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極大化する公的サービス機関の成長を食い止めよ。 7月22日 Service Institutions Need a Defined Mission 社会的機関の使命

今日も #ドラッカー365の金言 からビジネスチャンスを得ようと意欲的な皆さん、このNoteへようこそ。

ここには何も無いかもしれませんが、何かあるかもしれません。つまりは、自分次第で、成功のヒントが見つかります。

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今日の #ドラッカー365の金言 textも昨日に引き続き、『 #イノベーションと起業家精神 』14章 公的サービス機関の起業家精神 (1985年版)310~312ページ より


#7月22日  月曜日です。今月も終盤に入ってきました。
残り10日、いい一月にしたいものです。

今日のテーマ:
#Service_Institutions_Need_a_Defined_Mission (サービス機関には明確に定義されたミッションが必要)
#社会的機関の使命

今日の金言:
#最大ではなく最適を目標としなければならない


今日のACTION POINT:
#あなたがかかわりをもつNPOが使命としているものを書き出してください
#それらは実現可能性でしょうか
#それとも具体性のない願望でしょうか
#後者であるならば実現性のある具体的な目標に代えてください

昨日のテキストでもドラッカーが指摘している通り、

公的サービス機関が目指すものは、最適化の努力ではなく、極大化の努力だということである。

306ページより

追加的な経費ばかりかかる組織に成り果ててしまっていて、さらに酷いことに、「ルンペンブルジョワジー」として、今や、公的サービス機関の1つであるNPOの一部は、「強請り」「たかり」の組織と化してしまっています。

彼らのビジネス・モデルはシンプルだ。すなわち、強請(ゆす)りである。非営利世界の道徳専門家は、彼らのサービスにお金を支払う余裕のある公共団体や民間組織の状況を見渡し、なんらかの構造的抑圧に急性的に感染していると診断し、公に治癒と贖罪の道を歩めるように一連のサービスを提供する。

「ザ・ルンペンブルジョワジー」 https://tarafuku10working.hatenablog.com/entry/2022/11/07/045631
より

サンフランシスコのホームレス問題は、年10億ドル以上投じているにもかかわらず、何年経っても解決しません。ルンペンブルジョワジーのせいです。なぜなら、問題解決してしまったら、ルンペンブルジョワジーたちは公金チューチューができなくなるからでしょう。

サンフランシスコはホームレスのために年間10億ドル以上を費やしている。それだけの資金があれば、市はすべてのホームレスを一挙に路上から追い出すことができる。しかし、誰もが知っているように、問題は悪化の一途をたどっている。

パラドックスのように聞こえるが、ほとんどの人にとって大きな謎ではない。私の推測では、平均的なサンフランシスコ市民は、「ホームレス産業複合体」、つまり政府とホームレス自身の間にある非営利団体や支援団体の厚い真皮が、この問題を永続させる役割を果たしていることをよく知っている。

「ザ・ルンペンブルジョワジー」 https://tarafuku10working.hatenablog.com/entry/2022/11/07/045631 より

ある程度の問題解決が図られればよしとして、それ以上の過剰投資は節制しないと、指数関数的に大きくなってしまう。だから、一定のラインで制されるべきであるが、公的サービス機関はそれを是としない。

社会保障費のコストが膨らみ、GDP比25%に迫ろうというのに、そして、負担する勤労層もコストが重すぎると訴えているにも関わらず、医療や介護分野への投資は止まらないし、止めようとする活動すら族議員や行政によって止められると聞きます。

https://www.mhlw.go.jp/content/000973207.pdf より

また、高額所得を得ているフローレンスのような法人へ助成金や補助金を出すことは、どう見ても正当化できないだろう。

 これから20〜30年間、先進諸国において、1つの中心的な経済問題は確実に資本形成の問題となる。(中略)それゆえ我々には、各種の事業活動を非営利として、つまり資本を形成するのではなく、資本を食い潰す事業として行なう余裕などないのである我々は、それらの事業を可能な限り、資本を形成する事業として、つまり、利潤を上げる事業として運営しなければならない。

同書、315ページより

ドラッカーの以下のような公的サービス機関への予言が当たらないことを望みます。

 公的サービス機関は、ちょうど中世の封建領主が、1300年頃にそのあらゆる社会的機能を失った後で辿った道を、つまり他の邪魔をし、食い物にする権限以外何も残されていない役立たず寄生虫の道を、ますます辿るようになろう。独善的となり、ますますその存在根拠を失うこととなろう。
 これは明らかに公的サービス機関の中でも一見して最も強力な機関たる労働組合にすでに起こってきている。

 しかも、それにも関わらず、急激に変化し、新しい挑戦、新しいニーズ、新しい機会の生まれつつある現代社会において、公的サービス機関はますます必要とされているから、顧客への価値創造イノベーションを起こし続けてほしい、とドラッカーは助言しています。

寄生虫になる道は簡単です。しかし、私たちは、険しいものの、顧客が価値を感じられるものを提供する以外に道はありません。今日もやっていきましょう。

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