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2023年ベストソングまとめ

今年もベストアルバムに加えて、

こちらを選んでみました。

2023年のベストソング


昨年以前のベストソングについてはこちら

ベストアルバムを選ぶのと同じくらい、ベストソング選びも楽しいものです。
今年はいろいろと忙しくてnoteお休みしたりなどもあり、ちょっと音楽に集中できる時間もここ数年に比べたら無かったような感覚もあるのですが、それでも自分なりに音楽を聴いて、それを糧に日々生きてまいりました。

ちなみにいろいろな音楽批評媒体などの2023
年ベストソング選はこちら


今年一番「チョイス最高!」と感じたのはesquire!


というわけで、私のベストソングについて書いていきます♪

YouTubeのプレイリストはこちら


FIFTY FIFTY「Cupid」

まずは今年の上半期ベストアルバムでもさんざん書きましたこの曲。さすがに下半期はそこまで聴いてなかったですが、今年1,2を争うお気に入りの曲となりました!

詳しくはこちらにたくさん書いてますので繰り返さないですが(笑)。
ここにもちらっと書きましたが、結局のところ、FiftyFifty自体はメンバーが3人脱退みたいな形になったようで、4人そろっての姿はもう見れないみたいですね。事務所やらレコード会社やらともめるとね~、ほんとやっかいだよね〜。私のsky ferreiraもなかなか戻ってこないし(涙)。せっかくの良曲と良い声の子がいるグルーブだったので非常にもったいないのですが。
でも、この曲は本当にいい曲なので、名曲を生み出してくれた事に感謝して、私は長く愛していきたいと思います♪

Billie Eilish 「What Was I Made For?」

今年の夏は映画「Barbie」旋風が全世界を席巻したわけですが、私はもちろん映画館に観に行きまして、さんざん笑って帰ってきました!

レビューはこちら

そんな「Barbie」、豪華なサントラもとても話題で先に書いたFifty Fiftyも参加していたのですが(ほんともったいないね)、中でも最高の曲だったのがBillie Eilishのこの曲。
なんでも兄のフィニアスと共に曲が書けなくなるというスランプ状態だったそうなのですが、この「Barbie」の仕事を依頼されて、未完成の映画を観て、一日でできたのがこの曲だそうです。「やっぱりビリーもフィニアスも天才だ」と思わせる、素晴らしいバラード曲に仕上がっています。
サントラ自体が「Barbie」の世界観に合わせるかのような明るめの曲が並ぶ中で、この曲が映画の本質を表していて、ビリー自身がまるでBarbieランドのような音楽業界の中で「そういう役割もきっと持ちながらこれからも作品を作っていくのかな」というような予感までさせるような曲でした。
私はこの曲を聴くと結構涙腺を刺激されがちになってしまうので(笑)、家で聴くことが多かったです。

Noah Kahan,Kacey Musgraves
「She Call Me Back」

ここ数年、アメリカではヒップホップやポップなどの勢いが強く、男性のシンガーソングライターというと、エド・シーランやルイス・キャパルディといったイギリス系の男性が浮かびがちでしたが、ひっさびさにアメリカ内から人気が出てきたのがNoah Kahan。「カハンじゃなくてカーンじゃね?」な気がしますが、もう日本ってそういうところ相変わらずですよね(笑)。
実は個人的にはカーンの声がちょっと苦手系ではあるのですが、素晴らしい曲の書き手でライブも良く、フットワークが軽くていろんなアーティストとも即共演でき、来年のフェスのラインナップではもうトリレベルの位置にくるまでに人気が急上昇している彼。グラミーの新人賞にもノミネートされていて、受賞の確率もかなり高いのではないかと思います。
選んだ曲は私が大好きなKacey Musgravesと共演しています。Kaceyもポップとカントリーを横断するアーティストとして、結構位置が近いのかも。そして、ベストアルバムの方で取り上げたザック・ブライアンとノアはザック名義のEPで共演しています。そしてケイシーはザックとの共演曲が今年大ヒット。下半期ベストアルバムの方でそちらについては詳しく書いていますが、ここらへんのアーティスト同士のつながりが個人的には嬉しくて。ケイシーは最近ゲスト位置での共演が多いのですが、彼女自身の新しいアルバムも首を長ーくして待っています!

