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Handshake inductionやarm pull inductionなどに関する雑感

*ただの個人的な雑感です。

催眠誘導の有名な手法として、握手(handshake)を用いるものがあります。
このような誘導法は、そのままhandshake inductionと呼ばれます。
ちゃんと調べていませんが、僕個人は何となくEricksonの催眠やいわゆる「現代催眠」という捉えられ方をされて以降、海外などでは積極的に用いられている誘導法の印象を持っています。

そして、一口にhandshake inductionと言っても、ちょっとした違いや展開の仕方の違いで、かなりのバリエーションがあったりします。
ざっと思い出してみても5, 6個あったりします。

YouTubeでhandshake inductionと検索をかけてもけっこう色々出てきて面白いですよ。

一方で、日本の催眠オフ会とかイベントなどでは、あまり催眠術師と名乗る人がやってるところを見たことが少ないように思います。
理由は僕にはよくわかりません。
(ステージ催眠とか、いわゆる古典催眠とかの技術が日本だとメジャーで、俗言う現代催眠だと言語の方に注意が向きがちだから?あと、純粋に日本はあまり握手の文化がないというのもあるのかも。)

そして、日本でhandshake inductionというと、握手からのarm pull inductionのこと指すことが多い印象です。
Arm pullへの展開やその技法の応用も含めると、その数はさらにもうちょっと増えます。

僕が作ったhand borrowing(手借り)も、実はこのhandshake inductionからの派生技だったりします。
技を考えたコンセプトは、「どういう反応が生じても失敗にしないこと」ですが、その中での具体的な手法やアプローチは、実はhandshake inductionの知識からの影響が大きかったりします。

そして、この記事を書きながら何となく、handshake inductionやarm pull inductionの色々なかけ方や技法を、僕なりに展開や派生をなるべくわかりやすくまとめて、知りうる限りのアプローチを網羅する、みたいなのをやっても面白いのかなって思ってたりします。

個人的には、handshake induction周りの技法って、身体性、言葉のトリック、話の主導権の確保、みたいな大切で面白いエッセンスがたくさん詰まっているので、かなり強力で、学ぶことが多いものだと思ってたりします。
また、一つのかけ方にいろいろな技法を重ねていくこともできて、アレンジもいろいろ考えられて面白いです。

以上、とりとめなくhandshake inductionやarm pull induction関連のことについて、僕の超個人的な思っていることなどを書いてきました。
タイトルにもある通り、まさしく雑感です。
今後、何かできたら嬉しいな、とは思っていて、上でちょっと書いたみたいに少し計画を考え中です。

もし、何か要望などがあれば、メッセージなどをもらえるととても喜びます。
よろしくお願いします。

追記

何となく、いろいろな技法の間の僕なりの関係や派生、展開をまとめてみようかなと思った図の原案もできたので、一応、載せておきます。
(画像にぼかしを入れてるので文字は読めないかもしれませんが。)
こういうことをどこかでまとめてお話できたりしても面白そうだなって思ってます。

Handshake induction, arm pull induction, その派生、関連技法の展開の原案図

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