

2, 関連性を明示する

マスター詳細関係や参照関係などの関連性やオブジェクト間の方向性を明確に示すことでより視覚的な図を作成できます。必要に応じて1対1なのか1対多なのかの対応関係も図示することで寄り詳細な情報を提供できます。弊社では、左上を親として右下に子を広げることでオブジェクト構成図の視認性を高めています。

3, シンプルに保つ

オブジェクト構成図は、複雑なデータ構造を視覚的に理解しやすくするためのものです。そのため、不要な情報は省略し、必要な情報のみを明確に示すことが重要です。特に様々な事業を行っていたり、複雑なデータモデルを扱う企業様の場合、全ての情報を一つの図に詰め込むのではなく、複数の図に分けることを検討すると良いでしょう。

最後に

オブジェクト構成図を描けるようになると、ビジネスプロセスの可視化が可能になり、より効率的にCRMやSFAの運用を実現できます。
弊社では現場と経営層のハブとなるよう、御社の業務に入らせて頂き、ビジネスプロセスの明確化までご支援させて頂きます。
是非一度、お気軽にご相談下さい!