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心技体+脳=

前回は歌う為の判断力「歌唱IQ」を高めようでした。
しかし、いくら知識や技術を身に付けて判断力が上がっても身体がついていかないと良い歌は歌えません。

日本には「心技体」という素晴らしい言葉があります。武道やスポーツに良く用いられる言葉ですね。「心技体」が一体になる事で精神・技術・体格の三要素が組み合わさり、心技体が三位一体となった時に、最高のパフォーマンスを発揮できると言う意味です。
では、歌に置き換えてみたらどうでしょう。

心=メンタル
技=テクニック
体=フィジカル

とぼくは考えます。

メンタル的に言うと「次のサビの高音出ないかも」と消極的になったら出るものも出ません。心が萎縮してしまい不安になると聴いてる人にすぐに伝わります。

テクニック面は腹式呼吸やビブラートなど挙げるときりがないですが、基礎をしっかり積み上げる事でテクニックは身に付くものです。

そして、フィジカルは身体の使い方です。腹式呼吸や姿勢、口の開け方や声の響かせ方などです。筋肉を鍛えるのも一つの方法です。それは呼吸筋と呼ばれます。

最後にプラスしている脳を置き換えてみましょう。

脳=シンキング
ズバリ「思考力」です。歌う為の正しい情報を脳にインプットして歌いたい曲を把握し、素早くアウトプットする事で「歌唱IQ」が上がります。例えば、うろ覚えの曲をカラオケで歌っても上手く歌えるはずがありませんし、機械的に発声練習をやってカラオケで練習したところで、歌が上手くなる事は難しいです。自分の脳で理解し、脳と身体をシンクロさせる事によって上達のスピードは上がります。

正しい知識と技術、身体の使い方に更に思考力が加わる事で発声、歌唱力は劇的に変化します。

エヴァンゲリオンもシンクロ率が上がらないと上手く操縦できませんし、使徒に勝つ事は不可能です。シンクロ率大事です。

話が逸れましたが、相手に自分の歌声をしっかり伝える為に、脳と身体のシンクロを高める事を意識しましょう。

それでは最後に今回のテーマ「心技体+脳=」の公式を完成させてみましょう。ぼくの答えは、、、
『心技体+脳=美しい声』
このぼくの答え「美しい声」の意味は読者の方それぞれ捉え方あって良いと思います。他の答えも考えてみて下さい。個性があって然るべきですし、十人十色って言いますしね。

さぁ、自分自身の「心技体+脳=」の答えを考えてみましょう。

#コラム #歌 #音楽

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