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映画「ファーストラヴ」実は木村佳乃が父親殺したんじゃないか説


※ネタバレ全開なので、映画観た人だけ読んでください


(デザインがあまりにも秀逸すぎるポスター)


映画「ファーストラヴ」観たんですけど、最後にトイレで北川景子が木村佳乃とすれ違うシーン、あの時の木村佳乃マジで疑惑ありすぎじゃないですか?なんですか…あの時うっすら見えた手首の傷痕は…?


環菜(芳根京子)はデッサン教室で受けてた男性達からの視線の恐怖から逃れる為に、手首をナイフで切って血を流す姿を父親(板尾創路)に見せてたんですけど、母親(木村佳乃)にも同じようなナイフの傷痕があったことで、環菜のあの自傷行為は母親からの遺伝なのか、それとも何か他に逃れたい恐怖があったのか…みたいな事を、観終わった後ずっと考えてます。


環菜は作中でも異なった供述や嘘を繰り返して由紀(北川景子)達を振り回していくんですけど、環菜が男性達からの恐怖を植え付けられたデッサン教室での過去や自身の生い立ち、子供の頃のトラウマに触れていく中で、由紀は環菜に「あなたは何も悪くない!だから大人達を守る嘘をつかないで!」と訴えるんですよ。この「大人達を守る嘘」を、環菜は法廷の場でもついていたとしたら…
その「大人」が、母親だったとしたら…


その母親なんですけど、言動がいちいち怪しすぎて勝手に真犯人フラグ立ちまくりなんですよね。

環菜じゃなくて検察側の証人として法廷に立つことも、事件の事や環菜の事について聞いた時に「もう思い出したくない!」って癇癪起こしたことも、父親との関係も、法廷で「デッサン教室の時は毎回家を出ていた」って証言したのに「デッサン教室の生徒達は全員真面目で素行が良いから不貞行為なんてしない」って、家を出てて見てない筈なのに生徒達の事を何故か知ってるバリバリ食い違った証言したりして、もう流石にこいつが犯人だろと思われてもおかしくないんですよね。

更に環菜と由紀との会話の中で、環菜が「母の事は責めないでください。難しい父だったので色々頑張ってたから…」的な事を言うんですけど、これって捉えようによっては母親が父親殺す動機にも十分成立すると思うし、先述した母親の腕の傷、あれがもし父親の恐怖に対する傷痕だとしたら…。



ここまで書いて俺的に事件の真相は


母親が父親を殺して環菜が母親の身代わりになった

だと思ってます。


母親の挙動不審さや食い違う証言や父親との関係を見るに、何らかの形で事件に関わってることは間違い無いし、環菜がこれまで嘘をついてきたのも全て「大人(母)を守る為の嘘」だとしたら、法廷での証言も母を守る為で、自分が父親を殺したように見せかけた嘘だったのではないかと思ってます。

何より母と娘揃って嘘が多いせいで、真実見せられてもそれすらも嘘なのでは…?って捉えることも全般できるし、幾らでも色々な解釈できるの本当ズルすぎる。今作1番の名シーンである法廷での芳根京子の涙の熱演の後、最後にあの木村佳乃を持ってきたの絶対何か意味あるでしょ!流石に色々考察してしまうよ!



個人的に事件に関してはまだまだ謎を感じたまま終わった「ファーストラヴ」ですけど、この事件によって最後は心に傷を抱えた登場人物それぞれが前に向かって一歩を踏み出せたので、サスペンスであり、ある種のヒューマンドラマでもある今作としては、まあハッピーエンドで終われて良かったなって感じです。





「この続きはHuluで独占配信!」

みたいなのが無くて本当に良かった。。(安堵)










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