マガジンのカバー画像

Dig DAO マガジン

13
Dig DAO (a.k.a. デジタル庁スピンオフweb3研究会DAO)
運営しているクリエイター

記事一覧

マイナンバーカードでお買い物!マイナウォレット実証試験@山古志村レポート

先日10月13日(日)にa42x株式会社協力のもと、新潟県長岡市山古志村"やまこし復興交流館「おらたる」"交流スペースにて、地域住民の方、地域外住民であるデジタル村民の方、総勢30名余の方々と共にマイナンバーカードを使ったお買い物体験会を開催しました! 山古志地域とは新潟県長岡市の山間部に位置する山古志地域は、かつて独立した山古志村として知られていました。2004年の新潟県中越地震で甚大な被害を受け、全村避難を余儀なくされた悲劇的な歴史を持ちながらも、その後の復興の歩みと住

貢献の記録と報酬の分配を簡単に行うツール「Toban -当番-」 Dig DAO YouTube Live 2024.10.04

貢献の記録と報酬の分配を簡単に行うツール「Toban -当番-」(以下、Toban)を開発しています。Tobanはブロックチェーンを活用したオープンソースソフトウェアとして、2024年8月から開発を進めています。企画の始まりはETHTokyo Hackathonでした。 Tobanについてコミュニティ運営における課題 Tobanの開発に至ったきっかけは、コミュニティの運営における気づきでした。オンライン・オフラインに限らず大小様々なコミュニティ活動には、そこに参加している

モノとトークンを循環させて両方の価値を高める実験-Henkaku Community 第2回モノオークション-

まだまだ暑い日の続く9月下旬。東京・恵比寿にあるNFT会員制のCrypto Cafe & BarでHenkaku Discord Community(以下、Henkaku Community)メンバーによるリアルイベント「HENKAKU mono-NFTオークション」(以下、モノオークション)が開催されました。昨年に引き続き2回目となる今回もイベント司会として参加させていただきました!今回はしっかり記録をnoteに残します。 Henkaku Communityとは?Henk

Funding the Commons Tokyoまでの894日

Funding the Commons (FtC) Tokyoが2024年7月24日・25日に開催されました。事前登録で、304名以上の登録があり、登壇者やゲストを含めると目標の300名を超えた参加があり、多くのメディアで取り上げていただいた。今回DeSci Tokyoは、FtC Tokyoの共同開催パートナーとして参加し、イベントの運営(スポンサー集め、支払い、会場等の手配)を担当し、24日を中心にスピーカーの誘致を行った。 7月24日では、小池都知事、BoostVCのD

ETHTokyo Hackathon 2024でFinalist(championing teams)に選出されました! 貢献の記録と報酬の分配ツール「Toban -当番-」

2024年8月23日~25日に開催されたイーサリアム開発者たちが世界中から集う大規模なグローバルハッカソン・カンファレンスイベント「ETHTokyo 2024」にチームで参加し、Main Track(Robust democracy)でFinalistに選出、プラチナ企業スポンサー2社からスポンサー賞をいただきました! 本記事では、最大の成果を得ることのできた3日間にわたるハッカソン参加の記録を当事者目線で書いてみます。 「ETHTokyo」は日本で初めて開催された世界中の

Funding the Commons Tokyo 2024: デジタル公共財が切り拓く、新たな社会への挑戦

デジタル公共財のために多様な参加者が集結先日の記事で期待を寄せていた Funding the Commons Tokyo 2024 が、盛況のうちに終了しました。 デジタル公共財への高い関心を反映し、200人以上の参加者と50名近くの登壇者を集めた大規模なイベントとなりました。 東京都の小池百合子知事の挨拶に始まり、デジタル庁の楠統括官、平将明議員、IPAの平本デジタル基盤センター長などが登壇し、行政側のデジタル公共財への注目度の高さが伺えました。さらに、国際的な注目度

