カバー物には模範解答がある。

ありがたい事にまたしても企業様から
カラオケ制作依頼が来たのですが、正直迷っています。
お金を頂いて受ける以上、変な物は絶対に作れないからです。

自分は、ほぼすべて打ち込み、且つ耳コピで作業をしています。
作れるかどうか毎回ネックになるのはどうしてもギターです。
ギターだけは、生っぽさを出すのがダントツで難しい。
なので、ギターメインの曲の依頼が来ると、いつも悩みます。

オリジナル曲とカバー曲の一番の違いは、
カバー物には模範解答があるという事です。

カバーをする上でいつも、その模範解答に近づけるように作業します。
イラストで言うと、トレースです。
逆に、まったく違った自分流のアレンジにする方が
ある意味簡単かもしれません。得意なアレンジでやれば良いので。

しかし、「原曲になるべく近く」と言うのは
模範解答がある以上、原曲が100点です。
僕が今やってる制作は、90点台を狙う様な作業です。

イラストで言う、限りなく写真に近い絵を描く
必要があるのか?みたいな話に似ています(笑)

「君の名は」の新海監督は、ロケハンで写真を撮りまくり、
基本的に背景はトレースするのだけど、少しだけ写真よりも
大げさに光などを足していくらしいです。

僕が今やりたい事も同じ様な感じで、原曲に忠実でアレンジは変えず、
だけど原曲と同じくらい良い出来のものを目指してます。
何でも極めようとすると、道は果てしないです。

Youtube→https://www.youtube.com/channel/UCE9nVagPns3N-L1epHH7AuQ?&ab_channel=DiegoFabregas 主にカラオケ作ってます。