有酸素運動はダイエットに必要か?

糖質制限とウェイトトレーニングのセット。ほとんどのプライベートジム が提供しているサービスはこれです。やはり、一番、効率的だと思います。そして、結果が出やすい。

「有酸素運動(ジョギングなど)は、しなくてもいいんですか?」

正直、これもお客様からよく聞かれる質問です。結論、個人的にはダイエットや健康維持には有酸素運動は有効で取り組むべきだと考えてます。これに関する僕の考えをお話ししていきます。

有酸素運動をダイエットプログラムに含まないのはなぜ?

皆さんが行う有酸素運動は、ある程度、継続的に行うものでもあるので、正直、運動強度としてはそこまで高くないと思います。従って、消費カロリー的にみた場合にはそこまででもない。よくジムにあるランニングマシンやエアロバイクだと、消費カロリーを表示してくれるもの、ありますよね。もちろん、ペースにもよりますが、30分程度のジョギングなら、せいぜいお茶碗1杯くらいのご飯ではないでしょうか。(200kcal弱くらいのエネルギー量になると思います。)そして、長時間、動くことで終了時に空腹感を感じてしまう。「動いたし、少し食べてもいいかな」みたいな感じで、何か食べてしまうことありませんか? 折角、有酸素運動したのに、結局±0、もしくは+で終わっているかもしれません。だったら、かかる時間のことも考慮するならば、1食あたりご飯1杯分を我慢した方が早いし効率的と言えますよね。

有酸素運動のメリット

でも、もちろん有酸素運動のメリットもあります。まず、動くことで、そのあとの代謝効率が良くなるというデータは示されています。動くことでエネルギー消費する。運動後もエネルギー消費の割合が高いままでしばらくいられる。なんだかんだ消費エネルギーが増えるのは間違いないわけです。

次に、呼吸循環系昨日の向上。動くことで循環効率が良くなる。僕が思う一番の効果は、毛細血管の拡充だと思ってます。体の末端まできちんと血液が行き渡る。冷え性で悩んでる人には、運動強度に関係なく、きちんと一定の運動をすることが一番効果があるのではないでしょうか。酸素の循環が良くなったり、細胞が酸素を血管から引き抜く能力が良くなったり。いわゆる”体力がついて疲れづらい体”になるのも期待できます。

最後に、皮下脂肪が多い方は、なんだかんだ言って有酸素運動が必要かなと個人的には思います。食事制限は内臓脂肪をすぐに減らしてくれますが、皮下脂肪はちょっと時間がかかります。ここで運動をうまく加えると皮下脂肪も減っていく。個人的な感覚ですが、有酸素運動をトレーニングメニューに組み込んだ方が、より効果的だと感じています。

有酸素運動のやり方も昔とは違います。

一昔前は、「1回の有酸素運動は30分以上」なんて言われてましたよね。これは、エネルギー代謝の経路で脂肪を燃料として使い出すのに、少し時間がかかることが理由で言われていたことです。でも、近年の研究だと、1回30分の有酸素運動と、1回10分の有酸素運動を3回行うのとで、大きな差はないという結果も報告されています。これだと、日々の生活にも落とし込みやすいのではないでしょうか?よくある1駅分歩く(田舎でやってはいけません。。。駅間が遠いすぎです。。。)とか、2〜3階分なら階段を使うとかですね。こういうことを組み合わせれば、1日トータルで30分以上の有酸素運動になると思います。

歩数を目安にしたりしましすよね。1日あたり5000歩以上。あれも良い指標だと思います。歩数が多いということは、何かしら活動的な時間が1日の中にある証拠です。

動いた時間、歩いた歩数。どちらでも良いので、ちょっと記録をつけてみることをお勧めします。その日の動いた時間、もしくは、動いた歩数(距離)が一定以上であれば、有酸素運動は自動的に行えていたということです。

まずは、自分と自分の生活の再確認ですね。スタイルを維持されていて、割と日常生活で動いている方は今の習慣で良いのではないでしょうか。体型を変えたいとか、明らかに日々の活動量が不足している方は、ちょっと変えていきましょう。

お仕事などで頻繁に外出するかたは、近所の用件は歩いたり自転車で向かったり。エレベーターやエスカレータは使わないなど。

在宅ワーク中の方は、スケジュールの中に休憩や気分転換を兼ねて10分の散歩などを1日の中に振り分けると良いのではないでしょうか。(運動すると、脳の活動もよくなるみたいな研究もありますよね。)

とにかく動くこと。シンプルにこれが一番です。


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