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手がガタガタ震えてたから笑えた

「つよぽんの手がガタガタ震えてたから笑えた」 いまから18年前、新婚旅行に行った先はインドだった。

インドのニューデリー空港についたのは22時。 空港を一歩出るとけっこう暗くて。 空港の建物から一歩出るとタクシー運転手の人たちに取り囲まれた。 20台くらいは停まっていたかな。 「俺のタクシーに乗れ」「わいのタクシーが安いぞ」 ヒンドゥー語で言ってるから正確な意味は分からなかったけど、たぶんそんなことを言われていたことは想像で補える。

海外一人旅をしたり、ヒッチハイクをした経験もある自分だったが、さすがに怖かった。 妻の手を握り「大丈夫」と伝えた。 でも、内心はドキドキ。 実際僕の手は震えていたわけで、妻は僕の心中を察していたらしい。 冒頭の「手が震えていた」というのは後に妻から聞いた話だ。

結局、一台のタクシーに乗った。 目的のホテルの名前を伝えた。 しかし、タクシーはホテルには向わず、どこだか分からない旅行代理店みたいな雑居ビルに連れていかれ、明日からの観光地ツアーパッケージを買わないか、と勧められた。 「いや、結構です」と何度も断るが、何度も強引に買わされそうになった。 押し問答は30分くらい続いた末、向こうが諦めてくれて、やっとホテルに向かうことになった。

インド旅行はそんな感じでいきなり大変な思いをした。 その後、9日間の旅行は思い出深い出来事がたくさん詰まっていた。 妻はインド旅行の最中、結婚式でウェディングドレスを着て華やかだったのに、「どうしてこんなに大変な思いをしなきゃいけないの?」と泣いていた。

そう。 インドに新婚旅行先を選んだのは僕である。 長渕剛の「ガンジス」という曲の歌詞に触発されて、ガンジス川に行きたくてインドにしたのだ。 そういう意味では、妻には結婚して18年、たくさん我慢してもらってきた。

インド旅行では、お腹を壊したり、ホテルのシャワーのお湯が出なかったり、いろんなことがあったことは、また次回にでも書こうと思う。 って、これ書いて、誰か得するのだろうか。 そんなこと思わないでもないが、そんなこと言っていたら書けない。 しかも、基本的に僕の日常生活で話している内容って「だから何?」と言われてしまうようなどーでもいい話がたくさんである。 だけど、それでもいいじゃん、って開き直っている。

僕らの日常はそんな取るに足らないような出来事の連続で出来ているんだから。 それを肯定していきたいと思うんです。

(2022年1月30日に書いた記事です)


言葉が通じにくい見知らぬ土地では、何でも珍しいし、勝手が違ったりする。特に海外だと、日本の常識とは全く違うことも多い。まして法律も違う。そんな時、不慣れな異性2人旅だなんて。冒険という側面からは楽しいけど、違う側面からは犯罪に巻き込まれるリスクが高くて想像しただけで怖いよ。

生きて帰ってきて良かったよ
インドという国が悪いんじゃなく、日本でも同じような状況ではトラブルが発生しやすいもの。

でもそんな事も振り返れば“貴重な体験”になり、2人の宝物のひとつなんだろうね。きっと人としても何段か階段を登ったんだろうなぁと思うよ。
今回も日常の何気ない出来事を大切にしているからこその記事だよね。

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いつもこの場を訪れていただき、ありがとうございます
見知らぬ土地で怖い思いをしたけど
それが成長に繋がったことってありますか?
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👇人生に迷うことは誰にでもありますよね


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