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毎朝、糧にする言葉たち

朝、目覚めると、まず窓を開ける。夜の邪気を取っ払うためだ。
電気もつけないまま、雨の日など荒天で、どうしようもない時以外は、少しだけでも開ける。それに加えて、今年やり出し事の一つに「文読む月日」を毎日、その日にちに沿って読むことを日課としている。

2015年に買ってるらしく、Amazonの注文履歴は有難いサービスだと思う。
同じ頃にUSJに夢中だったらしく、その頃の年パスをしおりとして挟んでいた。
こんな一つ一つが、自分の過去を振り返る大切なみちしるべになると感じる。
どんな事に興味を持ち、どんな道を辿ってきたか、
占いの答え合わせのような気持ちにもなる。自分を正しく認知するには、月日がかかる。

そして、本は、その時に読むためにあるわけでもない。
その頃は、一気に読むつもりで途中で投げ出したんだろう。
考えてみれば、晩年、トルストイが、集大成として、かず多くの著作や箴言集からさまざまな思想を収録したものを、翻訳者が15ヶ月かけて、日本語にしたものを簡単には理解など出来やしない。私にとっては、今年、読む時が来た。

ネットの口コミを見ると、皆さん、1日の終わりの就寝前に読む方が多いようです。私は朝! 東の窓から見える出勤前の車の流れを見ながら、思いを馳せる。自分に響く言葉に出会った時、しみじみと、また自分を認知する。

もう、3月14日まで過ぎてしまったので、以前、沁みた言葉を少しだけ、抜粋します。これから少しずつ、ここにアウトプットしていこうと思います。
言葉は人生の伴走者。

〜1月21日
古いりんごの木から熟れたりんごの実がりんごの若木のそばに落ちた。
りんごの若木は りんごの実に向かって言った。

「こんにちは。りんごの実さん。あんたも早く腐って、私のように芽を出して木になるといいね。

「このお馬鹿さん 腐りたいならお前が勝手に腐ったらいい」とりんごの実は言った。「私がこんなに真っ赤で美しく身が締まっていて、みずみずしいのがわからないのかね 。私は腐ったりなんかしたくない。楽しく暮らしたいのだよ。」

「 だけど、お前さんのその美しさも、その体もみんなみんないっときの借り衣装ですよ。その中には生命は全然ありませんよ。生命はお前さん、自分で気づいていないけど、お前さんの中にある種子の中にあるんですよ」

「そんな種子なんてものがあるものか、ばかばかしい。」
りんごの実はそう言って、話を止めてしまった。自分の中に霊的生命が宿っていることを意識せず、ただただ動物的生活を送っている人々も、そのリンゴの実のようなものである。

1月30日
〜あなたはどこの生まれですかと問われたとき、ソクラテスは自分は世界の市民だと答えた。彼は自分を世界の住民世界の市民と考えていたのである。
〜キケロの言葉より

3月12日
〜汝がこの世に生まれた時、汝は泣き、周囲の人々は皆微笑んだ。汝がこの世を去る時は、すべての人々が泣き、汝 一人微笑むがよい
〜インドの箴言より

〜過去の行為が、どんなにその人の生き方に怖い影響を及ぼすにしても、人間はやっぱり自分の精神力でその生き方を変えることができる。

トルストイの文読む月日

3月12日の言葉には、元気が出ました! 生き方は変えられるから!




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