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クーラー病になっていませんか??

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

東北はまだ梅雨期間。
ですが、気温はぐんぐん上昇中。
屋外活動の際はもちろんですが、
屋内でも熱中症のリスクはあります。
だから、エアコン、使いますよね。
でも、過度な冷房使用は、
”クーラー病”と呼ばれる、
さまざまな体調不良の原因に。。。。
涼しい部屋の中にいるのに、
”夏バテ”のような状態に。。。

暑さ対策は大切ですが、
それ以上に、体調管理は重要。
クーラー病対策を確認していきます。


全ては自律神経の乱れが引き起こす。

自律神経は体温調節や
発汗などのコントロールをしています。
(ある意味、代謝をコントロールしている。)

夏のようにそもそも外気温が上がると、
人は熱を逃がしやすい体質に変化します。
・毛細血管を広げ放熱しやすくする。
・汗をかいて体温を下げようとする。
などです。

元々こういった機能を備えているのに、
長時間、冷房が効いた屋内にいると、
血管が縮みにくいため
体内の熱が逃げすぎて
体が冷えてしまう。
体が冷えた状態というのは、
血行が停滞気味になりやすい。
また、屋外との激しい温度差のために、
体温調整がおかあしくなっていく。
結果として自律神経の働きを低下させてしまいます。

自律神経の乱れは、肥満の要因にも。

本来、日中は活動しているもの。
交感神経優位になり、活動に必要なエネルギー源となる、
糖質や脂質を分解するアドレナリが分泌される。
(一方、リラックスする夜間は、
 副交感神経が優位に立ちます。)

自律神経のバランスが乱れると、
日中に交感神経が働かなくなり
アドレナリンの分泌量が減ります。
=脂肪を消費することができなくなる。
=徐々に体重が増えていく可能性がある。

「そんなに食べてないのに太ってきている。。。」
なら、ひょっとしたらエアコン使用のために、
自律神経が乱れているのかもしれません。

自律神経を整えて、肥満にも夏バテにも負けない体を作る。

日々の生活環境や習慣で自律神経が乱れないように対策しましょう。

① 過度なエアコン使用を控える。

冷房による自律神経の乱れを防ぐ第一歩は、
 「室内の温度と外気との温度差を
 5度以内にすること」
です。
大まかな目安は、
「エアコンの温度設定を28度」
に設定すること。
”少し暑いな。。。”
と思うかもしれませんが、
自発的に自然な発汗をすることは大切です。
あと、電気代の節約にもなりますしね♪
他にも快適に過ごすために、
・除湿機能の活用。
・サーキュレターで空気を循環
は効果があるとお思います。

※もちろん、その日の気候によります。。。
最近は”猛暑日”なんてこともザラですからね。。。

職場など、自由に冷房の温度設定ができない時は、
・できるだけ冷房の風が直接体に当たらない位置に移動。
・上着、膝掛け、スカーフなどを活用して体温維持。
など、体温調整がしやすい工夫をしましょう。

②規則正しい生活習慣

自律神経は日内変動します。
活動する日中は交感神経優位に。
休養する夜間は副交感神経優位に。

”朝、ちゃんと起きて、日の光を浴びる。”

これだけでも、自律神経はリセットされ、
正しいサイクルで回り始めます。

朝起きるために、夜間の休養は必須。
副交感神経優位にするために、
・夜更かししない
・ブルーライト(スマホ画面)を避ける
など、余計なストレスを排除です。

③適度な運動

軽い運動をすることで、
交感神経優位な状況を作ります。
また体を動かすことで、
自発的に発汗することができます。
汗腺のトレーニングにもなると
思ってもらえれば。。。
自分で体温調整ができるように
体を作り替えていきます。

一方、夜間はリラックスして
副交感神経優位にし
ゆっくり就寝したい。
だから、あまり夜遅い時間の
運動はオススメしません。。。

まとめ

近年、ほんとに気温の高い日が増えてます。
熱中症をはじめとした障害予防のために、
温度管理は大切です。
でも、過度な冷房は、
逆に体調不良や肥満の要因に。。。
冷房は適度な使い方でいきましょう。

大人ももちろんですが、特に子供は要注意。
自律神経のはたらきが
発達しない子供が増えてきているのか
・運動して暑くなっても、汗をかけずに顔が真っ赤になるだけ
・熱中症になりやすい
・たちくらみが起こりやすい
といった子供が増えてきているとききます。

室内温度は冷やしすぎず、
適度に体を動かして、
自発的な発汗を促す。
まずは自分の体の体温調節機能を高める。
そうすれば、自律神経を整っていきます。


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