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「ストレンジャー・シングス4」このドラマにはミラクルが詰まっていると確信! 傑作シーズンについてとっちらかり気味に語る!

先日にこのドラマの最新シーズンを観終わりました。


「ストレンジャー・シングス」

あらすじなどはこちら

全世界的に大人気のNetflixオリジナルシリーズのドラマ。もう私も本当に大好きで、他にも魅力的な動画配信サービスはあるのですが、やっぱりNetflixから離れられない最大の理由の一つの作品です。

この作品、シーズン1から大人気で、私も1からハマったドラマですが、回を追うごとにどんどん好きになる作品で、今回のシーズン4も

神回多々!!

毎回「なんで⁉なんでこんな面白いの⁉」ってくらいに面白いんですけど、いろいろ要素はたくさんあると思うのですが、結局最終的には

「愛」かな

みたいな「なんちゅー結論だ」って自分でも思うんですけど(笑)、もうこの作品がいろいろ愛に溢れてて、それが「他の技巧を凝らした作品には作れないミラクルを連発してるのかな」と思って。

なので今回のシーズン4を振り返りつつ、どんなところからその結論に至ったのかをちょっと書いてみたいと思います。

※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。

エルとウィルの学校のシーン、結構辛かったな。

①キャラクター愛がハンパ無くて凄すぎる!

このドラマ、本当に本当にキャラクター愛が激烈に強いドラマで、他のドラマの倍どころじゃない(笑)10倍のぐらいの熱量をドラマを観てて感じるんです!

主要キャラはもちろん、シーズン毎に登場する新キャラもそうだし、ちょっとした脇役だと思ってたキャラまで、

絶対にキャラを無駄遣いしない!

これが本当に凄くって!ドラマの展開とか話の進み方が「ほぼ8割ぐらいキャラクター愛で作ってんじゃないか」みたいな(笑)もちろん、面白い理由はそれだけじゃないとは思うのですが、ストレンジャー・シングスだけが作れる空気感はかなりキャラクターによるところが大きいと思います。特にシーズン2くらいからそれがはっきりしてくるというか。

エリカなんて最初こんな大活躍する子になると私は思ってなかった(笑)

この「ドラマのキャラ愛が凄い」ところは別国のドラマですが

この韓国ドラマの「賢い医師生活」でも感じたんですけど、いいドラマってやっぱりキャラクターの魅力が抜群なんですよね~。
「ストレンジャー・シングス」って本当にちょっとでもいいキャラだったら「数シーンだけでそれきり」みたいなことしないで捨てないし、どんなキャラも制作側が愛が溢れちゃって「また出てきた!」とか「え?この人、そんな重要だったっけ?」とかいう事が結構あったりして。だから、

結構シーズンで目立って出てくる新キャラは下手したらレギュラーメンバーより感情移入しちゃう事がこれはもう多々(笑)起きてしまうんです!私は

このシーズン2のボブがもうほんと大好きすぎて、彼の最期のシーンは今思い出しても書いててウルウルするくらいツボ過ぎて泣けるんですけど(笑)、今まで出てきた全キャラで一番ぐらいに好きなキャラで(笑)もはやレギュラーメンバーより好きっていう。演じているショーン・アスティンもこの役でファンになりました。彼の登場でこの作品がさらに深みが出たと思うのです。

この作品、新キャラの扱いが毎回最高で、

シーズン3のロビンはもうレギュラー化は出てきた時から決まってたと思うけど(笑)、でもやっぱり登場からすっごい人気だったですよね~。こういうとこドラマとして凄く上手い。マヤ・ホークってもうこの作品でなくても人気確定みたいな雰囲気のある子だけど、起用は大正解だったと思います。

で、今シーズンは何と言っても

エディ!!!

もう登場から「絶対いいキャラだろ!」って分かりました(笑)だってメタルボーイだもん!先日私もレビューを書いた

「目指せメタルロード」みたいな作品もあって、Netflixはなんかメタル少年に優しいな(笑)偶然だと思いますけど。エディについては後に音楽の事と併せて書きたいと思います。

そしてヴェクナ!!


ヴィランにもヴェクナという新しいキャラを置き、この美青年のジェイミー・キャンベル・バウアーが演じています。彼は映画ファンなら観たことのある顔じゃないかな、と。私も彼の事は知ってました。

彼もこの作品で人気がめっちゃ上がっています!そりゃそうだろ!演技上手いしめっちゃカッコいいし!「ヘンリー・クリール」時代のあの男の子も気持ち悪い感じで上手かったけど。憎々しいヴェクナを特殊メイクでもって演じているのも凄いです!

あとシーズン4でついに!

