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「トップガン マーヴェリック」まさにトム・クルーズの生き様そのままのミラクル映画が内容も興行成績も伝説級!

先日、この映画を観てきました。

「トップガン マーヴェリック」

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あらすじ等はこちら

現在本国アメリカのみならず、日本でも大ヒットを記録しているあのトム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた80年代の映画「トップガン」の続編作品。

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前作から35年の月日を経て公開された今作。「大ヒット」と書きましたが、毎週なんとなく無駄にアメリカの映画興行収入をチェックしている者からすると、ただの大ヒットではありません!!凄いんですよ、ほんと!!どれだけすごいか後ほど書いてみますね。

その大ヒット報を受けまして、当初全く気にしてなかった本作が俄然気になりました!日本でも同時公開のような状態だったので、Twitterで観た方の感想をちょっと漁ってみたら、

みんな超大絶賛!!!

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しかもただの絶賛じゃなくて、熱量も凄い!!「え?ハンパないな!」とただならぬ気配を感じて、すぐさま観に行ける日をチェックしました。
息子はまだ小さくて一緒に観れないため、夫と二人で日曜日にどちらが先に観るかじゃんけんで決め、私が見事勝利したため鑑賞することができましたが、


大絶賛も納得!!!

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トム・クルーズはじめキャストも映像もストーリーも奇跡が詰まった信じられないミラクルムービーでした!!!

これは映画館で観たほうが絶対いい映画ですね!
もうたくさん感想があがっているので私が書くまでもないかもですが、「やっぱり私も書きたいー!!」となりましたので、書き始めたらめちゃんこ長くなりました(笑)
よろしければ読んでみてください♪

※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。

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(マッハ10から興奮したわ〜)

この映画、まず始まりのシーンからすでに最高点数をたたき出してまして。

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トム・クルーズが身支度するシーンなんですけど、ここからもう凄いんですよ、何かが(笑)

まず、

トム・クルーズが信じられないほど若い!!!

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ただ若いんじゃなくて、「信じられない」ほど若いんです!!「いくつだっけ?」って感じなんですけど、今59歳だそうです。

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自分が教えることになるトップガンの生徒達となぜかビーチボールをやるシーンがあるんですけど、

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トム・クルーズが20代から30代の若者と交じって一緒にやってるんですけど、体つきとか大差ないんです!!

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これ昔じゃなくて今作のシーンですよ!(笑)

この若さがいわゆる「若作り」って感じじゃなくて、自然なんです。だから凄くて!普通50代後半の人間が若さを保とうとすると多少の無理が発生すると思うんですよ。ボトックス打っちゃったりとか。トム様も一時期そういう時があったと思うんですけど、

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少なくてもこの映画内ではそういった不自然により冷めるというような事は全くなかったです。この完璧ぶり!びっくりしました。
ここのところ、トム・クルーズの映画ってあんまり縁が無かったせいもあり、本当に驚いた点です。まずここで「すげー!」ってなりました。こんな人いる?「人間、こんなこと可能なの?」レベルです(笑)

そして、

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私は「トップガン」公開時は幼少期のため、リアルタイムで観てるわけじゃなくて、今回の続編鑑賞にあたってむかーし観てうっすらと記憶にあった程度の内容をおさらいしたような立場ですが、

「トップガン」っていわゆる「トム・クルーズ」のイメージを作った1作でもあるんだな、と改めて思いました。戦闘機だけじゃなくて

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私、トム・クルーズってやっぱりバイクのイメージも凄くあって、

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「このあたりの基礎的なイメージも作ったのが『トップガン』だったのかな」と改めて思いました。それがそのまま失われてないどころか、当時よりもカッコいいんですよ!!

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こういういわゆる「トップガン」そして「トム・クルーズ」のイメージをアップデートしてきてるんですよね!この時点ですでにすごい。
「ほんとがっかりさせない男だよな~」と上から目線で恐縮ですが(笑)、スタートからすでに感心してしまいました(笑)

そしてこの映画の話の流れや、設定そのものが

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トム・クルーズの映画人生とリンクする!!!

ここが「凄いミラクル生みだしてんな!」と思いました。まさに「マーヴェリック」の生き様や映画の中の出来事がトム・クルーズの映画人生と重なるんですよ!!軽く鳥肌立ちました(笑)

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冒頭にエド・ハリスがめっちゃ贅沢に一瞬出てきてマーヴェリックに異動を命じるんですけど、その時のセリフがまさにトム・クルーズの映画人生を語っているかのようでして。

「将校にも上官もなれたのに、いつまでもこんなところで早さや限界にばかり挑んで。。。」って、もーそれがトム・クルーズそのままじゃんみたいな(笑)

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そんな彼が、特別なミッションのためにアイスマンから頼まれて教える先鋭達との交流。また過去とのトラウマとの闘いみたいなテーマで。

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トム・クルーズってこんなに人気な映画スターなのに、映画スターだからこそ一時期は狙っていたと思われるオスカーなどのいわゆる賞レース的なところからは離れ、興行成績を背負いながらいかに映画で人を楽しませるかを追求して「無茶だろ」ってアクションの数々をこなし、スターとして完璧な仕事ぶりを追求してきた人だと思うんです。
その彼の生き様がそのまま映画になったような錯覚が起きる感じでした。凄く上手い作りで。狙ったのか狙ってないのか。どちらにしてもこれが大成功していると思います!

そしてこの映画、

トム・クルーズ以外のキャストもとても良いんです!

