X(Twitter)ではつぶやきましたが、catovis.comのドメインを吹き飛ばしてしまいました……ツールや情報発信など、いろいろなくしてしまいました。 現在、新しいドメイン transheep.biz で情報の再発信を試みています。それにともない、ここの記事も順次移行していこうと思っています。 まずは予告のみ。
前に翻訳の効率を上げるソフトを紹介した際に、Visual Studio Codeを取り上げました。 しかしこのツール、プログラマ向けなところもあって最初はなかなかとっつきにくいところもあるようです。 なので今回は、Visual Studio Code(VSCode)の活用方法について、簡単に紹介したいと思います。なお、VSCodeはマイクロソフト製にも関わらず、MacやLinuxでも使えます。素晴らしいですね!Electron! インストール何はともあれ、インストールをし
翻訳には用語集があることがあります。 専門用語であったり、社内用語であったり、人名であったり…… 10や20個程度なら最初に覚えてしまえば済むのですが、案件によっては数百~数千、場合によっては1万以上の用語が登録されていることもあります。 また、簡単な用語だとしても会社によって用語を使い分けているものもありますし(例えばステークホルダーを”利益相关方”と訳す会社と、“利益相关者”と訳す会社があります)、読みが同じだと誤変換にもつながります(変換と返還など)。 こんなときに
番外編について前回、初めて書いたPythonスクリプトについてちょっと話をしたところで、昔のフォルダを整理していたら、そのころの遺物が発見されました。 初心者&独学だった分、凄いコードがたくさんありましたので、せっかくだからクソコードを晒して供養していきたいと思います。 無限変数t1 = t.replace('\t', '\n')t2 = t1.replace('\r', '\n')t3 = t2.replace('。', '。\n')t4 = t3.replace('!
この記事は引っ越しました。 ひつじの翻訳室
これまでのあらすじ戻ってきましたNote!2年ぶり! VBAで挫折した話から、Pythonに移ったところで、Noteにも挫折するところだった……(本業が忙しかったということでゴメンナサイ) これまでのあらすじ(真)VBAが嫌いになったので、Pythonに浮気した。 Pythonはよく「学習コストが低い」と言われますが、まさしくその通りだと思います。 その理由を考えてみると ・おまじないが少ない(環境変数にPATHを通すくらい?) ・括弧が少ない ・すぐ動く ・型がち
中国語は小~中~高~大学まで、全部ひっくるめて「学生」。 ですが、日本語は ・小学生: 児童 ・中高生: 生徒 ・大学/高専など: 学生 と分かれているのです。 中国語で「学生会长」と書いてあっても、「生徒会長」とイコールではないのです。 思い出してみてください。小学校では「児童会長」と呼んでいたはず。 もちろん意味は伝わりますが、特に学校関係者が見るような文書であれば、 やはりその分野の習慣に合わせた訳語選択が望ましいでしょう。 ”学生会长”が出てくる日本の
日本語の文章で多用される中黒点(・)。 中国語でも表示されることはされるのですが…… 実は微妙に違う文字なのです。 なのでフォントをSimSunやSimHeiにしても、 MS 明朝などで残ってしまいます。 これができていない(知らない)翻訳者が多い! Word等ならまだしも、 Illustratorのような専門のDTPソフトでは 文字化けのリスクが上がります。 正しい中国語の中黒点は、 「全角/半角キー」に割り当てられていることが多いですよ。 『中黒点はきちんと
観光ガイドブックの多言語化をしていると、 翻訳コスト削減のためか、地図は「英語」のみにしてしまうパターンをしばしば見かけます。 ただ、中国語訳について言えば、 同じコスト削減であれば、「日本語のまま」のほうが絶対にいいです。 中国の方にとって、日本の地名はその漢字をそのまま中国語音で読むもの。 「東京」は”Tokyo”ではなく”Dong1 jing1”、 「大阪」は”Osaka”ではなく”Da4 ban3”なのです。 この規模の都市であればまだ分かる人も多いとは思いま
前回までのあらすじ 「マクロってすげー」 今回のあらすじ 「マクロって(T_T)」 マクロ、始めました私も昔はBASICでゲームを作ろうとしたこともある身。 Gotoだらけの処理を書いていたことを覚えています。 用語一括置換マクロに触発されて、マクロ(VBA)の勉強を始めてみたのですが…… なかなか思うように進みませんでした。 まず、世に出ている書籍はほとんどがExcelのもの。 Wordに対してどうこう、という本はほとんどありません。 ExcelからWordの
どうも! 新しいソフトを見つけたら、今のソフトにそれほど不満がなくても ついつい使いたくなってしまうブラック羊です。 Memsourceにはおおむね満足しているけれど、 料金が高いよな~と思っていたら見つけましたよ、無料のクラウドCATツール。 その名もSmartCAT。 https://smartcat.com/ 分かりやすい名前ですね。 UIもきちんと日本語化されています。 利用はどれだけ使っても無料。 どうやらSmartCAT経由で翻訳を依頼した際の手数料で
前回の記事で翻訳会社に入る前に、翻訳支援ツール(Isometry)にちょっと触れたところまで話を進めました。 今回は翻訳会社に入ってから触れたものについて、語っていきたいと思います。 翻訳会社にて悶々時は流れ、翻訳会社に入りました。 ここでは翻訳そのものよりも、コーディネーションとチェックがメインの作業です。 さぁ! 翻訳支援ツールをガンガン使って、ドンドン効率化していくぞ! …… ………… と意気込んだのも束の間。 あまりツールを使う機会はありませんでした。
どうも! ブラック羊です! noteを始めてこの方、ボヤキに近い発信ばかりしていました。 真面目にブログなどを書いていた時と比べて、 吐き出すのってやっぱり楽しいんですよね。 でもこのままだと、中国のお偉い様が言うところの「負能量」が溜まりまくりになってしまうので、 ここらで一つ、自分語りでも入れてみます。 翻訳の始め〜入社までさて、私ブラック羊は、中国語が専門の文系人間です。 大学・大学院あたりから翻訳のアルバイトを始め、 翻訳の「沼」にハマったワケです。 ある時
知り合いの伝手の伝手くらいから、炎上翻訳案件のレビュー(再翻訳)が回ってきました。 こういったこと、たまにあります。 中国語・日本語をメインとして扱っている翻訳会社はそこまで多くないですし、 翻訳会社のコーディネーターで、中国語の文献を読み込める人も少ないですから。 うん。 それはいいんです。 そして案の定、すごい日本語。 全然、言わんとしていることが分からない。 まぁ、それもいいんです。炎上案件ですからね。 ただ…… 元の翻訳者の名前、堂々と一番目立つヘッ
翻訳の仕事では、文字数カウントが最初の基礎になります。 翻訳料金は単価×文字数が通常ですからね。 さて、この文字数ですが 料金に直結する数字なだけに、クライアントとの話題にもよく上ってきます。 「うちでカウントした文字数と違うのだけれど……」 こういうケースで多いのが、数字をすべて削除してからカウントしていること。 数字なんて翻訳の必要がないじゃないか、と思われがちですが意外とそうではありません。 例えば「1990年代」という言葉は、 中国語では「20世紀の90年
ソフトを使う側にいると、イラっとしかしないこの問答。 でもつくる側に回ると、言いたくなる気持ちもわかります。 いやいやいやいや。 請求処理は一度確定したら、管理者権限でDBいじらないと変更できないようにしましょうって、言いましたよね? 前のExcel管理のときはそれで苦労したから、厳格な運用にしようって話でしたよね? 「便利さ」と「安全性」って、結構トレードオフな関係にある気がします。 Q「動きません」A「仕様です」