「パパ」が撃たれて亡くなってしまったんだけど。このラストの別れまでなんか切なくて。敵だけど敵じゃないし、「いやいやあんな施設で虐待みたいなことしといて敵!」ってなり切れない。分かってたけど、やっぱちょっと泣いたもんね。ラスト首輪外すところ。

だから、もしかするとこれからシーズン1から亡くなったキャラがラストのシーズン5では裏側の世界で総出演あるとみた!ボブ〜(笑)

もーすっごいキャラが増えちゃってるので、話を考えるの楽しい反面、凄い大変だと思うし、こんなに愛が深いとエディやパパなんかもそうだけど、殺すに忍びないというか絶対ダファー兄弟は泣きながら脚本書いてたはずだよ!!!(笑)

唯一弱いのは「親」かな〜と。ジョイスやホッパーは除くとして、兄弟間の事は結構面白いのに。ダスティンのママとかめちゃいいキャラだけどな(笑)ラストのシーズン5で巻き返しがあるのか?

あと今回は「今シーズンは抑え気味だな」と思っていた

ウィルとマイクは恐らくシーズン5でたくさんフューチャーされるかな、と思います!特にウィル。ちょっと後のブログにもつながる話になりますが、たぶんこんな影が薄いままで終わるはずがない。シーズン5は原点回帰で当初のキャラがホーキンスに集う形になるのかな~、と勝手に思っているのですがどのキャラがどうなるかめっちゃめちゃに楽しみですね!!!

②音楽の使い方がベタであるほど最高すぎる!

いきなり話それますが、

「ストレンジャー・シングス」ってテーマ曲から最高じゃないですか?私このオープニング大好きなんですよね。みんな好きだと思うけど。どんなに続きが気になってもスキップできないという(笑)

80sは私自身は幼過ぎてあんまり思い入れもない感じなのですが、そんな私でも知ってる曲を使ってくれるし、知らない曲でも凄い使い方が分かりやすくて。
シーズン1からTOTOの「Africa」とかジョナサンのミックステープのジョイ・ディヴィジョンとか、

シーズン2では何と言っても最終話のスノーボールのシーン!!あとでダファー兄弟が「シーズン2の音楽の予算はほとんどスノーボールのシーンに使った」って話してたけど、「Time After Time」とか、極めつけは「Every Breath You Take」使って「まだ解決してなかった。。。(当たり前か)」ってめっちゃ分かりやすく示したり。

シーズン3では私はマドンナの「マテリアル・ガール」のエルとマックスの友情着せ替えシーンが大好きで。あとは

このネバーエンディングストーリーの使い方とかもうね、これは完全に

めちゃベタなんですけど、そこがいいの!!

それがシーズン4ではさらに加速し爆発して奇跡起こしました。それが今さら私が書くまでもないんですけど、vol.1の4話「親愛なるビリー」の回でヴェクナの毒牙から逃れるために使われる

このケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」がなんと今年の音楽ウィークリーチャートで1位になるまでの人気のブチあげてきて、私は配信開始からちょっと遅れて観たので作品内でどう扱われてるか知らない内にどんどんチャートで順位が上がっていって、「いやいや、いくら人気作品だからって、なんか変な使われ方でもしてるのかな」と思ってたら

4話観たら涙腺崩壊しました(泣)これほんと神回です。
音楽をベタに大事に扱ってきたストレンジャー・シングスだからこそ、このシーンですごく感動できるし、なんていうか「裏側の世界」っていろんなことの暗喩というか現実の世界でも「裏側」に行かないよう、救ってくれる大切な命綱なんですよ。それが凄く伝わってきて、マックスがこの音楽をバックに走って逃げてくるシーンは凄く泣けました。世界中泣いたはず!!

そして先に出た最終話の

エディのメタリカですよね~!曲は「Master of Puppets」。もうこれ来て「ストレンジャー・シングスの音楽の使い方が死ぬほど好き」と確信しました(笑)「なんの曲使うのかな」って思ってたんです!この

こんな感じだったので(笑)そしたら!

やっぱりメタリカってすごく愛されているバンドだと思うんですけど、こんな形で使われるとは!分かりやすいし。このシーンがあって

ラストのエディの死にはもう号泣されられました。「えー⁉こんないいキャラ殺しちゃうの⁉」と思ったけど、私はボブで経験済だったのでまだあの時よりは平静を保てましたけど(笑)

ボブが死んだときと同じくらい泣きましたが、ボブ役のショーンが「大解剖」で

「いいドラマでは必ず役が死ぬ。俳優にとって役がいい死に方をするのが一番幸せなんだよ」と。この言葉を慰めにしました。

メタリカのこの曲も当然今チャートで上位に来ています!エディに励まされた視聴者もたくさんいたはずです!

このヒットに対するケイト・ブッシュやメタリカ本人達のリアクションもとても良くって

ほんとこういうこと自体が奇跡(泣)このTシャツどこで売ってますか⁉H&Mとかコラボ早速出してー!!

③役者のケミストリーが凄すぎる

さっきのキャラクター愛のところにもつながるのですが、この作品って結構アドリブというか役者の動きをみていろいろ話を動かしてるところもあるみたいで。クリエイターのダファー兄弟がいるとはいえ、本が先に出版されているというような作品でもないし、大まかな流れを遮断しなければ結構自由に話を引っ張れるんじゃないか、と。これもシーズン2で気づきました。

私は本編と同じくらいにこの「ストレンジャー・シングス大解剖」が大好きなんですけど(笑)、やっぱりこの番組で語られてるのを見てると凄くアドリブが多いみたいで、このシーズン4も

これらは全部アドリブって知って「やっぱりすごいドラマだ!」と思いました。ストーリーそのものは動かなくても、視聴者の心に残る重要なシーンや台詞がアドリブとは!

