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世界は多極化に向かう
イスラエルとパレスチナ(交戦しているのはハマスであり、両者は分けられるべきだが)をめぐる問題で、世界は揺れている。
ウクライナでは、国家同士の正規戦が継続中であり、世界は混沌としている。
私たちはどこへ向かうのか、今の段階で見えているのは、
1 ペドロダラーシステムは崩壊し、世界は経済圏別の3ブロックに分割されつつある
2 米国は、世界の覇権国から、地域大国内し西欧ブロックの大国に移りつつあ
私たちは何を話さなければならないか
以上の議論より、以下のことがわかる
1 現代においては、資金需要が一巡しているので、結局国家がお金を市場に供給している
2 しかしながら、そもそも供給を無制約に増加させることは、物理的法則から行って無理
3 それらが多種多様な問題を引き起こしている
4 他方、それによって人々が暮らし、多くの価値、見過ごされそうな価値がそこにあるのも事実
であるならば、私たちは、これらを解決しなくてはならない。
近代金融システムの問題 ババ抜きどうするの問題
現代金融システムの問題は、最終的にはつまるところ、上記の問題、つまり、ババ抜きどうするの問題に帰着する。
すなわち
1 現行制度では誰かがお金を借りないとお金が供給されないので、誰かが常にお金を借り続ける必要がある
2 しかし、資金需要がそんなにあるわけではないので、結局、借金の押し付け合いになる
現代の金融システム論
現代の金融システムは、複雑怪奇だが、要するにこういう仕組みになっている。
1 基本的に、国家はお金を刷らない。刷ることもできるが、原則として国家はお金を刷らない。
2 民間銀行が、与信行動に伴い、無からお金を借金として発行する。
3 2は、利子と共に返済されることを要し、返済されると消滅する
4 基本的に経済はこの繰り返しなので、民間部門は常に借金をし続けてお金を生み出す必要がある。
5 現代で