音楽評論: Rosalía Performs “Di Mi Nombre”
Rosalía は1993年、スペイン生まれ、27歳のシンガーソングライターです。
「アーバン・フラメンコの歌姫の異名を持ち、地元スペインの伝統音楽であるフラメンコとエレクトロやR&Bなどの現代音楽を融合した音楽性が特徴。」
(from Wikipedia)
この作品『Di Mi Nombre』のLive動画を最初にYouTubeで見つけた時、私は彼女をフラメンコの歌手だと思ったのですが、どうやらそうではなく多種多様な引き出しを持つ表現者のようです。
この作品の歌詞と意味を知りたかったので色々調べていたら、Amebloでこの作品の歌詞を和訳している記事を見つけました。
https://ameblo.jp/carastiffany/entry-12683319930.html
タイトルをざっくり直訳すると「私の名を言いなさい」‥ と言うような意味にも取れますが、合っているでしょうか。。
上のブログには「Sex」と「暴力」の二つの視点を持つ楽曲だと言う但し書きがあり、あえてそれがどちらの視点で歌われたものなのかと言う結論はあえて不鮮明のままになっている辺りが、妙に気になります。
最初にYouTubeで見つけたのがこの記事冒頭の動画だったので、原曲はどうなっているのか調べてみたら想像に反してややジャンキーな編曲が為されていました。
原曲は此方になります。⇩
一度温かなハンバーグを買って一旦冷凍してから、再度加熱したような機械的なアレンジとヴォーカルのエフェクト処理が、本来の曲の良さを意図的に押し潰している感は拭えません。
私の感覚が古いのかもしれませんが、少なくとも自然な音楽には聴こえません。
ですが。。
丁度サビに当たるスキャットの部分は、どこかマサラムーヴィーに出て来るような発声に近く、Rosalíaと言う歌手がスペインの音楽に限らずもしかするとインドの古典音楽の発声等を深く研究したのではないかと感じさせる、ハイブリッド感をこれでもかと言う程醸し出して来ます。
これは今後、彼女の大いなる武器にもなり得るかもしれませんね。
Ali, Ali, Ali, Ali, Ali, Ali, Yali ya
Ali, Ali, Ali, Ali, Ali, Ali, Yali ya........................
ですが如何せん原曲の掘り下げが浅いので、個人的にはこの記事の冒頭のギター & ヴォーカルだけのフラメンコバージョンが私は一番好きでした。
以下に幾つか他のLiveバージョンを見つけたので、貼っておきます。
特に直ぐ下のヴォーカル & コーラスだけの彼女の歌唱は圧巻です🎤
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