ENHYPEN「Bite Me」

毎年お馴染みK-POPの中毒曲は今年は先に書いた「Cupid」だけかな?と思っていたのですが、今年のサマソニ予習をきっかけに、もうそれはそれはどハマった中毒曲がさらにもう1曲爆誕しました(笑)。それがこのENHYPENの「Bite Me」。
00年代のファレルが作ったみたいなクセのあるポップソングで、メロディのないコーラス個所が面白い工夫のある1曲。サマソニのライブでのパフォーマンスもこの曲は突出して好みでした。
この「Bite Me」はThe Weekndの「Starboy」などでお馴染みのCirkutを筆頭になかなか豪華なメンバーが曲を書いています。確かにThe Weekndっぽい後引くような感覚もありますね。ただでさえ、KPOPってだけで大変なる中毒性なのに(笑)。
ENHYPENが11月にリリースした新アルバムは、BTSの曲を手掛けていたPdoggやSlow Rabbit(大大大好き)といった韓国のPDが大きく参加しているみたいで、BTSがKPOPの入口だった私には「あーこれこれ」みたいな感覚の1枚でしたね〜。
酷いことにまだメンバーを覚えきれていないのですが(笑)、私は日本出身のNIKIっていう、メインダンサーみたいなのですが直球でマイケル・ジャクソン好きらしく、日本タイプには珍しく感じられるクール系の存在で、「お!良き」って感じで応援したい!今後も注目していきたいと思います♪

beabadobee,Laufey
「A Night To Remember」

フィリピン系のUKインディロックガールのBeabadoobee(ビーバードゥービー)と、中国とアイスランドをルーツに持つジャズ系のシンガーソングライターLaufey(レイヴェイ)が共演したこの曲は、スローなボサノヴァのような曲で、甘くてビターにも感じられるような絶妙な曲に仕上がっていて、二人どちらともの魅力が感じられて「共演ってこうあるべき」みたいなお手本みたいな形で、曲の世界観に惹きこまれます。
二人ともとても魅力的な声と歌の持ち主なので、二人が併せてメロディを歌うとBeaの愛らしいかすれるような高めの声と、Laufeyの低くてムーディーな声のユニゾンが気持ちよい1曲となっています。
アジア系をルーツに持ちながらそれぞれが違う音楽ジャンルの魅力を持っていて、それをこういう形で聴かせてくれるなんて「嬉しいな」と何回も繰り返して聴いてしまう曲です♪今後二人それぞれの活躍がとても楽しみになりますね!

Nothing But Thieves「Tommorow is Closed」

今年のReading and Leedsフェスで、「え?こんな人気だったの?」とめっちゃびっくりしたバンドがnothing But Thieves。

こんな感じでブログにも書いたのですが、このLeedsで気づいて以来、私はすっかり彼らをインスタで追いかけるようになってしまい、無事に北米・イギリス、アジアツアーをインスタ上ですが見届けました。来年はヨーロッパです(笑)。
今年リリースされたアルバムは「全体的にハマった」という感じではないのでベストアルバムには選ばなかったのですが。っていうか、なんならこの「tomorrow~」もベストソングというか、まだ個人的には「このバンドの魅力を最大限に出しているという曲ではまだないかな~」と思うのですが「今年めっちゃ気になったバンド枠」ということで選んでみました。
いや、もちろんいい曲なんですけどね!!でもボーカルのコナーはじめ(歌超絶上手い)、バンド全体の良さを引き出すピッタリの曲が絶対どこかにある気がしているので、「これから出してきてくれる!」と信じて今後も注目していきたいと思います。コナーはかわいい感じですが、他メンバーが皆カッコよいってところも私的ポイント高く。マネスキンほどではないですが、あの方達はもう規格外だからね(笑)。
nothing but thievesは来年にGreenDayのUKツアーに帯同することが決まっているので、いい刺激を受けて代表曲が生まれてくれることを願っています!

