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GWとおもちゃとテレビ

おもちゃの整理をしている。

きっかけは4歳娘さん。
おじいちゃんやパパと出かけるたびに新しいおもちゃを買ってもらうけれど、三日も経たずに飽きる。
それでも、まだまだ欲しいものがたくさんある、というので、これはまずいと思った。

リカちゃんも、シルバニアも、際限がない。
次から次へと買ってもらって、増え続けるけれど、大好き!な様子も、たくさん遊んでる様子も、大切にしている様子もない。

1歳娘や6歳息子と楽しく遊ぶ、というわけにはいかないので、「わたしがつきっきりで遊んであげないといけないのかな・・・?」と思っていたけど(友だちの家に行くと、友だちママさんと楽しそうにシルバニアで遊んでいる)、それは現実的に難しい。
1歳娘は乱入するし、できれば自分の世界に没頭してほしい。

さらに極めつけは、日曜日の夜。
祖父母宅でアニメを観ていた彼女は、時間だからおしまい、とテレビが消えた瞬間、「やることない!!!」と泣き叫んだ。
眠くて疲れていたとは思うけど、それにしても、これは危機的状況だと確信した。

こどもの持つイマジネーションの力を守らないと!!と強く思った。

市販のおもちゃは、きれいでよく出来ているけれど、遊び方が限定的だ。
売り手が遊びを決定してきて、押し付けがましい。
そこには、こどもがイマジネーションを発揮する余地ほとんど残されていない。

テレビは受動的だ。
何も考えずに流されるまま時間を奪われていく。
間に挟まれるCMも最悪だ。
大して欲しくないものを、さも重要なもののように洗脳してくる。

これは非常にまずい。

そこでまず、目立つところに絵の具を置いてみた。
案の定、こどもたちは絵の具まみれになりながら楽しそうに遊ぶ。

次は折り紙だ。
きれいな紙を並べ、何も言わずにまず私が黙々と折る。
そうすると、こどもたちが集まってきて、やりたい!と言い出す。

GW初日としてはまずまずの出だしだ。

うちにはテレビは無いけれど(息子が壊した)、休日に入り浸っている祖父母宅では、彼らが好きそうなアニメが録画されてあり、無法地帯となっている。
私は末っ子と家であれこれやって、夫と上の子2人で祖父母宅に行っているから仕方ない。
子どもたちの相手はなかなか大変だ。
夫だって、少しくらい休みたいだろう。
でもそれが、エンドレスに流れるアニメでは絶対にダメだ。

そこで、6歳息子と相談して、休み中のテレビ視聴時間の約束を作った。

そして私は、家の全く遊ばれていない市販のおもちゃの片付けに取りかかった。
ばんばん、段ボール箱に入れて物置に置いていく。娘は、きっと無いことにも気づかないだろう。

きれいに並んだおもちゃは見ているのは楽しいけれど、おもちゃはそのためにあるのでは無い。
子どもたちが夢中で遊ぶためにある。
飾っているだけで、さらに、子どもたちの目にも入っていないおもちゃなんて無い方がいい。

less is more.

レッジョエミリアのような、美しいこどものアトリエに憧れる。
もちろん、存分に遊ばないと意味はない。

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