主要キャラは

まだ幼さが残る10代から演じているし、この役と共に生きてきているという感じがありますよね。そこに、

上の世代がまた青春の恋愛要素やもうちょっと上世代ならではの悩みと安定感を置いて、

大人組がそこに関わってさらに大きなドラマを展開するみたいな。この組み合わせに準キャラや新キャラを入れて、キャラの組み合わせを変えたりしていろんなドラマを産んでいくんですけど、どの組み合わせも本当にいいんですよね~。

今回は大人組の

ホッパーとジョイスにも今までで一番感動しました!!当初は子供達の事ばかり気になってたんですけど、今は同じくらいホッパーとジョイス(とマーレ―)が気になって。特に

ホッパーがロシアでとんでもなくひどい目にあってて。この看守の人もいい役者さんでしたね。(私はGOT脱落者なので全然気づかなかった)

ジョイスがどうやって助けるのか凄く気になってて。マーレーがいい味出してるよな~。空手のシーン良かったよ(笑)

あと個人的に今作は

この組み合わせがお気に入りでした。ジョナサンとアーガイルが最初「なんなのこの二人?」って(笑)重いシーズンだったから息抜き役としてアーガイル好きでした。ジョナサンがこんな陽気に見える回って珍しいんじゃないかな。最初「大丈夫か?この二人」と思ってたけど、後にこのウィルとの

ここも泣きました。兄弟だからこそ分かることってあるんですよね。このシーン、ジョナサンらしいところがあって良かったです。

ダスティンはもー彼自身のキャラがとてもいいから誰と組んでも良いですよね。(笑)

④制作陣がこの作品を愛しすぎてる!

さっきから「ベタ」って言葉をたくさん使ってしまっているのですが、他のドラマがやると直球過ぎたりしてひいちゃったりちょっと駄作になってしまいそうな表現やセリフも、この作品ではミラクルに「最高!」って思えるんですよね~。これって「なんでかな?」って考えたんですけど、技巧的な明確な理由がはっきり見つからなくて。今まで書いてきたキャラクターや音楽の使い方とか全部につながってもう変な話ですけど、

たぶんダファー兄弟はじめ、スタッフのこの作品に対する愛が凄い奇跡を作り出してるんじゃないかな、と。頭で考えて「この曲をヒットさせるためにこう使おう」とか絶対してない気がするんです。今のマーケティング社会ではそういうことも可能かもしれないけど。ダファー兄弟については私と同世代で自分たちが愛してきた映画や音楽やコミック作品にオマージュをささげつつ、先にも書いたけど(笑)もうキャラクター愛や描きたい世界観がどんどん出てきているがゆえに、人気作品でお金も1話の長さが1時間越えは当たり前、8話は1時間半、最終話は2時間22分です(笑)正気ですか?最終話はもはや1本の映画ですよ!こんなことやり切っちゃうのは愛しかないだろ(笑)

というわけで、

これは公式のポスターではないみたいだけど、やっぱそうだよね〜。だって、ウィルが憑りつかれたところからこの話が始まってるし、なんといっても

このウェル役のノア・シュナップが本当に凄い演技力なんですよね!シーズン2の時なんて本当に怖すぎて「ねー!この子どーなってんの!?」ってドラマなのにリアルに心配した(笑)つい、エル役のミリーちゃんやシーズン4ならマックスのセイディに気が行っちゃうんですけど、演技力でいったらダントツにウィル役のノアが上手すぎてヤバいと私は思っています。

このシーンも演技良かったよ〜


もちろんイレブンも、パパの死によりあの施設自体がどうなったのかいろいろと裏が出てくると思います。ウィル→ヴェクナとの対決にもなっていくのかも。あーもう早く観たい!と思っていたら


2024年だってー!!2年後!!

めっちゃ先だよ~(泣)仕方ないけど。まあでもあと2年。「何事もなく無事に生きてシーズン5を観なければ!」と決意を新たにしました。超楽しみです!!!


おまけ

もちろんこのドラマに文句が一つもないわけではなくて、私は結構暴力描写は「うーん、あんまり子供に見せたくないな」とは正直思いました。まあ、これは私が親になったからですかね~。

ホラー描写はいいんじゃないっすかね(笑)


おまけ2

エディ役のジョセフ・クインはギターやったことあった子で本当に良かったよね~。当初はメタル好きの設定もましてやギターできる設定もなかったらしい。鬼か(笑)

ちなみにギターソロを代わりにひいてるのはメタリカのベーシスト、ロバート・トゥルージロの息子、17歳のタイ君だってー!!息子―!!

おまけ3

おまけ4

成長と共にカッコ良さがハンパなくなってしまったマイク役のフィン・ウォルフハード。オタクに見えず、ヘルファイアクラブのTシャツがめっちゃおしゃれに見えるやん(笑)

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