Deixa Pra Lá (Vinicius de Moraes) - Leila Pinheiro
https://open.spotify.com/album/5mmr5AvHAuIB9Zr7Evc0Cl…
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Leila Pinheiroの新譜がサブスクに解放され、今日は他の作業を放り出してずっと聴いている。これはほぼ全編piano & vocalのみで収録された、本当にシンプルなヴォーカルアルバム。
ブラジル音楽と芸術を併せ持つような、所謂商業音楽の枠を完全に取り払った素晴らしいアルバムである。
概ねブラジル音楽のアルバムを聴くと、全編におカネの臭い、商業音楽の臭いがプンプンするものだけど、このアルバムに関してはそれが全く無く声と一個の楽器の伴奏のみが誠実に詰め込まれている。
ポルトガル語がGoogle翻訳に上手く乗らないのか、殆どの訳が難しく感じられる。だが、声から届く嗚咽のような叫びのような瞬間瞬間を繋げて行くと、けっしてこれらが人の幸せを表現したものではないことが何となく視えて来る。
一種のブラジル的哲学のような、そんな香りもす～っと胸に届いて来るような気がして来る。
ジャズにもシャンソンにも、タンゴやありきたりなカンツォーネにも最近うんざりしていたが、やっと青筋を立てながらガチで攻めて来る音楽に出会ったような気がする。
唯一、録音状況が各々の曲でバラバラで、尚且つ途中で録音自体を放棄してしまったような結末不明のままフェイドアウトしてしまったような楽曲が幾つもあるのが、気になった。
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追記:
そうそう、全編を通じてどこか15年くらい前のSonia Rosaを彷彿とさせるイメージが。
https://music.amazon.co.jp/albums/B08155JNMJ?ref=dm_sh_dc96-90cb-897f-32cf-b55b1
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