Blondshell「Salad」

ここ数年、アメリカのオルタナティブポップやインディロックの女性アーティストは活気があって「毎年いいアーティストが出てくるな~」と感心しきりの状態ですが、BlondShellは「オルタナティブ」って言葉がぴったりな90年代のグランジを思わせる音楽スタイルが印象的なアメリカの女性。セルフタイトルのアルバムを初めて聴いた時は「わー90s!」と思わず声が出たくらいでした。昔のフィオナ・アップルとかトリ・エイモスとかあたりをパパっと思い出しましたね〜。
中でもこの曲は「Salad」ってタイトルなのに全然サラダっぽくないっていうか(笑)、歌詞も凄い歌詞なんですよね。「私のサラダに毒を入れて」とか「ユダヤ人の少女を殺人鬼にする」とか。でも、なんとも独特な、私にとっては懐かしいような気持にさせてくれる、音楽の衝動的にな何かを思い起こしてくれるような、完成されきっていないような魅力があふれた曲で、シングルリリースされてるかよくわからないのですが、ベストソングとして選んでみました。

KAROL G、shakira「TQG」

Bad Bunnyを中心に洋楽チャートにラテン系の音楽があるのはもう当たり前の感じになってきましたが、今年は私には「カロルGの年だったかな」と思います。ロラパルーザでもトリを務めたり、先に書いた「Barbie」のサントラにも参加したり、ラテングラミー賞ではアルバム賞を受賞したりと大活躍な印象でした。
全然知らなかったのですが、「Xファクター」のスピンオフからのデビューなんですね。ハリー・スタイルズやマネスキンと同じ道だったという。この「TQG」はラテン系アーティストの大先輩、シャキーラとの共演曲でYouTubeではなんと8.7億再生されています。すげーのよ、ラテンの再生回数。
ラテンのジャンルって私はよくわかってないのですが、たぶんレゲトンなのかな?とても覚えやすいサビのメロディでちょっと哀愁があるいい曲で、耳に残る感じですね。ラテンの女性アーティストは本当に健康美がいつも素敵だな~と魅了されながら聴いてました♪

Sam Fender
「Seventeen Going Under」

毎年ベストソングを選んでると、その年にリリースされていない曲が入りがち(笑)。なんならこの曲は2021年リリースなので2年も前の曲なんですけど、今年にこの曲の重要さに気づいてたくさん聴いたので選んでしまいました。
イギリスからのシンガーソングライターのサム・フェンダーの人気ぶりは「どんどん広がってるな」と分かってるつもりでしたが、今年のLeedsフェスではなんと一日目のトリ。「え?もう?」と思って観たライブの配信の様子ではめーっちゃ人気で、昨年観たグラストンベリーの時よりも本人も貫禄がついていて、「えー!すごいな!」と驚いて。
中でもこの「Seventeen Going Under」はライブのラストに歌われてましたが、もう曲全体が大合唱で、「oh-」で歌うメロディ部分は特に声が大きく、メンバーもサム自身もとても嬉しそう。で、この曲が終わってライブ自体も終わりかと思いきや、観客がこの「o-」の部分を歌うのを止めないんですよね!
彼やこの曲自体の人気は知ってたんですけど、このleedsで私自身が思っていたよりももっともっと大きなアンセム曲にこれからなるような気がして、今年個人的にとても印象に残った1曲でした。
サムの次のアルバムが本当に楽しみです!!日本でもライブに呼ばないとほんとヤバいよ!そういうとこまでthe killersみたいになっちゃうー!!(笑)
冗談抜きに「日本に今必要なアーティストって、きっと彼みたいな人だ」と、leedsのこの曲のパフォーマンスを観て改めて思いました。

というわけで、今年のベストソングでした。

来年はどんな曲に出会えるのか楽しみにしています♪

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