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「二十五、二十一」は昔夢中になった少女漫画を思い出す! 直球青春ストーリーにラスト3話大号泣!

先日、このドラマを観終わりました。

「二十五、二十一」

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あらすじなどはこちら


昨年から放送されてNetflixでもリアルタイムで配信されていた韓国ドラマです。このドラマはスタジオドラゴンのドラマで、韓国ドラマのレーベルとしてはもうおなじみですよね。


このドラマ、先日行われた韓国の大きなエンタメのアワードである百想芸術大賞でも、主演のキム・テリが最優秀主演女優賞を受賞しました。
この時には2話だけ観ていた状態だったのですが、初回と2話で「かなりいいドラマそう!」と思っていました。

で、先日観終わったんですけど、

ラスト3話はもう毎回めっちゃ泣いてました!!(笑)

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久々に「わー泣いたわ~」ってドラマでした。でも、私が泣いた理由はちょっと他の方とは違うかも。その理由を含め、このドラマの感想を書いてみますね。

※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。

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(このシーン、ナイスファッションだな)

このドラマ、私にとっては

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90年代あたりでまさに自分が少女だった時代に読んでいた少女漫画の感覚がすごーくする物語だったんです。

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結構面白い設定だと思ったんですけど、主人公がオリンピックに出るようなフェンシングの選手って設定とかで。普通の子じゃないじゃないし。

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このライバルになるユリムの感じとか、もうまさに少女漫画って感じで。またユリムめっちゃ美人なところとか。後から知ったんですけど、この演じたボナってK-POPのグループの子なんですね!どーりで可愛いと思ったよ!!(笑)

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対するヒドは家庭が早くに父を病気で亡くして、ニュースキャスター(これまたなかなかな設定)の母とは折り合いが悪い。


で、このドラマのもう一人の主人公が

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このイジン。90年代という時代に翻弄されて一家がバラバラになってしまうかわいそうな役で。このイジンを演じるのはそう!

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私は「スタートアップ」がお初だったナム・ジヒョク!私の中ではあのおとぼけドサン!!

でも、こっちが本流なのか、またドサンとは違った魅力でなんかこのドラマ観てて

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「ほんと王子様みたいだな」と思いました。ちょっと主人公達とは年上の大人感でキラキラしてて。

でもこのドラマの肝はやっぱり!

ナ・ヒド!

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ヒドですよね~。この子がまさに少女漫画の主人公って感じで。元気で前向きで一生懸命でちょっとうるさくて(笑)

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演じるキム・テリは33歳!33歳!?私には高校生にしか観えなかったです。


キム・テリといえば

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この(トンデモ)映画、「お嬢さん」が有名だと思うですが、私もこの作品でしか見かけてなかったのですが、観たのが結構前だったので引きずることなく「二十五~」に入っていけました。

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このヒドがもうひたむきで、キラキラしてるんですよね~。今ってこういうタイプの子ってドラマとか漫画の主人公になりづらいタイプのキャラだと思うんです。わざとらしくなっちゃうというというか。そこをキム・テリが凄く上手く演じていたと思います。演技に説得力があるんです。「こういう子、昔主人公になってたよな~」みたいな。


このドラマ、時代設定が90年代で。20年以上前の設定なので、まさに私の青春時代。

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ヒドとイジンの恋愛がメインのドラマだとは思うのですが、私はどちらかというと友情というか、高校生のドラマなので青春ドラマとして結構感情移入して観てしまって。

もちろん恋愛部分も良かったんですけど、このヒドとユリムのドラマが、フェンシング日本代表という特殊な設定ではありながら、最初はめちゃくちゃ憎みあってるみたいなところから、

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この実はネットでつながってたみたいな「これぞ少女漫画!」みたいな(笑)設定が分かってから一転、めちゃくちゃ友情を育みあって、

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そこでユリムが家庭の事情でなんと帰化を選択して(韓国っぽい)、

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ラスト世界大会で決勝で戦うあたりの流れがね~、もうツボっちゃってツボっちゃって。超泣いちゃいまして(笑)

「いや、あなた韓国ドラマだいたい泣いてるでしょ」って思われてると思いますが、そのとおりです。だって凄い良いんですよ~(笑)
フェンシングってあんまりルール分かってなくても泣いたよね(笑)もともとテニス観戦大好きだから、好きなんです、1対1のスポーツの感じが。テニスのこともそのうちブログに書こうっと(笑)


そして、恋愛ドラマの面についても

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正直、「その時、私たちは」をこの作品の前に観てて、あれがまたすごーく丁寧で高度な恋愛ドラマだったため、それに比べるといい塩梅でご都合展開でもあるんですけど(イジンがニュースのフェンシング担当の記者になるとか(笑))。
でも、ラストは物議っていうか感情移入しまくってたら二人は別れを選択するので確かにキツい展開ではあるのですが、

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私はそれがまたこのドラマをいいドラマにしているな~っていうか。そう思えるのはそこまで恋愛ドラマに思い入れがなかったからかもですけど、「人の成長に必要な別れ」としていい描き方だな~、と思いました。
安易にハッピーエンドにならないし、結ばれない展開もアリだよな~、と。私が大人になったからですかね。彼らにはまだ未来があって、未来から振り返るというような描き方だし。


このドラマは大人になって娘がいるヒドの回顧録としての造りで、その設定があるからこそこのラストが活きるような話で。ヒドと母との関係も含めて、ラストも好きでした。でもトラウマになっちゃう人がいるのも分かります(笑)10代、20代のように没入して観ていたらそうだったかも~。40代で良かった(笑)

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キム・テリは主演女優賞候補でしたが、ナム・ジヒョクは主演男優賞候補から漏れ、一部のドラマファンの方から納得できない的な感想も見かけて。
確かに、イジンも凄く良かったんですけど、

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けどやっぱりこのドラマはヒドの物語だったかな、と。特に後半はヒドの視点での展開が多かった気がするし。イジンはちょっと記者の描き方の部分が弱かったかな~と。
911が入ってくるのも時代感は凄く出せてますけど、もうちょっと内面描写も観たかった気もします。

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でもナム・ジヒョクの良さがさらに分かったドラマだったので、「次回作も気にしておきたいな」と思っています。


OPとEDがその時代の古い映像感だったりして手が込んでて。音楽も今っぽくなくて、もうそういうところも好きでした。ほんと「良質な青春ドラマ」って感じですね。

昨年は「カウンターズ」が少年漫画っぽくてこれもまたガン泣きしましたけども(笑)、今度は昔夢中で読んでた少女漫画を引っ張り出して来たくなるようなドラマでした。

韓国ドラマ、観たいのが溜まりすぎてて大渋滞が解消されないのですが(笑)、次観る作品決まっているので、またレビューしたいと思います!

おまけ

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昔も今も青春時代って大事だよね〜


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