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まず、相手役となったジェニファー・コネリー。彼女もトム・クルーズ並みにナチュラルな若さを保っている魅力的な女優で演技も上手い!凄くいいチョイスだと思いました。

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過去の親友だったグースの息子、ルースターを演じるマイルズ・テラーも演技のうまさはもう知れ渡ってるけど、ここまで大きなMCU系映画のような大作映画もなく、トムと共演するにあたってもいい位置の役者だし、なんといっても

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グース役だったアンソニー・エドワーズ(私はどうしても「ER」のグリーン先生になっちゃうんですけど)と似てる!!これまた選択が上手いと思いました。

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先鋭トップガンの中でもひと際自信家で生意気なハングマンを演じるのはグレン・パウエル。マイルズ・テラーとの対比も良かったですし、「こういう映画に彼みたいなキャラって必要だよな~」と。文句なくかっこよかったし、納得です。

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また、女性パイロットとして優秀かつ一目おかれているフェニックス(モニカ・バルバロ)のような役どころをちゃんと置き、彼女をサポートするような位置にあたるボブ役を演じているのはビル・プルマンの息子(ルイス・プルマン)なんですって!全然気づきませんでした。いい演技でしたよ~。

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中将としてマーヴェリックと対立しながら、最後は彼にミッションを任せるという役どころにはジョン・ハム。これもなんか絶妙で。「マッドメン」以降、映画出演はあるもののここ数年はイマイチいい映画で見かけられていないな、と思っていたら!先に書いたエド・ハリスと同様に「いい役者使ってんな!」と感心しました。

そしてなんといっても!!

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この「アイスマン」ことヴァル・キルマー!!!


彼については昨年だったでしょうか、実は咽頭がんを患って壮絶な闘病生活を送っていることについてドキュメンタリーが公開され、話題になっていたんですよね。私も知った時は非常に驚きました。もう映画の出演はできないのかなと思っていたら!

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ここで実際にスクリーンに登場し、同じく不治の病と闘いながら、マーヴェリックに過去からの呪縛を解き、ミッションを成功されるようにPCを使って説くシーン。ここも現実とリンクしてるんです!もう演技なのかなんなのか分からない感じで、私の最大の泣きポイントでした。


これはもしかしたらトム・クルーズの映画じゃなかったら出てないんじゃないかな。ここまでの完璧主義を貫くトム・クルーズ、ヴァルの出演はトムの出演条件の一つだったそう。きっとヴァルにはひと際注意を払ったんじゃないでしょうか。作品から観て取れます。トム・クルーズの懐の深さを感じますね。

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あと、もう「どうかしてる」としか言いようがない「アクションっていうかもう飛行」のシーンの数々(笑)本当に役者が乗って飛んでるんですよね!!もう書いてて「バカじゃないの!?」ってくらい凄すぎるんですけど(笑)、絶対CGじゃとれないリアルな飛行シーンの描写!!私は三半規管がぶっ壊れているので「絶対映像に酔うだろう」と思ってひるんで2Dで鑑賞しましたが、大丈夫な方はぜひともIMAX鑑賞をオススメします。これはもう映画体験として最高レベルだと思います!

メイキングだけでも本当に凄いので、鑑賞後にでもぜひ。

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戦争物や軍隊系の映画は苦手な私でもこの戦闘シーンはすんなり入れて興奮しました!スリリングで単純にカッコよく。ミッションもそれとなく、あんまり残酷にならないように計算された脚本で。無人機との対決のような感じだったり。でありながらミッションは操縦中とはいえ非常に過酷。私も想像したらすごく苦しくなりそうでした(笑)。「よくこんな設定見つけたな~」と。


この映画はあのジェリー・ブラッカイマー制作。

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「トップガン」の続編の制作をトム・クルーズは断り続けた経緯があったらしいのですが、いざ制作になったらとことんまで追求するその仕事ぶり。メイキングがめちゃくちゃ面白いんで(今までの映画も面白いけど今回は桁違いです(笑))、鑑賞した方はぜひ観ていただくとより楽しめるのではないかと思います。

最後にこの映画の興行収入について。

公開から本国アメリカではマジで桁違いのヒットを記録しています。これがどれだけ凄い数字かというと

こんな感じです。公開初週の予想数字1.3億ドルを見て「アメリカ、コロナ終わった。」と思いました(笑)。アメコミ映画やスターウォーズでもないのに凄い数字です。恐らく劇場に人は戻っているし、「全体的に落ち込んでいた興行収入もこれを機にどんどん戻っていくのではないかな」とすら思わせる数字です。

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日本でも「トム・クルーズをこの作品でオスカーに」という声まであるらしいです。私もこの作品なら文句無しです!!むしろ応援したい!!この役はトム・クルーズにしか演じられません。他の役者ではあらゆる意味で無理です。

そもそもオスカーって

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こういった役者への目線が非常に冷たいんです。ジェニファー・ロペスなんて一生に一度あるかないかぐらいの当たり役だったのにノミネートすらしなかった。。。もちろんオスカーのいい作品や役者を評価する姿勢は信頼できると思うのですが、昨今のいわゆる「興行成績的に人気作品」を取り入れるのが下手すぎる一面を解消したいなら、今こそこの作品でトム・クルーズにオスカーを授けることで、その問題を解消できるかもしれません。それくらいの価値がある作品だと思うし、近年この衝撃は「何以来かな」と思ったら

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「マッドマックス 怒りのデスロード」以来でした。続編なんだけど、前作より力強く、メッセージがあり、アップデートされているという点で似ている気がします。

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本当に奇跡の映画です。私もまたすぐにでも観なおしたいと思っているくらいです!(笑)気になった方はぜひ映画館でご鑑賞をオススメします!!

おまけ

一個だけ気になったのはガガ様の主題歌、あんまり本編でかかってなくてかわいそうだったわ。「danger zone」の方が印象に残ってしまった。。。




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