DigDAOマッチングドネーション #1: 結果と今後について

2024/08/09 更新: 公開当時に添付したグラフや集計結果が間違っていました。いくつかの決済はクレジットカード会社によりdeclineされていたので、再計算したものを反映しました。 本実験のきっかけになったEthereumエコシステムでのGitcoinチームの成果、法定通貨を使ってQFを始めた台湾デジタル庁のAudrey, そして協力してくれたDigDAOのRyoma、Hal。原資の資金を寄付をしてくれたDeSci TokyoのHiroに感謝します。 この記事では、

プルラリティーは汎用人工知能(AGI)を凌駕する〜オードリー・タン氏 & グレン・ワイル氏ミートアップ

元台湾デジタル担当大臣であるオードリー・タン氏と、彼女と「プルラリティー(Pulrarity)」という新しい概念における書籍を書いた米国の経済学者グレン・ワイル氏のミートアップに参加させてもらった。Code for Japan代表理事であり一緒にDig DAOを進めている関治之氏に誘ってもらった貴重な機会だ。シンギュラリティーという未来ではなく、私たちには多様な未来が待っている。このシンギュラリティーに意義を唱える概念がプルラリティーなのであるが、私たち市民が一人一人参加しな

【#GleninJapan】イベントレポート: テクノロジーに対する不信感が募る時代に、納得感のためのテクノロジーを考える

Quadratic Voting(クラドラティック・ボーティング)などのメカニズムに関わった、Glen Weyl氏が来日し、1/3に「グレン・ワイル来日トークイベント」を開催しました。 WIRED Japanの編集長である松島倫明氏をモデレーターに迎え、渋谷区役所 グローバル拠点都市推進室 室長の田坂克郎氏、一般社団法人Next Commons Labの林篤志氏を招きました。 近年は「急速なテクノロジーの発展が社会規模のリスクを生み出している・民主主義を破壊している」とい

山古志と私

初めての投稿にあたりご挨拶 私(RYU)にとって初めてのnoteによる投稿です。 2023年2月に初めて山古志を訪問、約一年が経とうとしていますが、すっかり山古志に魅せられ毎月のように訪れています。季節の移り変わりを堪能するとともに、いろいろな行事に参加させていただいています。 そこで、私自身の話はさておき、お話ししたいことがたくさんある山古志地域での私の体験について、ご紹介させていただき、少しでも多くの方に山古志地域への興味を持っていただければと思っております。 (簡単な

ネオ山古志村とわたし〜ネオ山古志村の「くにづくり」〜

はじめにご挨拶 2024年1月20日に初めてnote「山古志と私」を公開させていただきました。たくさんの❤️をいただき、とても励みになりました。この場を借りて御礼申し上げます。まだまだ不慣れなので読みにくいところもあるかと思いますが、ご容赦ください。 ネオ山古志村世話人DAO設立 2024年2月11日、「ネオ山古志村世話人DAO」が設立されました。ここまで来るには長い長い道のりでした。今回は、先の投稿で触れさせていただきました〜ネオ山古志村の「くにづくり」〜について投稿

「天空の里」旧山古志村NishikigoiNFTを訪ねて~DigDAO現地レポート~

デジタル庁 Web3.0 研究会 DAOスピンオフプロジェクトとして有志が集まりDAO事例、Web3関連テクノロジーの研究・調査を行っているDigDAO。 その有志メンバーにて、NishikigoiNFT(通称、山古志DAO)の拠点となっている新潟県長岡市旧山古志村地域に調査に行ってきた。この記事では、山古志村に魅了されたメンバーの所感や気づきの点を現地レポートとして共有する。 なお、NishikigoiNFT 3RD SALEが開始されるとのこと。 まだ、お持ちでない方

Dig DAO (a.k.a. デジタル庁スピンオフweb3研究会DAO) とそのビジョン:私たちの旅と目指す未来

web3 / DAOの思想を社会に適用すると、より働きやすく生きやすいなめらかな社会が作れるのではないか? 新たなるビジョンを抱き、それを実現するために立ち上げた当Dig DAO。起源はデジタル庁 Web3.0 研究会 DAO。そのスピンオフプロジェクトとして有志が集まりDAO事例、Web3関連テクノロジーの研究・調査を行っているが、当Dig DAOの目指すところは、デジタル庁 Web3.0 研究会 DAOで掲げられた以下目的と同じものである。 ■Dig DAOメンバー伊藤