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「全出勤」の強要

すっかり定着した感のある「テレワーク」ですが・・・

高止まりの都内感染者数に不安を抱きながら、今日もこれから『ほぼ満員の電車』に揺られて出社、という方がいらっしゃると思います。

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ネオマーケティングが、6月8日〜10日に男女1000人にアンケート調査したところ上記のように、非常時:9割超/常時:6割弱がテレワーク希望でした。

しかしながら、大手企業を中心に徐々に「元どおり」「基本的には出社」になってきている様子が聞こえてきました。いまだに勢力を保つ『昭和おじさん』たちが、テレワークの推進を邪魔してるみたいです。

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20代は52.7%が「仕事によるストレスが減った」と回答しており、もうこれからの若者には、テレワークさせてあげないとモチベーション上がらないかもです。

せっかく定着しかけたのに、ここで元に戻しては、いろんな意味で、かなりもったいないと思います。

そこで、テレワークの優位性を数字で示すべく、単純に時間で考えてみました。

これは出社派とテレワーク派の折衷案であり「月の半分だけテレワーク/半分は、ちゃんと出社」の案です。

月の半分は、出社しますけど〜、なにか?

家から会社まで、ドア to ドアで片道1時間の女性の場合。シャワーやメイク他、身支度に1時間かかると仮定。すると会社に出社するために、1日3時間使っている計算。

毎月の営業日を平均20日(週休二日ベース)とし、月の半分だけテレワークにした時に、通勤に使わなくなる時間数は、1ヶ月で30時間。年間にすると

1日3時間×10日×12ヶ月=360時間(年間:360時間)。

大学新卒(22歳)で働きはじめて、60歳まで働くと仮定して、転職や育児休業などによる「離職期間をトータル3年」で見積もり、生涯で合計35年間働くと仮定。

360時間×35年間=12,600時間。

→生涯で12,600時間、他のことに使える!

これが、どのぐらいのインパクトか、わかりやすくするため、会社で働く日数で計算する。1日の労働時間を8時間とする(法定労働時間/残業なし)。

12,600÷8=1,575日。つまり、会社で働く日数で考えると、1500日以上。

→会社で働いている1,575日分、他のことに使える!

さらに、年数に換算する。営業日が20日/月だとすると、年間は240日。

1,575÷240=約6.5年

→6年半もの時間が別のことに使えたら?

と、まあ単純な計算ですが、生涯のうち6年半もの間、会社で働く代わりに、仕事に役立つ勉強や資格の取得、留学などに丸一日時間を使えたら・・・一人ひとりの能力も高まるし、生産性だって上がる。会社の収益向上に貢献する。それに、全部自己研鑽に使わなくてもいい。

からだを休める。趣味を楽しむ。家族との時間を増やす。旅行に出かける。といったプライベートに使っても全然オッケー。

この計算は、あくまで、仕事のために会社に出社することを考えたら・・・なので、前述の自己研鑽系に使うのが、ある意味、筋かもな、と。それにしても6年半は長すぎる、3年、いや、2年でも十分かと。そのぐらい豊富な時間が確保できるということだ。

これがなんと、月の半分テレワークにするだけですよ、社長さん!半分だけで、これだけお得!!社員もHappy、生産性があがって会社も儲かる。社長もHappy!(ジャパネット風を想像ください)

クルマ1台買える値段。

身だしなみにかかる費用も、ザックリ考えた。

洋服や化粧品・アクセサリー・バック・小物など、会社用として35年間ならして、月平均1.5万円=年間18万円使っていたと仮定。出社が半分になることで、そうした出費が70%でよくなったとすると、

35年×18万の30%=1,890,000円が、使わなくていいお金。クルマが買える。

社員のお金も、こんなに節約!どうですか、社長さん!

人生の貴重な時間とお金を、大切にする。

以上を総合すると、テレワークの効能は相当なものかと思いますが、いかがでしょうか、社長さん。月の半分だけテレワークにするだけですよ!

全部テレワークにしろとは言ってませんから。

半分は出社して、対面ミーティングとか、ハンコの押印とか、面談とか、雑談とか、飲み会とか、今までどおりのことも出来ますよ。だから、社長さん、どうですか???





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