見出し画像

正しい目標設定のために。統計データを活用しよう!

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

僕はパーソナルトレーニングの他に、
県内の高校スポーツチームに対して、
定期的なトレーニング指導を行っています。

高校スポーツシーズンが本格的に動き出す年度末、
また、新入生が入部する年度初めには、
それぞれ体力測定をしています。
(種目は対象によって限定します。)

体力測定の目的は、当たり前ですが、
・身体能力の初期値の確認/評価
・トレーニング成果の確認/評価

です。

・数値化することで、比較ができる。
・数値化することで、客観的に評価ができる。

数字は数字でしかありません。
比較・評価することで意味を持ち始めるし、
新しい数字設定ができます。

統計データや先行事例を活用しよう!

比較対象の設定が大切です。
僕が真っ先に活用するのはビックデータ。
過去の統計データです。

政府統計は参考にしています。
統計数値を参考に、
あらゆる分野の傾向みたいなものはみれるのでは。

この中に、スポーツ庁が管理している
「体力・運動能力調査」
というものがあります。
世代別・性別の体格や体力測定の平均値が見られます。
無作為に抽出された標本
標本数もそれなりにあるので、
「日本の平均」を見る。
という点では、ある程度信頼できるかなと思います。

次に関連団体が定めるている基準値なども見ます。
例えば、肥満の定義に使用される項目:BMIとか。

スポーツ競技に行くと、先行研究などのデータを参考にします。
大学生アスリートなどが被験者となるケースが多いので、
そこでのパフォーマンスや数値変化です。
僕の保有資格の認定団体は、
National Strength & Conditioning Asociationは、
いろいろ情報発信をしているので、
そこの記事などを参考にします。

最後は、経験則として定義される数値
例えば、
・野球の塁間を4秒で走れるか?
とか、
・バレーボールの最高到達点:330cmにとどくか?
とか。
競技ごとに、”良い”とされる基準値みたいなものがあります。

また、指導者自身の経験から、
この競技でこれくらいできるなら◎。
みたいなものがあります。

僕自身の中にもこの手の設定はあります。
もちろん、他者の判断基準を参考にすることもあります。

実際、経験則の裏付けは弱いです。
でも、結構、的を射ていることもあります
現場の経験則と学術的な裏付けが合致すると強いです。

とにかく評価基準を設定して、自分を客観的に評価しよう!

繰り返しですが、
数字単体は、あくまでも数字です。
それが良いか悪いかは、
比較して、評価して初めて決まります。

比較対象はできるだけ信頼できるものがいいです。
統計データや研究機関の
先行事例は積極的に活用
すべき。
いろんなデータソースは知っておきましょう。

自分の勝手な思い込みはちょっと危険。
特にダイエットだと、
その設定は本当に的確?
と思うことは多々あります。

健康的に自分の身体を変えていく。
計画的に自分のパフォーマンスを変えていく。
そのためにも、数値で評価。
そのためにも、信頼できる比較対象を準備です。


よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。