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公務員家を買う⑱(火災保険、カーテン、引っ越し業者の選定)

家を買うと決めてから、一年が経過し、いよいよ引き渡しまで1カ月になりました。引き渡しまでは、大きな出来事ではないけれども、決めることを忘れるとダメージの大きい項目が何点かありましたので、記しておきたいと思います。

1 火災保険

住宅は引き渡されてから、自分のものになるので、その後、天災等で家が崩壊してもハウスメーカーは何もできません。せっかく完成した我が家が一週間後に火事で焼けたとなっては笑えません。

そこで、最悪の事態に備えるために、引き渡し日から火災保険に加入することとしました。決心したとはいえ、今までは、賃貸住宅であったため、火災保険は大家さんが加入しているものに入っており、何を基準にどれくらいの規模の保険に入ればいいか分かりません。

ものは試しに、勤務先の団体保険で見積もりを依頼してみると、5年で40万円以上という金額が出てきました。割引もついてこの値段とのことでしたが、「さすがに高すぎないか?」と疑問に思いました。

そのため、「自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本」や「新築戸建と火災保険」の2冊を読んで、何となく火災保険の概要を理解した後に、一括見積のサービス(価格com)を使って数社から、見積もりを出してもらうこととしました。

意識したのは次の3点です。
・高価なものもないため家財保険はかけない。
・ハザードマップを確認した上で、地震保険はつけて、水災は外す。
・5年以上の長期契約として、支払い保険料を減らす。

この条件で、家の面積や耐震・耐火の条件を入れて、見積もりを依頼すると3日ほどで、5~6社の損害保険会社から、見積もりが出てきました。金額の面では、10~20万円の間でどの会社も収まっており、後は社が独自でつけている特約と保険料とのバランスで決めようと思いました。

起きる可能性は低いが、万が一起きたときのダメージが大きいものに対してカバーする保険だと思っており、特約をいっぱいつけるつもりはありませんでしたので、シンプルで分かりやすい提案をしていただいた損害保険会社を選択しました。

保険の候補が決まったので、一括見積請求の際に同封いただいた申込書に必要事項を記入して、郵送すると、3日も経たないうちにコールセンターから電話があり、提出必要書類の確認を行いました。

ここでも、検査済書の提出が必要となるらしく、すべてのタスクが完了とはなりませんでしたが、引き渡しの1カ月前に、おおよその道筋をつけることができました。

2 カーテン工事

キッチンや風呂など、建具の取り付けは終わっているのですが、カーテンは、家が完成間近にならなければ決めることができません。採寸やレール工事は、引き渡し直前に行われます。

ちょうど、1か月になったということもあり、ハウスメーカーからの紹介もあって、カーテン工事のショールームに行くことになりました。内装と外装を決めるとき、ショールームには行ったことがあるのですが、カーテンのショールームは、また違った雰囲気でした。

カーテンの専門であるため、一面にカーテンが飾ってあるのかと思いきや、モデルルームのように、センスのいい部屋の中に、一押しのカーテンをかけて、勧めるというものでした。

多くの種類の色や素材のカーテンをもってきて、「これはどうか、こっちはどうか」という商談になるのかと思っていたので意外でした。

とはいっても放りっぱなしという訳ではなく、担当者がしっかりとついて説明してもらえます。ハウスメーカーからも「予算はこのくらいで、こういったものがいいと思われる。」という希望を事前に把握していたのか、カーテンの選択自体は、非常にスムーズに行きました。

カーテンの種類が乏しいという訳ではなく、遮光の種類やレースの柄、折り方なども千差万別で、その気になって見れば一日中いられような種類はあります。

一方で、我が家はシャッターをつけることを決めていたので、インテリアとしての使い道が主だったこと、子どもが大きくなって、部屋の雰囲気を変えたいと思った時のためのカーテンで、カーテンレールをつけるだけでも最悪良いかもと思っていたくらい、こだわりが大きくありませんでした。

先方もそれを酌んでいただけたようで、シンプルでありながらセンスの良い色合いのカーテンを選んでいただきいただき、あっさりと商談は終わりました。

3 引っ越し業者

火災保険会社とカーテン工事は、想定していた価格よりも相当抑えることができました。具体的に言うと、当初見積もっていた額の半分ほどです。ただ、その浮いた分が、引っ越し業者の選定ですべて飛んでいきました。

引っ越しの選び方自体は、会社の福利厚生から、引っ越しの見積もり請求サービスを依頼し、まずは相見積を取るところからスタートしました。

数日たって、見積書が送られてきましたが、どこも高く、想定の倍ほどの料金でした。理由は春休みの間に引っ越しを行うためです。子どもの小学校等の都合で、どうしても3月から4月にかけての一番引っ越しが行われる時期に、引っ越しを行わざるを得ない状況がありました。

1か月ずらすだけで、半額ほどになるのですが、1カ月の間、引っ越し先から、子どもを送り迎えする余力もなく、この時期に行うしか選択肢はありませんでした。

大体このくらいに引っ越しの予定と決め、見積書に記載のあった電話番号に返すと、どれくらいの荷物を運ぶのか、一度今住んでいる家を訪問して内検したいという依頼がありました。

家族の人数でどれくらいの相場かは大体の目安が出るのですが、家電などが実際どれくらいの大きさか、衣装ケースやタンスの数は、持って行かない家具を事前に聞いておくなどの目的があるようです。

直近の休みの日に、予定を入れてもらい、引っ越し業者の営業担当者が訪れて、家をざっと見てもらいました。通常の4人家族の引っ越しとしては少ないようですが、やはり繁忙期であるため、ちょうどよい大きさのトラックを捕まえるのが難しく、2日がかりになるとのことでした。

引っ越し業者の繁忙期に予定を入れようとすると、どうしても割高となってしまいます。まあ、それは仕方ない早くに引っ越し日を決められただけ良しとしようと考えたうえで、そこから少しでも安くならないか、その場でキャンペーン等を調べてみると、意外とありました。

・現在入居している賃貸住宅のオーナーが提携している業者
・現在契約しているネット回線の会社と提携している業者 など、
意外なところから、10~30%引きとしてくれるキャンペーンもあり、探してみれば意外と減らせるものだと妙に感心しました。

2~3個あった中から、一番割引が高いものを営業担当者に提示し、本体価格(引っ越しの基本料金)から20%ほど、引いていただくことができました。

引っ越しの契約書と、修正された見積書を受け取り、確認して問題がなければ、契約成立です。衣類などを入れる段ボールの持ち込み日の選定や、引っ越しの段取りが書かれたテキストを受け取り、当日までの準備を整えておくことになりました。

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