digglueの組織設計について
組織づくりについて
はじめまして。株式会社digglueでCOOの中谷と申します。もともと製造業の業務変革のコンサルティングをやってまして、人の暗黙知を可視化したうえで、標準化やシステム化をし、組織の競争力を向上するお手伝いをしていました。
digglueでは、AI・ブロックチェーン導入のコンサルティング業務を中心に、組織設計や広報業務など、なんでもやっています。
digglueはまだまだ小さな組織なのですが、組織づくりは非常に大事にとらえています。なぜなら、ブロックチェーンが普及するのには時間がかかり、これから長い目でコミットしていく必要がある領域であると考えており、将来にわたって共に歩み続けられるチームをつくる必要があるためです。なので、通常は組織規模がもう少し大きくなってから行うビジョン・ミッションや理念の整理を、創業時から繰り返し行ってきました。
digglueのカルチャーについて
詳しくはCEO原のノート (digglueはどこへ向かうか) を読んでいただきたいですが、我々はビジョンの達成のために、”価値を発掘して、経済圏を創る”というミッションを掲げています。
ちなみに余談ですが、社名のdigglueも”digる(掘る)”というところから取っています。
このビジョンを達成するために必要なマインドであったり仕事の仕方、どのような組織設計が必要か、そして自分たちはどうありたいか、どのようなメンバーと一緒に働きたいかといった言語化を行い、以下の3つの言葉をdigglueコアと定義しました。
1.自律駆動 (drive yourself)
2.冒険心 (adventure)
3.実装 (implementation)
これらは、ブロックチェーンという難しい課題に対峙する”心・技・体”ととらえており、我々が仕事に当たる姿勢であり、心構えであり、自分自身を振り返る指針です。この視点は、採用から評価といった人事関連から、事業選択に至るまでdigglueの意思決定の指針となっています。
また、これらは常に育んでいくものと考えており、そういった風土・土壌を”カルチャー”として定義しました。カルチャーは、digglueコアより具体的な行動指針や心の持ち様、とるべき態度といった自分自身を見直すチェックシートのような役割を果たしています。
簡単ではありますが、それぞれの意味合いについて説明したいと思います。
1.自律駆動
自らの興味で、自ら学び、自ら律してチームで仕事をこなす姿勢、習慣
我々は、一人一人がプロフェッショナルであることを課しており、ある程度手助けなく自身の仕事を完結できる”自立”ができる存在だと自負しています。しかし、あえて”自立”という言葉は使いませんでした。それは、ブロックチェーンという領域が”総合格闘技”と言われており、一人の力で立ち向かえるような分野ではないからです。
「If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. 」といいますが、我々も皆で、遠くの大きな価値を作り出す存在となりたいと考えています。
そこで、自分の立てた規範に従って自らのおこないをコントロールする”自律”を求め、お互いに信頼できるような関係性を求めています。
また、常に新しい知見が登場し続けるため、エンジニアだけでなくすべてのメンバーが学び続ける姿勢を持つ必要があります。テクノロジーの導入が目的化してしまうのは問題ですが、そもそもテクノロジーを知らないと課題を発見する”視点”を持てないことになります。テクノロジーが、何ができるものなのか、何に使えるのか、どのような効果が期待できるのかを理解した上で課題解決をしていく必要があります。
2.冒険心
当たり前とされていることに疑問をもち、チャンスととらえて変えていくマインド
我々が大事にしている心の持ち様として、”冒険心”というものを上げました。ちょっと使い古された言葉ですが、ブロックチェーンを普及するのに必要な心持ちに最も合っていると考え、この言葉を選びました。
もう少しだけ分解すると、冒険心とは、当たり前とされているものごとに疑問をもち、本質的な課題に目を向けて、解決することをチャンスととらえて変えていく行動やマインドであると考えています。そしてその過程自体を”楽しめる”かどうか。ここをメンバーには求めていますし、採用の時にも重視しています。
暗闇の中に進むべき道を切り開くこと、ですね。
3.実装
価値ある形にアウトプットするまでやりきろう。作ったもので相手の期待を超えていこう
考えることは大事。ただし構想だけで終わらず、実装しきるところまでやる、というのが我々の仕事の目指す姿です。ブロックチェーンという、言葉ではわかりづらいものを動くシステムとして見せることで、世の中に広げていく一翼を担いたいと考えています。
時間こそが最大の投資であることを自覚し、スピード感をもってモノをつくり、”こんなものつくっちゃったんですけど!”と言いながら、笑って世の中を前に進めていく。
そうやってお客さんの期待を超え続ける存在であることが、僕らを選んでくれる理由になると思って仕事をしています。
最後に
もともと7つほど文章で行動規範を定義していたのですが、最終的に”自律駆動”、”冒険心”、”実装”の3つとしました。
これはシンプルで覚えやすく、常に振り返り、自身と仲間に問うことができるようにするためです。自分たちの在りたい姿に向かって、ミーティングや日報を活用しながら、カルチャーの浸透に努めています。
我々のカルチャーに共感してもらえる人にとっては、非常に働きやすい環境・仲間のいる組織ができてきていると思います。
カルチャーがフィットし、心地よく働ける環境があれば、生産性も間違いなく上がります。現に今いるメンバーも、今が人生の中で最も生産性高く働けていると自覚しながら働いています。
幸いにも面白い仕事の話をいただく機会が増え、組織設計も整ってきたことからようやく仲間を集められるフェーズになってきました。
もし、ブロックチェーンという領域に興味があり、僕らと一緒に働きたい、興味があると思ってもらえるなら、ぜひご連絡ください。
まずはお茶などしましょう!!
▼連絡先
info@digglue.com
https://digglue.com/contact/
COO 中谷 元