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「TOMORROW X TOGETHER」祝新アルバム大ヒット記念♪とんでも方向音楽レビュー

先日発表されたBillboard 200のアルバムチャート。

アメリカのアルバム・EPのチャートですが、

なんと

K-POPのグループ、TOMORROW X TOGETHER(以下TXTと略)が初登場5位に登場!

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これは朝起きてチャート見てびっくりしました。

TOMORROW X TOGETHER「The Chaos Chapter: FREEZE」

しかもなんと

イギリスの有名な音楽批評媒体NMEがこのアルバムを上半期ベストに選出!

その人気ぶりに驚きました!!

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というわけで、新譜中心に一度がっつりTXTについて書いてみたいと思います♪

※MOAの皆さん!不勉強な点もあると思いますが、「音楽バカのたわごとだ」と思ってご容赦ください!

そもそもこの新譜の大人気、なんとなく予兆はあって。

BTSの事務所後輩で弟的存在っていうのももちろんありますけど、この一つ前のEP

TOMORROW X TOGETHER「minisode1:Blue Hour」

これがもはや勝手に私内で名盤扱いなんですけど(笑)、TXTってとにかく楽曲がめちゃくちゃ良いグループでそれが「デビューから一定して保たれてるな」って印象で。

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昨年にBTSやEXOからK-POPにハマって、何グループか聴き漁った中ではダントツに聴きやすかったです。K-POPっていうより洋楽ポップやロックを聴いてきた身としては凄く馴染みやすい存在でした。

以前に上に貼ったブログでも書いたんですが、TXTはベースがR&Bやヒップホップじゃなくて、ポップやちょっとロック系、それも少し浮遊感があるようなシャレたメロディがベースにあるような印象で。もちろんそれだけじゃなくて2step系の曲やハウスっぽい編曲もあったり曲中にラップもあるし、幅広くいろんな曲を披露してると思うんですけど、耳に残るというか好きになるのはこういう

ちょっとインディロックやインディポップ、下手したらシューゲイザーにもつながるというような、パワー押しでないいメロディにバンドサウンドが似合うような曲が、メロディも歌もめちゃめちゃ良くて気に入ってて。

「Blue Hour」は先のBillboard HOT200で既に25位になっていましたね。

メンバー全員ダンスも歌も安定して上手いし、なんでもこなすので、私は勝手に

全員出来杉くん

って呼んでたんですけど(笑)。

ただ兄のBTSが音楽的にもキャラ的にも圧倒的オリジナリティ集団に対して、どっちかっていうと統一感っていうか、「五人で一人」みたいなイメージで個人の印象があんまり見えなかったのですが、

今回のアルバムの1stシングル「0X1=LOVESONG」を聴いた時に

わー!もっとロック色あげてきた!

って驚いて!

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それと個人の印象もだいぶわかりやすくなってきて。特に

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このヨンジュンと、

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テヒョンがこの曲はカギかなと思って。

この動画が凄く分かりやすかったんですが、まず全員歌上手い。K-POP独特の押し強めな発声じゃなくて、こういう曲にあった切ない感じの歌い方だし、音もきっちり合ってるし。その上で。

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まず出だしのヨンジュンのメロディから、凄く惹かれて。ヨンジュンって、もともと声量の大きさが半端ない安定感だし、ラップも上手いですね。歌ってラップして、ダンスも見せ方上手いし!自分を見せ方を一番分かってるタイプに見えます。この曲に限らず彼がリードするところは凄く安心して観れる。万能感に溢れてますね!!

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そして、テヒョンはこういう動画観て気づいたんですけど、声割れしてロック味上げてたのは彼だったのか!ロックの歌い方をめちゃめちゃ頑張ってる!高音もいいですよね。Spotifyで初めて聴いた時から「なんか声割れてんのいるな」と思ったら(笑)K-POPでこういう歌い方する人珍しい気がして、応援しちゃうよね〜。

この曲の感想で誰かが「K-POP meets ワンオク」ってTwitterに書いてるの見かけて、「確かに」って思いました。今の若い子が聴いたらワンオクとか、今リバイバルがきてるアヴリルとか、BTSもカバーしてたゴールドプレイとか浮かぶと思うのです。そういう感覚ですよね。

私はもっとオバちゃんなんで(笑)、

とか

とかあたりが浮かぶという。すみません、知らないよね(笑)

この曲については解説がここに書いてあって、

この曲で目指した方向は「1990年代のオルタナティブ、または2000年代のエモ・サウンド」って書いてあって、めちゃ分かりやすかったです。

これは完全にバックがバンドのパフォ。

私は好みで言えば前のEPの「ghorsting」や「wishlist」みたいなもっと今時のインディロックっぽい曲だけど、より「世界に向けて分かりやすくかつ刺さりやすく」っていう方向ならこういう曲も全然アリだし、何より

今まで受け継がれてきた楽曲そのものの良さが全く失われてない

これは新アルバム全曲、それぞれジャンルは違っても凄くバランス良く保たれてるし、全曲サビなどがちゃんと頭に残るし、何よりK-POPってどちらかと言うとロックよりはR&Bやヒップホップが浮かびやすい中で、ロックやインディのセンスを取り入れて楽曲の良さで勝負する感じが「本当にいいな〜」って思いました。

私のTwitterのTLでもTXTのメンバー知らなくても、「曲が良くて聴いてる」っていう人も何人かいました♪

これはもちろんbighit(今はHYBEか)の方針もあると思うけど、デビューから一貫してTXTを総合プロデュースしてる

slow rabbitのプロデュースワークも大きいのでは

と思いました。

(上のブログ記事でも散々その事書いたからここでは書かないけど(笑))

slow rabbitはTXTをデビュー時から音楽方面について全面的にプロデュースしてるPDで、BTSの時から曲を作ってる人ですけど、

昨年、上にリンク貼ったbighit大好きソングの解説用に自分でplaylist作ったんですが、

BTSで言うと、

この曲とかRMのラップですけど編曲が物凄くシャレてて好きなんですよね。

今回の新アルバムでslow rabbitがproduceに名をあげてる曲は「0X1〜」以外にもう一曲、

この曲が共同プロデュースであるんですけど、これも甘いメロディが特徴的だけど、今までのTXTにつながるような淡いポップのミディアムテンポ曲。こういう曲、TXTの曲の中でも好きな系統なので、嬉しかったです。

次のシングルが

「magic」だったんですけど、この曲は「0X1〜」に比べると割と今までのTXTらしくて、ダンスが映えるようなノリのいい曲ですね。この曲では、

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ヒュニンカイが引っ張ってるような印象で。英語曲だし、たぶんこういう王道系ポップが好きで得意なんじゃないかなって思いました。

今回の新譜リリースに合わせて各自のフェイバリットソングのプレイリストをSpotifyにもアップしてるんですけど、

ヒュニンカイのリストが一番分かりやすかったです。

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顔面金メダルのボムギュとほんわかでダンス上手いスビンは、今回のパワー強めな作品ではちょっと出番少ないかもですが、前EPみたいな感じもまたあり得ると思うので、その時はスビンのキレイなファルセットや、ボムギュの「もはや囁きなんじゃないか」っていうような声が主役になる曲ができるかもですよね♪

BTSみたいにソロ曲が出てきたら、またもっと面白い展開があるかもですね!

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早くも次の作品が楽しみです♪

BTSは私を含め、昨年からK-POP好きに限らずいろんな音楽ファンに聴かれる存在になったと思います。

けど曲の傾向からいくと、TXTの方がむしろインディ系が好きな人には聴きやすいと思うし、興味を持った方はぜひ聴いてみてほしいです♪

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おまけ 私のTXT一番推しな曲は変わらずこれ。

おまけ2

このほんと不思議な曲もシングル出しませんか?(笑)





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